格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

NHKの大罪<本澤二郎の「日本の風景」

2019-11-26 13:57:22 | 日本の風景


NHKの大罪<本澤二郎の「日本の風景」(3598)
<国粋主義・財閥に公共の電波を譲り渡した売国奴>
 日本に憂国・愛国の士がいればの話だが、桜を見る会に限らない。安倍・自公・日本会議の、活字表現できないような不正・出鱈目・国民愚弄の暴政に、事実上、対抗できない、まさに自由と民主主義が消えてしまった日本の現状に怒り狂うばかりであろう。
 元凶は、世論操作が可能な公共の電波・NHKが、国粋主義者と背後の財閥に乗っ取られてしまったことにある。屈したNHKの罪は計り知れないほど大きい。

<反対行動を起こさなかったNHK職員>
 NHK職員の多くが裏口社員だと承知していても、それでもジャーナリズムを体現する公共の電波との認識と誇りをもって、国民に寄り添う報道に徹してきたとの自負があったはずである。

 それが安倍・日本会議政権に、あっという間に乗っ取られ、それに役員も抵抗しなかった。数万人を擁する労働組合でさえも、徹底した抵抗運動をしなかった、と外部からは見えていた。

 一部のジャーナリストが排除されると、もうNHKは御用電波に衣替えして日本の世論操作の中核を占めている。それが7年も。
 桜を見る会の安倍晋三の違法行為を、国民の7割以上が反対していても、内閣支持率は依然として4割台を維持している。このからくりはNHKの御用報道ゆえである、とあえて強調しておきたい。

<新聞テレビも共犯者>
 こうした無様なNHKを、新聞テレビは傍観する程度の関心を示さなかったことも、日本の言論界の悲劇となった。
 それどころか、財閥の御用新聞首脳が、NHKの解体を推進する役目を担ったことも、重罪であろう。新聞テレビもまた、NHK解体の共犯者であると指摘しておきたい。
 日本新聞協会や日本記者クラブにも問題があった。
 民放の質の悪さには、反吐が出るほどだが、国民はそれに慣れ親しんでしまっている。日本の1億総白痴化は現在進行形なのだ。

 金・カネで動く社会は、品格がなく、貧相で耐えがたい苦痛を、まともな知識人に投げつけている。

<安倍の不正に審議ストップ掛けられない野党も>
 返す返す残念なことは、現在もそうだが、野党の抵抗力の弱さである。アメリカや韓国の民主主義と比較できないほど、それは極端に落ち込んでしまっている。

 国民の怒りを、議会で反映しようとしていない。口の悪い人は「連中は世界一の高給をもらって、もうそれで満足している。国民の幸福実現に体を張れる人材がいない」と嘆いている。

 インターネットの世界でも、堂々と自身の名前で発言する者は米粒ほど小さい。言論の自由を放棄する輩が目立つのも悲しいが、これは野党の体たらくと無関係ではない。
 「違う」と反論する右翼か左翼の御仁は、名前を名乗ってもらいたい。

 憲法が保障する自由と民主主義が崩壊している政府に対して、国権の最高機関である議会野党が、審議ストップで応戦することは、憲法違反ではない。主権者である国民は、公務員を罷免する権利があることを忘れてはなるまい。

 自由と民主主義の崩壊とNHKの大罪は、硬く結びついている!
2019年11月28日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)




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女性虐待ゼロ運動<本澤二郎の「日本の風景」

2019-11-26 11:04:17 | 日本の風景


女性虐待ゼロ運動<本澤二郎の「日本の風景」(3507)
<知事失格下の千葉県と千葉県警の深刻な課題>
 知らなかったが、11月12日から同25日までが、女性虐待防止運動の期間である。入れ墨やくざを、政府主催の「桜を見る会」に招待する国粋主義政権と、知事失格の烙印を押された森田健作の千葉県の対応を、千葉県人はみな心配している。文句なしのやくざ跋扈の千葉県は、房総半島でもある。

 木更津市や君津・富津・袖ヶ浦の各市では、湯船を占拠する入れ墨やくざが、以前から指摘されてきた。悲劇の「木更津レイプ殺人事件」は、そこで発生した。犯人は特定されているが、まだ拘束されてはいない。
 他方、徳洲会医療事故を擁護する千葉県と警察に対して、清和会OBが怒りの糾弾を行っている。これでは女性虐待阻止を貫けるか、一部には「やくざと提携する警察」との懸念の声も聞こえてきている。
 
<どうする!泣き寝入り組ばかりの女性被害者>
 「木更津レイプ殺人事件」の深刻な課題は、被害者が決して警察に駆けこもうとはしないことにある。
 千葉県には「女性サポートセンター」が365日、24時間対応をしていても、ここに連絡できるのは女性に限っている。肝心の被害者は、自ら口にチャックをしているため、周囲の勇気ある男性が事態に気づいて電話しようとしても、係は応対しようとはしない。

 せっかくの公的な制度も宝の持ち腐れである。いい加減な森田健作に右ナラエしている窓口行政と見られている。
 警察は「相談サポートセンター」を設置しているが、時間帯に制限を設けている。平日のみで、それも8時30分から17時15分の間でしか、応対しないのだ。
 やくざや強姦魔のそれは、多かれ少なかれ平日の午前から夕刻前の日中と限らない。むしろ夜の時間帯が少なくない。というわけで、森田県政と千葉県警の取り組みは、被害者に全くといっていいほど寄り添っていない。

 これでは、被害者の泣き寝入りを促進させる効果しかない。入れ墨やくざを抑制するという観点が見えてこない。

<入れ墨やくざを退治する意思があるのか>
 女性の敵は、一般人もいるが、本当に怖いのは入れ墨やくざと相場は決まっている。
 伊藤詩織さんの場合は、TBS山口強姦魔だった。それでも彼女が覆面を脱いで警察に告訴したことは、本人にとってだけでなく、家族にも相応の覚悟が求められたのである。現に、彼女は家族への迷惑を考慮して、現在は海外生活を余儀なくさせられているほどだ。

 「木更津レイプ殺人事件」の捜査の行く方を眺めていると、100%犯罪者と断定できるやくざ暴力団の人権尊重を口実にして、捜査の手抜きをしているように見えてしまうのだが、どうだろうか。

 一般的に警察の暴力団捜査は、事前に情報が流れていて、成功率は低い。ことほどやくざと警察の、闇の情報ルートは太い。この点、千葉県は特にそうした印象を持たれがちである。

 筆者は、マル暴担当の刑事をフィリピンに教育派遣して、抵抗する者は容赦しないという、しっかりとしたやくざ捜査を身につけさせてはどうか、と提案したい。せめて福岡県警のレベルに引き上げる努力が不可欠である。

