【日米合同委員会】
「日米地位協定」の実施に関して日米間で必要な協議を行う機関として【新日米
安保条約】が発行した1960年6月23日に設置され、現在2週間に 一回定期的に
ニュー山王ホテル(米軍施設)で開かれている【日米合同委員会】こそが【米国に
よる日本支配】の司令塔である!
そのことは、米国側代表が在日米軍司令部副司令官、代表代理が在日米大使館行
使、在日米軍司令部第五部長、在日米陸軍司令部参謀長、在日米空軍司 令部副
司令官、在日米海軍司令部参謀長、在日米海兵隊基地司令部参謀長の米国大使館
公使以外は全員軍の制服組であるのに対し、日本側の代表は外務 省北米局長、
代表代理が法務省大臣官房長、農林水産省経営局長、防衛省地方協力局、外務省
北米局参事官、財務省大臣官房審議官ですべて霞が関国家 官僚なのである。
もしも本当に「日米地位協定」の実施に関して日米間で必要な協議を対等に行う
機関であるならば、米国側代表は日本側代表のカウンター機関として、 日本側
の外務省に対して米国務省、日本側の農林水産省に対して米農務省、日本側の防
衛省に対して米国防総省、日本側の財務省に対して米財務省の代 表者が出席す
るはずなだ。
米国支配層は1945年から1952年までの間はGHQを使っって敗戦国日本を直接支配
したが、1952年のフランシスコ講和条約で日本を形だけ 独立させて以降現在ま
で、霞が関官僚を支配して日本の政治、経済、金融、社会全体を支配するという
間接支配の形で日本を植民地支配し日本国民の独 立と生命と財産を搾取・略奪
する米国による占領政策は現在も続いているということなのだ。
10月24日に出版されたばかりの矢部宏治著『日本はなぜ、「基地」と「原発」を
止められないのか』には、米国による日本占領の実態が細かく指摘 されています。
この本の1/3が以下のURLで読めますので是非お読みください!
http://www.shueisha-int.co.jp/pdfdata/0236/nihonhanaze.pdf
【関連情報1】
▲日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか
矢部宏治・著
定価 ¥1,200(本体)+税
発売日 2014年10月24日
発行 集英社インターナショナル(発売:集英社)
ISBN 978-4-7976-7289-3
判型 四六判
ページ数 288ページ
ジャンル ノンフィクション
概要
日本の戦後史に隠された「最大の秘密」とは何か?
その謎を解き、進むべき未来を提示する。
●なぜ、日本の首相は絶対に公約を守れないのか?
●なぜ、人類史上最悪の原発事故を起こした日本が、
いままた再稼働に踏みきろうとしているのか?
●なぜイラクから戦後8年で撤退した米軍が、2014年の今、
沖縄で新たな基地を建設し始めているのか?
不思議なことばかり起こる現在の日本。しかし、あきらめてはいけません。
過去の歴史、なかでも敗戦から独立までの6年半の占領期を見直せば、そうした
矛盾を生みだす原因が、あっけないほど簡単に理解できるのです。
秘密を解くカギは、「昭和天皇」「日本国憲法」「国連憲章」の3つ。
さあ、あなたもこの本と一緒に「戦後70年の謎」を解くための旅に出て、日本人
の手に輝ける未来をとりもどしましょう。
大ヒットシリーズ「〈戦後再発見〉双書」の企画&編集総責任者が放つ、「戦後
日本」の真実の歴史。公文書によって次々と明らかになる、驚 くべき日本の歪
んだ現状。精緻な構造分析によって、その原因を探り、解決策を明らかにする!
目次
PART1 沖縄の謎――基地と憲法
PART2 福島の謎――日本はなぜ、原発を止められないのか
PART3 安保村の謎①――昭和天皇と日本国憲法
PART4 安保村の謎②――国連憲章と第2次大戦後の世界
PART5 最後の謎――自発的隷従とその歴史的起源
著者プロフィール
矢部宏治(やべ・こうじ)
1960年、兵庫県生まれ。慶応大学文学部卒業後、(株)博報堂マーケティング部を
経て、1987年より書籍情報社代表。著書に『本土の人間は知 らないが、沖縄の
人はみんな知っていること―沖縄・米軍基地観光ガイド』(書籍情報社)。共著
書に『本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」』 (創元社)。企画編集シ
リーズに「〈知の再発見〉双書(既刊165冊)」「J.M.ロバーツ 世界の歴史
(全10巻)」「〈戦後再発見〉双書(既 刊3冊)」(いずれも創元社刊)。
【関連情報2】
▲ニュー山王ホテルとは?(Wikipediaより)
ニュー山王ホテル(ニューさんのうホテル、New Sanno、ニューサンノー、New
Sanno U.S.Force Center、ニューサンノー米軍センター)は、東京都港区に所在
する、在日米軍の施設である(管理者はアメリカ海軍)。
この施設はホテルの形態をしており、アメリカ軍関係者が東京を訪問した際の宿
泊施設、及び在日米軍のための保養所、社交場として機能している。さ らに、
駐日アメリカ大使館関係者にも開放されている。
日本人は勿論、アメリカ人であっても軍と無関係の民間人は、原則として立ち入
ることは不可能である。施設内で使用される言語は英語、通貨は米ドル とな
る。当施設では他の在日米軍基地と同様、日本人の雇用例もみられる。利用や宿
泊の条件は、アメリカ海軍の規定に拠って厳しく規定されている が、とりわけ
週末には満室となり、宿泊予約が取れないことが多いという。
日米地位協定などについての協議を行う、「日米地位協定各条に関する日米合同
委員会」の会合が開催されることでも知られる。