「口に供養の「おん」(梵字)の字を誦するは語密なり。意に周遍法界の観を作すは意密なり。手に香華等を取て供養するは身密なり。かくの如く今行ずる三密と観音の三密と一切衆生の三密と無二平等なりと観達する時は、自身即観音なるが故に、一切の所願意に任せて成就するなり。」(妙法蓮華経秘略要抄・浄厳) . . . 本文を読む
地蔵菩薩三国霊験記 11/14巻
地蔵菩薩三国霊験記巻十一(全)
摂津國や難波の事か法ならぬと見へたれば、幼きうないごの遊戯より始めて無墓老が身の言捨てよしあしの言葉に至るまでも悉く是佛教に漏れたることはなし。麁言軟語も皆第一義に皈す。狂言綺語も即ち讃佛乗の縁となるべし。凢そ佛種は縁より起こり、諸業は心より生ず。春の花を見ては必ず秋の果たらんことを悟る。楽しみを聞ては定めて苦の . . . 本文を読む