<議員にまとわりつく暴力団対策はあるのか>
 もう少し昔のことになるが、現在の内閣参与とかいう飯島君が、面白いことを教えてくれた。彼が仕えた小泉純一郎の選挙区は、千葉県の富津市の対岸の神奈川県横須賀市である。
 「選挙になると、地元のやくざがいなくなる。どこへ行ってしまったのか。なんと富津市のハマコー選挙を手伝っていた」と笑えない本当のことを打ち明けられた。

 素人や一般人は気づかないが、入れ墨やくざは、選挙は稼ぎ時で多忙を極める。彼らは平気で違法行為をするし、行動力もある。ビラ張りは、他候補の追随を許さない。

 ある運動員が、予想していた票が出ないと、やくざが出てきて「お前が金を懐に入れてしまったんだろう。全額返せ」となる。

 保守系議員の周囲には、やくざがいっぱいはびこっている。このことに千葉県警はどう対応しているだろうか。おそらくは、何もしていない、やくざ任せではないだろうか。
 善良な県民の懸念材料である。

<暴力団追放県民会議は機能していない!>
 千葉県には、暴力団追放県民会議という立派な名前の組織がある。実態はどうか?何もしていない金食い虫か?どうやら名存実亡である。格好・形だけのものである。
 もっとも、筆者が新聞社の千葉支局長のころ、沼田知事が発足させたもので、各社の支局長は参与か何かになって、やくざ退治に協力したものだが、当時の支局長会は、だれも入れ墨やくざの強姦魔のことを知らなかった。

 嘘みたいな本当の話である。現在も存在しているのであれば、やくざに強姦されているゴマンの女性被害者救済に取り組む責任があろう。

<木更津レイプ殺人事件捜査は進んでいるのか>
 「木更津レイプ殺人事件」は2014年4月のことである。半年前に被害者となった美人栄養士のK・T子さんは、富津生まれのやくざ浜名、二本も指を詰めた50代のチンピラに、夜は性奴隷として水商売、昼は住宅のリフォーム注文など四六時中働かされていた。

 逃げ出そうとするや、連日のドーカツに遭っていた。性奴隷の被害女性に対する「すべてをばらしてやるッ」というドーカツは、殺人に相当する強烈なものだった。K・T子さんは、床に卒倒して意識を失った二日後に、強い心臓が止まった。死因は大動脈りゅう破裂、それも強烈な脅しによる突発性によるものだった。倒れる数時間、浜名のドーカツは彼女の携帯電話で繰り広げられていた。

 いま彼女の瀟洒な住宅の庭は、枯れ草とゴミの山で見る影もない。むろん、戦争未亡人が命がけで働いた金で購入した家と宅地は、やくざに乗っ取られてしまっている、と親類は嘆いている。

 やくざに手も足も出ない市民の悲劇は、哀れをかこっているが、千葉県警は見て見ぬふりをしてやり過ごすつもりなのか。
2019年11月26日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)




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桜を見る会とレイプ文化<本澤二郎の「日本の風景」

2019-11-25 08:32:57 | 日本の風景


桜を見る会とレイプ文化<本澤二郎の「日本の風景」(3505)
<日本の恥部=やくざが跋扈する日本列島>
 標題は謎解きではない。無関心を決め込んできた多くの日本人に、特に魅力的な女性に対して、要注意を強く喚起するしかない!

 政府主催の桜を見る会に「招待者」となったやくざ暴力団から見える日本最大の恥部は、やくざが跋扈する日本列島だ。女性を強姦することが本業ともいえるやくざ社会は、レイプ文化の日本であることを裏付けている。まさに日本の恥そのものであるから、鼻の高い紳士は認めようとしたくないだろうが、間違いなく事実である。2014年前までの筆者の目に見えなかったことだ。安倍・自公・日本会議の国粋主義政権が教えてくれたことであるから、相応に評価したくなる?

<取り締まる最高責任者の国家公安委員長にもやくざ疑惑>
 自民党議員の多くが、多かれ少なかれ、神社本庁・統一教会・創価学会のみならず、やくざも選挙運動にかかわっている。ベテランの自民党本部職員や秘書連も、常識として承知している。

 みな見て見ぬふりをしている。それが桜を見る会に収れんされてか、やくざ暴力団代表が、一般人の「国の功労者」の代表として、新宿御苑に集ったわけだ。安倍後援会の前夜祭名簿を開くと、そこにも登場している、との疑惑を呼んでいる。

 先の内閣人事では、警察を監督する立場の国家公安委員長にやくざ疑惑が浮上して、ネットにも記録されている。出身の福岡というと、千葉・神奈川・愛知と並んで、やくざ大県として有名だ。清和会OBが教えてくれた、悲しい日本の秘部である。

 国家公安委員長に限らない。叩けば埃が出てくる自民党議員ばかりだ。公明党創価学会はどうなのか?

<入れ墨やくざ=覚せい剤=強姦=性奴隷=木更津レイプ殺人事件>
 やくざと入れ墨は不可分な関係だ。相手を威圧する手口である。暴力・脅しを効果的に行うために入れ墨は、やくざの武器の一つなのだ。

 フィリピンの監獄は、この入れ墨やくざで膨れ上がっている。反対に、多くの女性は歓喜して、大統領のドゥテルテを支持している。反社会的勢力の側は、あの手この手で国際的人権団体に救済運動を繰り広げて、入れ墨やくざ保護運動を展開している。

 日本でも行われたらしく、昨日のネットで確認することができた。ということは、フィリピンのやくざは、政府の取り締まりに悲鳴を上げているということなのだ。 
 覚せい剤は、元巨人軍選手の清原事件で確認できたことだが、性行為に使用するものである。筆者も驚いたが、多くの女性は知らない。性行為に麻薬を使用するやくざは、文字通り強姦用である。

 その場面を撮影して、女性の人権・生活を奪いつくすのである。具体的には、性奴隷として歓楽街に落とし込んで、性ビジネスを強い、やくざは大金を稼ぐ。
 木更津レイプ殺人事件は、まさにその典型であった。徹底した取材で判明したものである。レイプ文化の日本は、間違いなく事実なのだ。
 その主体である入れ墨やくざが、政治・政府の、事実上の保護を受けている?これほど恐ろしい社会はないだろう。
 やくざを撲滅することが、日本政治の喫緊の課題であることが理解できるだろう。声を上げよ、である。

<女性の安全が保障されていない日本>
 先日、君津市の「君津の森」というところで風呂に入ってみた。そこでは、しっかりとした文字で「入れ墨NO」の看板があった。3か所で目撃した。ところが、木更津市内の風呂では、反対の現象が起きていた。

 15号台風被害のため、対応不能の千葉県や市当局に代わって、青木参院議員の日景省吾秘書は、実に1か月余、館山から南房総市、富津市、君津市、木更津市の破壊された屋根にのぼってブルーシート張りを、むろん、奉仕で汗をかいて、市民から感謝されている。
 彼は疲れをいやすために木更津市の風呂に入ったのだが、なんと周りには「入れ墨やくざがいっぱいだった」と打ち明けてくれた。数年前、木更津署の刑事二課長に向かって、自動車部品工場長から同じことを聞いていたので、伝えると、やくざ跋扈の木更津に怪訝な表情をみせた。

