「生活保護法改正案」は、やはり問題が多いと思います。
投稿者:松代理一郎 投稿日:2013年 6月17日(月)03時21分20秒
風太さん、「小沢さんの言い分」も判りますが、法の「改正」内容が生活困窮者に対して厳しい内容になるだろうと言う気がします。
特に「親族の扶養義務」を盾に、
憲法25条「すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と言う、国の責任を
”家族”に転嫁する改悪にしか見えません。
また、現在の”親族”と言っても、関係が大きく崩れているし、親族自体も、カツカツの生活のところが多いと思われます。
私の知っている”困窮者”の方を見ても、”親族”との関係が途絶えているとか、親族も厳しい経済状態の方が殆どです。
生活の党は、困窮者の実態をキチンと把握しているのでしょうか?疑問に思います。
ただ、小沢さんにしても、生活の党(どんな党)にしても、”無謬”ではないので、単純に指導者だけ、政党だけに責任を求められません。
しかし、「国民の生活が第一」を党是とする姿勢からすれば、やはり納得いく対応とは思えません。
もっと根底にあるのは、「生活の党」と支持者との繋がりが意外と”希薄”であると言うことだろうと思います。
それは、小沢さんや「国民の生活が第一」を支える国民(市民・支持者)が主体性を持って、しっかり立ち上がっていないことに基本的な問題もあると思っています。
所詮、小沢さんにしろ、生活の党(他党も含め)の議員さんにしろ、そこらの”おっさん””おばさん”と大きな違いはないし、
むしろ「裕福」で世情に疎いだけ”間違い易い”とも言えます。
そういう意味では、小沢さんや「生活の党」(他党も)を支える国民(支持者)が、チェック&応援をし、”間違いを正す”働きかけの必要がある、と思います。
先日、「穏やかな日常」と言う映画を見ました。
原発近隣に住む若い二家族が、原発事故発生から、放射能汚染が進む中、移住するまでの苦悩を扱った作品でした。
この両家族は、放射能被曝の危険を感じ、情報取集に努めます。
国、行政、メデイアが事実を隠し、情報操作を行うなか、ネットから何とか”真実”を掴みます。
そして、さまざまな、放射能被曝から”身を守る”行動を起こそうとします。
例えば、放射能物質を吸引しないために”マスク”をする。幼稚園児のわが子の”屋外運動”を控えさせる。昼食に弁当を持たせるなど。
すると、行政、幼稚園の先生、園児のお母さんたち、会社の上司から、”異端視”され迫害を受けます。
最終的には、子どもに鼻血が出だすなど、体調異変が起こり、”移住”を決意するというものでした。
見えない、におわない、直ちには影響がない”放射能”。当面の”おだやかな日常”を壊すものが迫害されるというストーリでした。
私は、「国、行政、幼稚園が、しっかりした真実を隠さず伝え、当たり前の振る舞い」をすれば、こういう事態は起こらないだろうと、はじめ思いました。
でも、よく考えると「国、行政、幼稚園」が”まとも”と誰が判断しなければならないか、と考えると、
そこに住む”人たち=住民=母さんたち”がしっかりしないと結局、”お上”任せでどうしようもないのだと、思い直しました。
と言うことは、私たちの発想のベースにある、”お上”依存症から直していかないと、問題は解決しないなと思いました。
話が長くなりましたが、小沢さんも「生活の党」も健全に育てるためにも、支持者からの自由で率直な”批判”は欠かせないものです。
今一つ、生活の党に求めたいのは、支持者や国民との”風通しの良さ”を向上させる努力です。
参考)「2013年6月4日 藤田孝典さん:「生活保護・社会福祉の改悪を許さない」 (YOUTUBE)
http://www.youtube.com/watch?v=EjjYAVYNcxo