第三七課 お茶時ティータイム
イギリスの家庭では四時過ぎ頃、家族一同集まってお茶を飲みます。いわゆるお茶時ティータイムです。お茶は紅茶で、お茶受けにはパンの薄片うすきれにバターを塗ったもの、ビスケット、ケーキ、その時々の主婦の思い付きによります。時にはコーン・フレックスといって玉蜀黍とうきびの沢山入ったパン菓子の暖め立てのものを食べます。なかなか美味おいしいものです。
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十一月十一日 晴、滞在。
七時――十二時、市内行乞(米四合、銭五十五銭)。
人さまざま世さまざま、同室四人、みなへんろさん、私もその一人。
身心のむなしさを感じる。
高知城観覧、その下でお弁当をひらく、虱をとる、帰宿して一杯、そして一浴、鬚を剃った、ぽかぽか――ぼうぼう。――
(「お遍路の誰もが持てる不仕合ふしあわせ、(森)白象」金剛峯寺第406世座主をつとめた森寛紹師の句です。この句は、 . . . 本文を読む