 取り締まり側がノーテンキなのか、とぼけているのか、お話にならない。「木更津レイプ殺人事件」捜査に疑惑がまとわりつく。

 結論を言うと、日本では女性の身の安全は確保されていない。

<一般人も覚せい剤使って、の典型がTBS山口強姦魔か>
 入れ墨やくざの手口をマネする役人、政治屋、経済人、マスコミ関係者その他横道に入りこむ一般人も少なくない。その典型がTBS山口強姦魔であろうから、こうした輩は至る所にはびこってもいる。

 一部の地位の高い輩は、発覚しても示談して隠してしまう。「昔やくざ代議士の倅が事件を起こしたが、新聞種になることはなかった」と反対派の国会議員が明かしたものだ。
 教員・坊さん・警察員も例外ではない。

 レイプ文化の恐ろしい点は、被害者が泣き寝入りすることにある。ずばりいうと、伊藤詩織さんのように声を上げる女性が、日本には皆無なのだ。
 根本は教育に課題がある。日本の大学など教育機関は、詩織さんを招いて大掛かりな講演会を開くといい。それを新聞テレビが報道するのである。そういえば、いまだにTBS山口強姦魔事件を日本の新聞は、蓋をしたままである。官邸に対する配慮も度が過ぎよう。朝日新聞も読売レベルだ。

 欧米では、反対に大きく報道されている。伊藤さんは本当に立派である。木更津レイプ殺人事件の被害者は、殺されるまで110番通報をしなかった。周囲に知れると、もはや女性として生きられない、と信じ込んでいたのである。哀れを通り越している日本女性の実態なのだ。

 日本のレイプ文化を消滅する運動こそが、偉大な日本の政治改革といえるだろう。安倍の暴政を許してしまう日本の政治土壌は、ここにある。
2019年11月24日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員






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桜を見る会で馬脚!<本澤二郎の「日本の風景」

2019-11-23 12:35:22 | 日本の風景


桜を見る会で馬脚!<本澤二郎の「日本の風景」(3504)
<表の安倍・自公内閣=腐敗警察官僚、裏はやくざ暴力団>
 郵送されてきた保守系雑誌の見出しにも「国家を私物化する安倍晋三」がつく。小沢一郎と亀井静香が「安倍から政権を奪取する!」とZ旗を掲げた。凡人でも、今回の桜を見る会を総括して見えてきたことは、安倍・自公・日本会議政権の表は、腐敗した警察官僚で守りを固め、裏ではやくざ暴力団を駆使して政敵を蹴散らす体制であった。

 誰が考えついたものか、日本会議の体質なのか、祖父のA級戦犯の遺言なのか、仰天するばかりである。政府の裏方である官僚機構が、悪に染まって正常に機能していない。この極右政権を維持存続させるためには、平気でうそをつき、証拠を隠ぺいしてしまう役人ばかりだ。

 こんな政権を、10年近くも支えさせてきた新聞テレビと野党と、とどのつまりは主権者の日本人ということになる。地球を転がしても、こんな原始的レベルの国家は存在していないだろう。

<TBS山口強姦魔救済などお手の物>
 殺人に相当する性的虐待を受けた伊藤詩織さんが、命がけの勇気を出してTBS山口強姦魔を刑事告訴した。司法である裁判所も逮捕状を出したが、警視庁の刑事局長の中村格が、逮捕目前に握りつぶした。中村は検事ではない。警察行政を担当する公僕である。公僕は国民の人権を守る使命を果たすことで、血税を懐に入れてきている。その中村が、強姦魔を救済した。

 法治国家の下での「法の平等」を排除することで、中村は強姦魔の逮捕を止めてしまった。民主の国ではありえない。

 冒頭の安倍内閣の正体、体質を知れば、お手の物だったことになる。民主的な政府を立ち上げることができれば、中村とその背後の黒幕は、豚箱行きとなるのだが。

<前川喜平元文科事務次官撃墜事件も>
 「飲食・歓楽街を支配するやくざ暴力団と、やくざと連携している警察によって、正義の文科官僚は押しつぶされてしまった。加計事件の不正に抵抗する官僚も、安倍体制に対抗できなかった」
 まともな役人は、いまの霞が関では仕事ができない。安倍の不正に呑み込まれないと出世できない。役人であれば、このことを誰でも知っている。

 官僚機構が崩壊してしまっているのである。野蛮な野心家役人でないと、生きられなくなっているのである。

 国有地の不当な払い下げ事件の森友学園問題では、一人の財務省の役人が自殺している。もうこれだけで、財務大臣も首相も、その地位にいられなくなる。しかし、麻生はいうまでもなく、安倍も違った。役人の命など奴隷以下と思っているのであろう。悲惨である。
 遺族は安倍を殺人の共犯で告訴すべき事案だったが、それはなかった。闇の勢力が、すべて処理できる体制なのだから。

 加計事件での当事者らとの口裏合わせは、うそつきにとって簡単なことなのだ。恐ろしい暴君は、田布施の極右人間である。
 
<「やくざお抱えの犯罪政府」に怖いものなし?>
 「昨夜、森らと一緒に飯を食っていた日経新聞関係者の裏は深いよ」と清和会OBが連絡してきた。説明されても、闇の世界にうとい凡人ジャーナリストには、理解できないのだ。

 森喜朗は、安倍と同様に「天皇中心の神の国」という神社神道の狂信者で知られる。166億円の原始宗教秘儀を推進した片割れと見られている。その人物が五輪を仕切っている。それに電通が総力を挙げて、犯罪五輪で大儲け、その下請けが新聞テレビなのだから、お話にならない。
 放射能まみれの五輪が、本当に実施されるのかどうか、疑問を抱く国民は少なくない。放射能放出現地は、やくざが仕切っている、と聞いた。

 警察力とやくざでガードした自公内閣に怖いものなし、なのであろう。それでも永遠に継続することはない。泥田のハスは、美しい花を咲かせる。小沢や亀井の奪権闘争も表面化してきた。

<墜ちるとこまで落ちた亡国の日本政府>
 誰しもが思う。墜ちるちるとこまで落ちてしまった亡国日本!救世主は必ず現れる。国民が声を上げれば、実現するだろう。警察とやくざの城は、決して強固ではない!
2019年11月23日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)





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熱血漢の咆哮(下)<本澤二郎の「日本の風景」

2019-11-23 07:55:02 | 日本の風景


熱血漢の咆哮(下)<本澤二郎の「日本の風景」(3503)
<政府主催「桜を見る会」の功労者はやくざなど無制限>
 政府主催=安倍後援会事務所主催=無制限=官房長官答弁(枠はない)という事実が判明した。その結果、安倍応援団が、「功労者」となって、財貨や名誉を手にしたものである。制約などない、希望者は無制限に参加できるため、1万人のはずが1万5000人、2万人近くに膨れ上がったと見るべきである。
 警視庁は入園者をすべて撮影しているので、これを国政調査権で公開させると、やくざ暴力団も「功労者」としてすべて判明することになる。

 菅官房長官答弁の「枠はない」は正しい。安倍選挙運動に枠などあろうはずがない。「田布施」からも参加しているだろうから、誰が「田布施」なのか興味がある国民は多いだろう。中原義正の分析は、共産党の上を行っている?

