福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

四国遍路日記(山頭火)・・その11

2014-03-18 | 法話
 十一月十四日 晴――曇、滞在。 寒くなつた、冬が近づいたなと思う、沈欝やりどころなし、澄太君からも緑平老からも、また無相さんからも、どうしてたよりがないのだろう、覚悟して――というよりも、あきらめて――ままよ一杯、また一杯。……(山頭火が大山澄太、俳人木村緑平、念仏者木村無相との深い心の交流を持っていたことがわかります) 今日はよく辛棒ママした、七時――十一時、そしてまた十二時――二時、市内 . . . 本文を読む
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佛教人生読本(岡本かの子)・・その40

2014-03-18 | 法話
第四〇課 僻み 僻みとは こころの窪みに溜る 垢です 弱い人 偽りかざりたい人の こころは窪む 真実は 人を落ちつかせ こころを窪ませない 爪に爪が酬い 憎みに憎みが来るように 垢はまた垢を呼ぶ 垢にはまた バチルス( 細菌)が 宿る バチルスは またこころを むしばむ かくて 最初は窪んだだけのこころ ついには腐れむしばむ 腐れむしばみ初そめたこころ . . . 本文を読む
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