原発のニュース、もんじゅ、来年20億円計上されており、政権がどうするか判断しないといけないのに仕分けするのは無責任と、平野さんの指摘がありました。止める政策を打ち出さないといけないのです。存廃を含めた見直し=存続も含めた論議であり、官僚用語、どっちつかず、「見直し」、二律背反を繰り返している(去年の仕分けも何の変更もなかった、朝霞の住宅で明らか)のです。
そして、小出先生のお話、政策仕分けで出ているもんじゅについて、「夢の原子炉」とは、原子力は化石燃料がなくなり、その代替として聞かされてきた(小出先生もそれを信じて踏み込んだ)、実際にはウランは貧弱ですぐになくなる、原子力を推進するにはプルトニウムを作り出して燃料にするしかないが、プルトニウムは地球になく、もんじゅで作り出してエネルギーにしようとしたため、1970年代から開発の着手をしたのに、今日でも成果はないのです。稼働して17年間、1kw/時間の発電もしていない!のです。もんじゅとは永平寺の観取の方がくれた名前で、この方今は反省されています。
事故も起こして、動き始めたのは1994年、95年12月に発電しようとして出力を上げたら事故で、何の発電も出来ず止まり、停止しても維持費が200億円かかり、なぜこんなにかかるかは、原子炉を冷却するのに水が使えず、ナトリウムを使い、70℃以下だと固体になり、流せない、冷やせない、体積が変わって壊れる=四六時中温めないといけない(泣)、温めるのに電気がいるのです。電気を作らず、使い続けてきたのです。で、去年運転再開、家庭で14年間使わず置いていたものはもう使わない、文科省は、何としてももんじゅをやりたくて、事故、停止なのです。
仕分けでお金の話が出たものの、もんじゅはプルトニウムで、人類最悪の毒物であり、1/100万gで肺がんで死ぬ!のです。それを何十トンも持っており、巨大な危険なのです。
外国では見送られ、アメリカは最初にやったのに、世界初の原子炉は高速増殖炉で、1954年、動かしたら事故で止まり、その後作ったものの停止、アメリカは撤退、イギリス、フランス、ロシアも追随して、フランスは120万kwのスーパーフェニックスを作り、しかし、動かずつぶれました(泣)。すべての高速増殖炉は潰れて、中国、インドに話があるものの出来ないのです。
日本がもんじゅにしがみつくのは既得権益かと平野さん言われて、もう一つ、動かしたら、エネルギー源より、超優秀な核兵器材料が出来るからなのです。自民党はそれを狙っていた模様です。
核のゴミの再利用で、行き詰り、何とかしたかった、夢見ていたのです。中川大臣、ここで止めたら1兆円の投資が無駄と言い、しかし小出先生は、これから何兆円無駄になるよりマシということなのです。