<目的外使用の財政法違反、会計検査院の不正発覚>
 国や政府の功労者が、その実、安倍の選挙に汗をかいたり、献金したりしたものが「功労者」と認定して、観桜会が開催されたことになる。

 何が問題になるのか。公職選挙法や政治資金規正法違反に限らない。公金の目的外使用である。中原は「財政法違反である」と断定した。財政の目的外使用の罪は重い。

 さらに問題なことは、財政の適切使用の有無を監視している会計検査院である。毎年のことで、担当者はしっかりと精査しているはずであるが、官邸から隠ぺいを指示され、それに屈したものか。官邸か安倍事務所から賄賂を受け取って、監査を止めたものか。野党もマスコミも、まだ追及していない。

 福田赳夫が「中原君は熱血漢」と命名しただけあって、前夜祭でのシャンソン歌手向けの設営、準備一つとっても、安倍事務所とホテル側の対応は大変なことだが、これもまだ誰も追及していない。

 それにしても安倍晋三の毎年の買収選挙運動は、壮観かつ圧巻である。日本を代表するホテルで、銀座一の寿司を食べさせて、美しい歌も聞かせる。さらに日本を代表する桜の名所で、政府挙げて歓待させるという、毎年恒例の安倍流おもてなし買収選挙運動に、貧者はため息が出てくるではないか。

<徳洲会病院では身内の医療事故死で徳洲会告発>
 実を言うと、福田赳夫も一目置いた清和会OBの元徳田虎雄最高顧問も、自身に降りかかった徳洲会での医療事故死の事件解決に奮闘している。こともあろうに、徳洲会病院での大事な身内の事故死について、現在も医師も病院も逃げ回っている。それどころか、千葉県警に刑事告訴したものの、警察は捜査打ち切りを決めて、病院の側についてしまったのだ。

 徳洲会医療事故は、かなり多発している。現に、ある病院長は個人で、元名古屋高検のT検事長を雇って、身を守っていたほどだ。日本は医療事故多発国なのである。問題は、事実を認めないで、逃げてしまい、あとはやくざまがいの顧問弁護士を使って、被害者を押さえつけてしまう。

 筆者も、次男正文の東芝病院医療事故死で体験したばかりである。当方の弁護士は、東芝弁護士と一度も接触しないで白旗を上げてしまった。いい加減な弁護士は、どこの国にもいるが、日本もまた例外ではない。その筆頭であろう。
 松本朗なる悪党検事にも泣かされたが、善良なそぶりを見せる弁護士にも騙されてしまった。安倍暴政が影響してか、検察も弁護士も腐ってしまった日本である。官僚もその枠内というのだから、世も末であろう。

 中原の身内の事故は2018年4月29日、本人が病院に駆け込んだ時には亡くなっていて、医師は救命のためのポーズを見せていただけだった。「1500ミリの出血に対して輸血もしない、血圧を上げる治療もしていなかった。心電図を見たいといっても見せない」という酷過ぎるありさまから、担当医の混乱と出鱈目な治療がわかる。肝心かなめのインフォームドコンセントさえ、いまだに行っていない。
 千葉県警は、こうした実情を正確に把握して、それを捜査に生かそうとしなかった。遺族が怒り狂うのは当たり前だろう。

 患者の急死は、警察への報告義務があるが、それさえも怠っていた。主治医は留守をしていて、適切な救命治療の指示をしていなかった。遺族は死体解剖を求めた。千葉県警四街道署は動いたが、不可解な捜査を印象付ける結果に終わった。
 それは中原の元へと、捜査員が電話で「捜査打ち切り」を伝えてきただけで済まそうとしたため、中原を憤慨させた。要は、警察は病院の説明を良しとして、捜査を打ち切ってしまったともいえる。大病院と地元警察署の不透明な関係を、暗に第三者にもわからせている。

<千葉県と警察が医師・病院を守護、背景に徳洲会の知事選応援>
 筆者も警視庁大井署で体験させられた。警察は病院の言い分に耳を傾けがちで、被害者・遺族の側からの捜査を徹底しない。日ごろからの関係が、捜査に微妙に影響している。しかも、警察に医療知識はないに等しい。

 本来であれば、第三者の複数の専門家から見解を聞き出し、公正な判断を引き出す必要がある。だが、ほとんどの捜査員はこうした作業をしない。
 四街道署の場合は、病院側を擁護する意見を聞き出し、そこから結論を出した。それは中原の情報開示請求によって、明らかにされた捜査報告書によって証明されよう。病院側の言い分を正当化する医師の見解は、黒塗りして見せない。手口の不当性を警察が認めているのである。

 医療事故には、千葉県の医療整備課も調査をする義務があるというが、筆者が同課に問い合わせたところ、応対に出た横柄な態度をとる女性職員は「担当者は、もう人事異動で、ここにはいない」とそっけなかった。

 千葉県の対応は、徳洲会幹部が、15号台風で浮上した森田健作という役者崩れの知事の選挙対策本部で大活躍した、文句なしの選挙違反事件と関係しているだろう。元幹部が、中原に直接証言した事実である。
 徳洲会の選挙違反事件は、奄美群島に限らなかったのだ。佐倉の千葉県議会議員にも応援していた。選挙違反どこ吹く風の徳洲会なのだ。

 以上のことから、徳洲会医療事故もみ消しは、県警と千葉県が関与しているという疑惑を否定できない。中原の追及は、さらに徳洲会本部=菅義偉=中村格へと拡大するかもしれない。中村は千葉県警捜査2課長も歴任していた。
中村の暴走は、いま発売中の週刊新潮で報じられている。伊藤詩織さん事件に限らないことがわかる。

<国家公安委員長に直訴、県警捜査を情報開示>
 彼は警察への疑問を千葉県公安委員会にもぶつけた。さらに国家公安委員長にも書面を提出、秘書官と面会もしている。警察庁長官にも、抗議の文書を送りつけている。

 ここまで丁寧に、怒りをぶつける日本人など見たことがない。検事総長に安倍・内乱予備罪で告発した人物がいたが、中原も不正腐敗、それも人間の命に関係していることに、断じて妥協をよしとしない。徹頭徹尾相手の非を、悟らせるまで走り抜ける点は、さすがだと思う。我は猛省するばかりだ。
 福田赳夫の熱血漢論は、中原への正しい認識であろう。

