米軍の北朝鮮攻撃を吹聴する副島隆彦を悲しむ
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2018-02-27 天木直人のブログ
私を熱烈に支持していた者が、私が意に沿わない事を言ったからと言って、私を批判して離れて行く。
私が離れて行ったのではない。
私が変節したのではない。
向こうが勝手に離れて行ったのだ。
そんな一人が副島隆彦だ。
彼は私が2005年の衆院選で神奈川11区から出馬して小泉純一郎に挑んだ時、弟子を引き連れて無償で応援してくれた数少ない支援者だ。
以来、弟子ともども仲良く付き合って来た。
一緒に講演し、講演先では共に温泉につかって日本の将来を語り合った仲だった。
ところが、3・11の福島原発事故から関係が一変した。
彼は、放射能汚染はデマだ、安全を証明するために一緒に福島に乗り込もうと言って来た。
私はそれに応じなかった。
そのとたん彼は私を馬鹿呼ばわりして離れて行った。
私が終らせたのでなない。
向うの方から一方的に関係を終わらせたのだ。
その副島隆彦が、きょう発売のフラッシュ最新号(3月13日号)で元韓国の国防省情報分析官なる高永喆(コ・ヨンチョル)氏と緊急対談して米軍は北朝鮮を6月に爆撃すると予言して自己宣伝している。
実は米国の北朝鮮爆撃予言はこのフラッシュの記事だけではない。
発売中のサンデー毎日(で3月11日号)でも浅川新介なる記者が警告している。
その他にも、パラリンピックが終った後に、何が起きるかわからないという記事がやたらに目立つようになった。
そうかもしれない。
トランプの誕生を予言した情報通の副島隆彦のことだから正しいのかもしれない。
しかし、たとえそうであっても、いや、そうであるからこそ、何としてでもトランプを止めなければいけないのだ。
そのトランプと一緒になって北朝鮮有事をはやし立てる安倍首相を日本の首相から一刻も早く引きずり降ろさなければいけないのだ。
何があっても米国に北朝鮮を攻撃させてはいけない。
自分の予想が当たる事を宣伝し、北朝鮮有事を歓迎するかの如き評論家やメディアは、あまりにも無責任だ。
彼らは、そう予言する暇があれば、体を張ってでも米国や安倍首相を阻止する、その先頭に立たなければいけないのである(了)