福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

花に嵐

2014-03-30 | 法話
「月に叢雲、花に風」という諺がピッタリの昨日今日となりました。 春の嵐に散る桜を見ていると、孟浩然の有名な詩、「春暁」 「春眠暁を覚えず 処処啼鳥を聞く 夜来風雨の声 花落ちること知る多少」を思いだします。 また、宮沢賢治の「かがやきの 雨にしばらく散る桜 いつ゛ちのくにのけしきとやみん」という歌もあります。これは賢治の大切にした法華経如来寿量品の「……衆生の遊楽する処なり、諸天天皷を撃ちて常 . . . 本文を読む
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佛教人生読本(岡本かの子)より・・その52

2014-03-30 | 法話
第五二課 成功  人から、成功と見られて自分ではそれほどと感じない成功があります。  また、人から失敗と見られて、自分では成功と思っている成功があります。  また、人も自分もともに許す成功があります。  人が成功と思ってくれるのを、いくら自分は不満足だとて、にべもない顔をしているのは、あまりに人間味がありません。愛想にも多少は悦んでいいでしょう。  自分に真に成功した確信あらば、あ . . . 本文を読む
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Q,本地垂迹説とはなにか?

2014-03-30 | Q&A
Q,本地垂迹説とはなにか? A,本地垂迹説とは(総合佛教大辞典による) 「本地である仏が人々を救済するためかりに神の姿となって現れるという説。近世末期まで継続した。神仏習合の初見は文武天皇2年‘(698)伊勢国多気郡太神宮寺遷移の記事で、その後神宮寺は奈良時代に入り気比・宇佐八幡比・鹿島・二荒山・熱田・賀茂などの大社に造立されていった。宇佐八幡は天平勝宝元年749年12月に東大寺大仏鋳造を援助す . . . 本文を読む
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