 千葉県警捜査の情報開示資料を見ると、黒塗り箇所があまりにも多すぎて、内容をつかむことができない。彼が「警察員を見たら泥棒と思え」という決めつけ方は、必ずしも過剰な反応ではないだろう。

<警察の任務と責任>
 警察の権限と捜査には、公平・中立性、公正性が必要不可欠だが、同時に捜査に当たっての独占性、権力性に留意しなければならない。それゆえに厳しい倫理観が求められる。特に、不偏不党かつ公正な捜査を徹底しなければ、主権者・納税者に応えることはできない。

 国家公務員倫理法に準拠した地方公務員倫理規定は「県民全体の奉仕者」であって一部特定の奉仕者であってはならない。徳洲会の医療事故隠ぺい無責任逃れの場合、中原のような市民からの苦情の申し出が頻発するだろう。
 2000年の警察改革では、「(苦情の申し出について)誠実に処理しなければならない」(警察法79条2項)と定めた。市民の叫びを軽視することは許されないのである。

 官邸の警察官僚やそれに準じているような千葉県警などは、警察法違反に問われかねない。

 日ごろからの人格・能力を磨き上げ、清潔にして堅実な生活態度に努力することが不可欠であって、為政者の権力乱用に便乗して、不偏不党を逸脱して、自己の出世に励むような中村的警察員を排除する警察法なのだ。
 中原の挑戦は、これからが本番なのである。
2019年11月22日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)






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熱血漢の咆哮(中)<本澤二郎の「日本の風景」

2019-11-21 11:49:44 | 日本の風景


熱血漢の咆哮(中)<本澤二郎の「日本の風景」(3502)
<野党は「国会を止めよ」「それでお陀仏」と断言>
 中原は神戸外語大を卒業すると、青雲の志を抱いて星島二郎の懐に飛び込んだ。彼なりの「自由と民主主義」の実践を思い描いていたと思われる。筆者は、逆に多くの若者と同様に、自民党の保守的体質に違和感を抱きながら、ポスト佐藤の総裁選前後に平河町に飛び込んで、大平派を担当した。護憲リベラルの派閥に安堵と期待を持ち続けてきた。

 悔しい限りだが、安倍・自公・日本会議のもとで、自民党内からリベラルが消されてしまった。小選挙区制の悪しき成果でもある。他方、中原が期待した「自由と民主主義」もアベ独裁のもとで雲散霧消、そこから激しい怒りが込み上げてきている。

 目下の桜政局ともいえる政治大混乱に対して、清和会秘書会のドンとして、まるで小僧レベルでしかない安倍退陣を叫んで、筆者のペンを磨き続けてくれている。「野党は国会を止めよ」「本人は疲れ切って、政権に嫌気を指している。お陀仏しかない」と厳しい指摘を繰り返している。
 正論であろう。

<「今政府自民党は野党懐柔に総力を挙げている」とも>
 永田町と平河町、信濃町をドローンを飛ばして、空中から眺めてみると、政府と自民党は、官房機密費と自民党国会対策費をすべて吐き出しての野党懐柔作戦が見えてきているという。

 筆者も同様である。官僚が不正にまみれて、覚せい剤に手を出して、やくざのえさになっている。そもそもやくざまみれの問題議員が、警察を管理監督する国家公安委員長である。
 やくざを動員しての野党攻略さえも想定される今の混迷ぶりに、まじめな国民はとてもついていく勇気などない。
 中原には、凡人が見ることも、想定もできない様子が、過去の経験から見えるのである。

 「私が仕えた代議士がホテルオークラで宴会を開いたとき、それこそ何度もホテル側と打ち合わせをした。会場設営から看板、清和会秘書会から20人ほど支援要請、終わると1万円の謝礼と一席を設ける。これらすべてが必要経費として届け出る。収支が一致することなどありえない。昭恵は私人でありながらたくさんの仲間を呼んでいる」
 「シャンソン歌手に6曲も歌わせている。となると、楽団も入る。リハーサルもする。ホテル側と安倍事務所は頻繁に折衝する。金をもらっていないのに、ホテルが領収書を出すわけがない。現在の安倍答弁は何もかもが出鱈目。国会を止めて真相を明らかにすることが、自由と民主主義の議会である」

<「国民はマスコミの変節を監視せよ」と>
 国際情勢にも明るい清和会のドンは、政府を監視する報道関係者の幹部が首相と飯を食うという昨今の東京慣習を理解できないでいる。監視役が、監視する側から接待を受けるというマスコミ人は、読売のナベツネからだが、彼は中野四郎衆院予算委員長の訪米のさいにナベツネの正体を見ていた。

 「ワシントンに着くと、ナベツネと日経のK特派員が待ち構えていた。彼らは親父にエロ雑誌を買わせたり、エロ映画に誘って小遣い銭を稼いでいた」と証言した。そういえば、筆者は読売OBの元衆院議長に「ドイツのフランクフルトで売春婦が、ナベツネの名刺をちらつかせてきた時は仰天した」と打ち明けられている。

 「今回の桜事件では、縁起担ぎなのか安倍はまずフジの日枝、次いでナベツネに代わって読売の編集局長・論説委員長と飯を食った。昨夜は現場担当の官邸キャップと上海料理店で接待した。今日の毎日新聞1面の大きな記事が変節している。今朝8時台の報道から桜が消えたテレビが目立った」というのだ。

 日本国民は、いまもマスコミ報道を信じている。マスコミに左右される国民ばかりである。それでも不買運動が起きない民度に辟易するばかりだが、いまだに治る気配がない。
 国民の代表である野党は、断じてマスコミに屈してはならない。

 中原は、政治が混迷しながら、経済が破綻しながらも、悪しき政権が存続する原因は、新聞テレビの報道が元凶だと決めつけている。

 外交は失敗だらけ、山のように膨れ上がる借金財政下の大軍拡予算で国民生活は落ち込んでいく。株式は、国民の資金と日本銀行が買い支えている、異様な財閥のための政策運営などから、彼は日本会議の正体にも関心を強めている。
2019年11月21日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)






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熱血漢の咆哮(上)<本澤二郎の「日本の風景」

2019-11-21 10:58:14 | 日本の風景


熱血漢の咆哮(上)<本澤二郎の「日本の風景」(3501)
<徳田虎雄を当選させた清和会秘書会のドン・中原義正>
 「人生いろいろ、人間さまざま」である。ここに登場する元国務大臣秘書官の中原義正は、名前の通りの「正義の士」である。老いてますます盛んだ。得意の口角泡を飛ばしながらの、八方破りの鋭い言動には定評がある。彼は福田派清和会の秘書会のドン。政界の裏も知り尽くしている。実績の一つは、70余の大病院を立ち上げた徳洲会・徳田虎雄を政界入り、男にした人物でもある。

 東京タイムズの政治記者として20年、官邸と自民党取材に埋没してきた派閥記者でも、時には歯が立たない。多くの政治家と数倍の秘書連との交流があったが、中原のような激しくも鋭い口舌の徒は初めてである。内閣参与という飯島勲なども形無しだ。極右も弾き飛ばす馬力も持っていて、時に痛快でさえある。
 いま炎上している「桜を見る会」の安倍事件の嘘など掌に分析する持ち主だ。今朝は早朝に「週刊新潮」の特ダネの中村格事件をFAXしてきた。

<福田赳夫が命名した「熱血漢」は今も健在>
 神戸外国語大学を卒業すると、衆院議長もしたレベラル派・星島二郎に師事、さらに請われて中野四郎、一時は三木内閣の副総理・福田赳夫の秘書も歴任している。

 福田康夫の父親は、ポスト佐藤栄作の後継を狙ったが、田中角栄と大平正芳の大角連合に敗北したものの、中原はこのころから福田派秘書会の決起集会などで、得意の弁舌で頭角を現していた。
 福田赳夫は、そんな若手秘書の中原を「熱血漢」と命名した。福田派を後継した安倍晋太郎を面罵する場面を、彼は数回、福田の前で目撃している。「星島家との姻戚関係」、自民党初の入党試験合格者、中野・国土庁長官秘書官を32歳の若さで経験したことなどが、彼の自信を裏付けたものだろう。

 ともかく、臆するということを知らない。非は非、是は是と論破する点で、筆者とは波長が合うのだ。

<安倍晋三を「小僧」と呼べる唯一の日本人>
 息子・次男正文の東芝病院での医療事故死の衝撃、極右化した自民党政治に辟易して、以来、永田町に足を踏み入れる気を失ってしまった中で、彼は毎日のように電話してくれる。

 彼の生々しい情報も、筆者のペン先を鋭くしてくれる。彼の怒りは、新聞テレビなどマスコミにも向けられる。首相と飯を食う、などということは、先進民主主義の国では、想定さえできない。それをナベツネどころか、共同通信までが演じるわけだから、ジャーナリズムの死に怒り狂うことになる。

 166億円の血税を使っての神社神道の子供じみた秘儀を強行した主役の安倍を、安倍の清和会秘書時代を思い出して「小僧」と言って弾劾、それこそ嘘で固められた「天皇制」にも懸念を抱いている。

 清和会は、安倍の祖父・岸信介のA級戦犯の腐臭が、いたるところに立ち込めた派閥で知られる。彼はその中で生きてきた人間なのだが、相応の平衡感覚を有している。

 「秘書会の隅にいた程度の人物で、勉強などしていない。女癖の悪さは、彼の面倒を見てきた秘書から、よく聞いている。安倍の首相に一番驚いている人物は、泉下の父親の晋太郎だ」と率直である。

<二階堂派の安岡興治外しに金丸信攻略>
 徳田虎雄の大きな名刺を、恩師の宇都宮徳馬の事務所で見たことがある。彼はバッジをつけることで、徳洲会病院の拡大を実現した人物となるが、当時は一介の医師でしかなかった。

 まともな医療に徹していれば、選挙違反その他で失速することはなかったのだが、大掛かりな選挙違反事件発覚で実権を失った。ノーバッジの徳田にとって、まずは政治家になることが、日本医師会と厚労省の役人が支配する、医療機関の厚い壁を突き破るために必要だった。しかし、奄美群島は安岡興治が田中派の支援を受けて、安定していた。

 鉄壁ともいえる安岡城を落城させる秘策は、徳田になかった。可能性は、本人も含めてゼロだった。徳田が三回目の挑戦をするときに、中原に出番が回ってきた。

 茨城県に鯉渕守雄という成金がいた。最初は橋本登美三郎の配下で町議もしていたが、不動産バブル期に「丸紅の先兵」となって、大掛かりな土地買収で莫大な富を築いた。瞬く間に鯉渕は、永田町でタニマチの地位を不動のものにした。
 梶山静六に限らない。「福田秘書の市村でも、5000万円ももらっていた。三塚その他の清和会議員へと枠は広がっていく。安倍晋太郎にも。心臓も学んだのであろう。小泉純一郎が総裁選に名乗りを上げたとき、300万円を届けた。この金は鯉渕から提供してもらったものだ」とも証言する中原である。小泉が安倍を官房副長官、官房長官、自民党幹事長に起用した原動力ともなった。
 「安倍の暴政の責任は小泉だ」とも決めつけるのだが、それにしても当時の不動産バブルの物凄さを裏付けてもいる。

 この鯉渕から中原は「徳田の面倒」を依頼された。そして徳田から、三顧の礼でもって迎えられ、特別秘書となった。「田中派の安岡をつぶす方法は、同派の二階堂と提携する安岡に対して、反二階堂派の金丸を攻略するしかなかった。幸い、鹿児島出身の毎日新聞の電波担当が、金丸の麻雀仲間だったので、金丸との会談をセットしてもらった。竹下登の擁立にかけていた金丸は、説得に応じてくれた。32歳で国務大臣秘書官を辞めて、まもなくのころだった」という。金丸説得に成功した晩に彼は、銀座で、徳田と金庫番のノウソの3人で祝杯を挙げた。
 この時の手土産が、1000万円と大島紬だった。むろん、徳田に用意させたものだった。

<1000万円と大島紬を直接手渡す荒業で>
 現在の1000万円と不動産バブル期のそれの重さは、相当の開きがあるとはいえ、それでも法外な金ではある。
 32歳の秘書官上がりの自民党秘書の、大胆すぎる行動に仰天するばかりである。かくして中原は、徳田の頭の上がらないたった一人の人物となった。後述するが、彼は身内を徳洲会四街道病院で、いい加減な救急治療の結果、失っている。徳田夫人は「申し訳ない」と言ってきたが、病院は頑固としてミスを認めない。警察を抑え込んでいるためだが、それにも言及したい。

<警察庁官房長・中村格と背後の菅義偉を監視中>
 徳洲会医療事故を擁護する黒幕は、話題の警察庁官房長の中村格と彼の親分である菅である、と標的を絞ったようだ。
 いまの中原にとっての関心事は、つまるところ庶民にとって泣き寝入りするしかない永田町と霞が関の悪党退治である。

 くしくも伊藤詩織さんを泣かせた中村は、それゆえに大出世した警察庁の官房長である。そして親分・菅である。中原の監視の行く方に注目したい。
2019年11月20日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)






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税金泥棒<本澤二郎の「日本の風景

2019-11-19 12:14:26 | 日本の風景


税金泥棒<本澤二郎の「日本の風景」(3500)
<安倍後援会事務所・内閣府も不正腐敗まみれ>
 神話に出てくるヤマタノオロチという大蛇がのたうち回っている姿か?凡人は今の心臓の鼓動を聞いて、こう表現したものだ。一国の宰相のうろたにえる様子は、ここ数日、最もひどい。安倍後援会事務所が企画運営した「桜を見る会」観光と、その前夜祭の豪華な食事に、国会関係者のみならず国民はため息をついている。これに公僕のはずの内閣府が、率先して汗をかいたことで、世紀の選挙犯罪は実現したものだから、彼らは文句なしの税金泥棒と指弾されている。

<選挙目当ての公費を使った空前絶後の買収行為>
 永田町の監視役は、連日、口角泡を飛ばしながら早朝に電話をしてくれる。彼は新聞とテレビと雑誌に目を配りながら、小さな記事・報道も大事なものを拾い上げてくれる。

 星島二郎・中野四郎・福田赳夫らの秘書をしてきた中原義正である。議員秘書や大臣秘書官の前には、自民党本部職員として情報部門に籍を置いていた関係で、警察公安・内閣調査室・外務省などの情報関係にも詳しい。右翼暴力団についても、である。
 別名は「清和会秘書会のドン」だから、安倍の幼いころからの暴走にも通じている。安倍家に仕えた多くの秘書連を指図してきた関係から、安倍の弱点である「女癖」までも詳しい。

 「すべては、安倍晋三のための安倍後援会事務所が企画実施したものである。知らなかった、では済まない。人集めもホテル接待も後援会を指揮する安倍の秘書によって行われたものである。安倍は逃げられない。これの企画・明細書がないなんて言い逃れはできない。選挙目当ての、公費を悪用した空前絶後の買収行為である」「こうした違反行為を止めさせるはずの内閣府がまた、全面的に協力している。許しがたい。役人は安倍を向いて仕事をしていて、国民に向いてない。内閣府職員は全員罷免すべき対象である」
 読売・産経フジに異論はあるか。

<菅義偉・太田ショウコウ・山口那津男はどうか>
 ネットには4月の「桜を見る会」の写真がたくさん紹介されている。それを見ると、注目は官房長官である。
 キャバクラ嬢という文字を生まれて初めて書くのだが、菅は彼女とも記念写真を撮っている、とネットで炎上している。それだけではない。やくざ好みの趣味があるらしく、その筋の男とも。
 「本人は10人程度と語っているが、これは嘘だ。安倍に負けず劣らず横浜の支持者をかき集めているだろう」と見られている。

 菅と並んで、公明党の戦争三法を強行した太田ショウコウと、それを党上げて支援した山口那津男も、安倍と並んで乾杯する姿が映って出ている。
 「太田は池田先生を裏切った悪党」と叫んでいた木更津市の戦争遺児を思い出した。池田本をぺらぺらとめくった御仁であれば、彼女の指摘を、誰しもが頷くだろう。
 ところが、学会幹部を含めて、本の内容を読んでいないのでわからない。沖縄の野原善正は例外で、よく承知している。二人とも池田親衛隊である。

 池田親衛隊と山本太郎の大攻勢が、早ければ年内に実施される総選挙で表面化する。昨日、創価学会は会長の原田の4選を決めたという。中原が毎日新聞の小さな記事を見つけてくれた。

 原田留任は、学会の内紛の大きさを裏付けている。池田を封じ込めた信濃町は、引き続き急速に沈没、選挙力を低下させていくことになろう。

<読売・フジなどマスコミにも手を回す心臓の悪辣さ>
 中原に限らないが、首相日程に特段、注目している国民は多い。特に最近は、安倍日程の詳細を活字にする新聞が読まれている。
 昨日は、読売新聞の編集局長と論説委員長を接待している。その前にはフジを支配する久枝と。本来であれば、ナベツネの出番だが、高齢で動くことができないらしい。

 中原のフジテレビ批判は鋭い。「フジは禁止されているはずの商品売買をテレビを使って強行している。テレビは格安で、公共の電波を使っている。それでいて、商品売買に手を出しておとがめなし。許されない」と指弾している。国民は知らないだろう。筆者も初めて聞いた。

 国民のための電波であって、総務省のものではない。同省には右翼の女が、また就いているではないか。
 それにしても、首相と食事をする新聞やテレビの幹部について、諸外国ではありえないわけだから、日本のメディアの腐敗も極まっている。

<「桜を見る会」の不正よりも悪質>
 「新聞人やテレビ首脳が首相と飯を食う。あってはならないことだ。しかも、官房機密費という血税で、となると、容赦できない。見方によっては、観桜会よりも悪質。亡国の日本を象徴している」との指摘もその通りであろう。

 思うに、日本は三権が分立していない。議会も司法も、内閣に服従していて恥じない。政府の憲法違反に沈黙する裁判所である。
 弱者である国民に味方をしない警察と検察である。これまた真実である。自由で民主主義の日本は、はるか彼方である。

 要は、日本国憲法を定着させる国民運動が、国民の生活と安全を約束する。そのためにも、安倍犯罪を断固として糾明、つるし上げるしか、日本人の前途は明るくなりそうもない。一身独立・一国独立という。福沢諭吉のこの言葉は正しい。
2019年11月20日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)






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因果応報<本澤二郎の「日本の風景」

2019-11-19 08:21:46 | 日本の風景


因果応報<本澤二郎の「日本の風景」(3499)
<もう逃げられない安倍晋三とメディア抜きの国民世論>
 知り合いが4月の「桜を見る会」の動画を送ってくれた。途中で止めてしまった。とても見ている気持ちになれない。いうなれば地元の支持者850人との記念撮影を終えて、今度はミーハーと呼ばれている(失礼)芸能スポーツ界その他、国粋主義も国家主義も分からない安倍信者1万8000人との記念撮影である。ことによると、ここは安倍夫妻にとって、1年で一番安心感を味わえる時なのだ。桜の花は、本人も招待客も、いわば刺身のツマでしかない。

 ナベツネ配下がテレビ出演して、必死の予防線を張っているが、埒外の大衆の気分はよくない。「安倍許せない」と怒っている。新聞テレビの世論調査の関係者も、時期をずらすとか、これまた懸命の工作をしているらしい。
 因果応報である。

<政治資金規正法違反は100%確実>
 知り合いは、もう1本の静止画像も届けてくれた。明らかにその筋の人間と、閣僚二人を首にされ、かつ横浜のカジノ導入で追い詰められている、話題の官房長官の菅義偉が記念撮影をしている写真である。

 安倍850人というと菅は500人、600人か。萩生田や下村も相当送り込んでいるだろう。かくして国の功労者は、安倍一族の選挙投票人ということなのだ。

 今回の安倍事件の主体・主催者は、安倍後援会事務所である。同事務所による活動において、金の出し入れがあれば、それは政治資金規正法によって、届け出をする義務を負う。金額の大小は関係ない。まずはこれの義務違反である。

<ニューオータニ社長の証人喚問でお陀仏>
 あわててホテルニューオータニと口裏合わせをして、領収書の偽造工作をしたようだが、国会は同ホテルの大谷を呼んで、証人喚問すればいい。参考人でもいい。
 偽証なら豚箱行きとなる。

 1970年代の角福戦争のころのニューオータニは、元ソ連大使が社長をしていた。福田派のライバル・田中派の牙城で知られた。現在は大谷家がすべての実権を握っているが、上客寄せに経済界の大物を取締役に起用している。安倍の秘書官・内閣補佐官と称する今井尚哉、彼の叔父の今井敬(元経団連会長・日本原子力産業協会会長)のラインで、このホテルがオークラや旧赤坂プリンスホテル、帝国ホテルを蹴飛ばして、内閣ご用立てホテルに昇格していた。

 フィリピンのマルコス大統領が、ここを利用していた理由がこれで分かった。天皇交代劇の場面でも、ここを利用している理由も判明した。
 ネットを見ると、慧光塾という霊感・占いの不気味な新興宗教の本陣が、このホテルに存在しているという。これの信者が安倍と母親、一説にはTBS山口強姦魔や中村格も、という未確認情報もネットに出ている。

 このような次第だから、安倍はかなりの工作をして危機を脱出する構えだが、事情通は大谷の参考人・証人喚問でつぶれると断言している。

<渕上弁護士との最後の打ち合わせも効果なし>
 安倍は今度ばかりは、相当にあせって右往左往の毎日を過ごしている。素人でもわかる。昨日はいたたまれず自宅を飛び出した。
 埼玉県和光市の病院に入院している渕上という弁護士の元に駆け込んだ。

 ホテル側との工作は今井に任せたものの、それだけでは安心できない。しびれを切らして、渕上の入院先に押しかけて、最後の逃げ道を教えてもらったのであろうが、まず政治資金規正法の壁を乗り越えることは不可能だ。

 ホテル側の特別優遇工作にしても、相応の枠がある。この枠を超えることなど無駄である。政治資金規正法と公職選挙法の壁は高い。
 これについては、まともな秘書経験者であれば、誰も知っている。

 太平洋の対岸・アメリカのトランプのお尻に火がついている。再選に赤ランプだ。かの国のジャーナリズムは健在である。野党も。日本は死んだマスコミによって、政権は生き延びてきている。
 翻って安倍の内外政は、ことごとく失敗している。衰退の7年だったことに、誰も異論はない。166億円かけた天皇交代劇の秘儀にうんざりさせられている。国民の覚醒は本物である。東京駅前の「天皇辞めろ」の動画まで出て、人々を驚かせた。
 戦争法制三法を廃止、消費税をゼロにする帆船・日本丸の航海が、日本国民の安心安全を確保する唯一の道である!
2019年11月18日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)







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混迷の法務検察<本澤二郎の「日本の風景」

2019-11-18 07:36:38 | 日本の風景


混迷の法務検察<本澤二郎の「日本の風景」(3498)
<安倍と菅の水面下の乱闘が浮上>
 凡人は法務検察の内情に詳しくない。過去に法務大臣経験者複数から、恐ろしい人事抗争の内情を聞いて驚いたことがある。次男が東芝病院で、単純な医療事故死を強いられ、それでいて反省も謝罪もしない東芝経営の東芝病院を刑事告訴したものの、東京地検の松本朗という悪党に不起訴にさせられたことから、法務検察の怪しげな体質を学ばされたものだが。

 しかしながら、それでも法務検察の、一般人が予想もできない検事総長レースを、日常的に繰り返されている現実に無関心を決め込んできたのだが、最近になって事情通に叱られてしまった。目下、法務検察人事をめぐって、安倍と菅の間で、激しい水面下の乱闘が繰り広げられている!

<菅ー黒川ー森本ー中村ラインに安倍が森雅子投入で反撃>
 外国の権力維持機能というと、軍事か法務検察を握る、ということになる。国粋主義内閣の下では、誰が法務検察を握るのか、で決まる。目下の韓国の政情を目撃すれば、ある程度理解できるだろう。
 民主派大統領は、必死になって側近を法務大臣にしたものの、検察が容赦しなかった。世論が納得せず、側近の首をはねた。

 新聞テレビを配下にした日本では、世論は埒外だ。コップの争いが決め手となる。事情通は「菅は従来の慣行を破って、黒川官房長を事務次官、検事総長にして法務検察を掌握した。配下に森本・東京地検特捜部長、その下に中村格が控えている。この体制を、さらに強固にするために、菅は河井を法務大臣に押し込んだ。要は安倍の首に鈴をつけたことになる」と深読みする。

 幸い、河井が腐敗の尻尾を見せると、安倍はすかさず首をはねた。直ちに森雅子を後任に据えた。「実に素早い後継人事選びだった」と言われると、確かに頷ける。

<伊藤詩織さんの告訴をつぶした中村の背景判明>
 日本で一番勇気のある女性というと、TBS山口強姦魔に対して刑事告訴した伊藤詩織さんということになる。
 強姦された女性が刑事告訴するという事例は、ないか、わずかである。訴えても、頭を隠してのものだから、一般人は被害者が誰なのかわからない。
 彼女は命がけで、顔を出して叫んだ。警視庁高輪署が詳細を暴き、裁判所も認定して、山口逮捕を認めた。

 あろうことか、これを止めて、山口の強姦事件を押しつぶした犯人が中村だった。当時、警視庁刑事部長である。その前は菅の秘書官として、忠誠を誓う間柄となっていた。中村も相当な悪党である。
 その結果、彼は警察庁幹部へと大出世した。つまりは強姦魔救済の指令は、菅ラインによって具体化したものであろう。菅の法務検察ラインは、女性の敵ということになる。

 この点で、野党の追及はいかにも弱い。徹底追及する使命を帯びている。女性の味方であれば、これに蓋をすることは犯罪の共犯となろう。

<雅子の伊東正義尊敬はポーズなのか>
 安倍の指示に、二つ返事で河井の後任となった森を、当初は有名な歌手なのかと勘違いした。念のため、ネットで調べると、苦労して弁護士になっている。経歴は、世襲議員に比べると、格は上である。

 彼女の「尊敬する人物」がいい。伊東正義である。彼こそが、護憲リベラルの大平正芳の盟友で、政治後継者だった。彼は首相になれたが、断った。「看板を張り替えても、自民党は変わらない。やっても無駄だ」と判断して、政権に執着しなかった。

 そんな伊東を尊敬するという森は真っ当であるが、その先が不透明である。伊東の宏池会に入らず、右翼の清和会に参加している。彼女の精神に狂いが生じているかもしれない。

 女性蔑視・レイプ文化の日本に、切り込める勇気があるのか。宏池会の上川陽子は、安倍の期待するオウム事件関係者の死刑執行だけで終わり、国民を失望させ、安倍と乾杯した。

 森の役割は、安倍や菅の不正腐敗にメスを入れることである。到底無理だろうが、挑戦する価値はある!権力者がその地位を悪用して、政府の行事に招待させるという栄誉と財貨を提供するという前代未聞の首相犯罪に対して、法務検察を動かせないとなると、森の政治生命も終わることになる。

 この世は、原因と結果を結び付けている。
2019年11月17日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)






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