地蔵菩薩三国霊験記 13/14巻の1/9
地蔵菩薩三国霊験記巻十三
一親の為に身を賣事
二六地蔵の権興(起こり)
三紙屋川地蔵院
四祇園仲源寺の像
五汁谷福田寺の像
六光勝寺の像
七清和院の像
八清水寺、将軍地蔵の事
九満米法師の事
地蔵菩薩三国霊験記巻十三
一、親の為に身を賣事
平の京五條坊門大宮の旁に藤原源五之任とて俗一人ありき。親の譲り抜群にして家具 . . . 本文を読む
「高野春秋」「(建暦二年1212)玆年十月二十五日。浄土宗開祖法然上人遷化し(注1)末資等五輪石塔を奥の院に創立す(注2)。案ずるに、別所社友内に法然往来して住す。蓋し社友等師恩報謝の為に之を建つか。熊谷入道蓮性の石塔も亦之を建つ。未だ其の施主を考へず。」
(注1)法然上人は建暦二年(1212年)一月二十五日、京都東山大谷(京都市東山区)で遷化されています。享年八 . . . 本文を読む
「高野山往生伝」「増延山籠は和泉の国の人也。良幸の室入り、出家学道。精進之を行ひ勇猛怠らず。一字三禮 経を書し、毎夜千遍禮を致す。諸尊秘法を伝へ、遂に入壇灌頂す。毎朝大仏頂・理趣経・尊勝陀羅尼二千遍、不動慈救呪一万遍。即ち臨終に至るまで永く退転せず。爰に永満二年(永万二年は1166)十月廿二日、弟子に告げて云く『我入滅の後、仏事を催す勿れ。極楽中品中に生ず、敢て疑を成すべからず』と。同廿五日巳刻( . . . 本文を読む
・今日治承二年1178、10月25日は守覚法親王が建礼門院お産の為に六波羅蜜寺において孔雀経法を修した日です。これにより安徳天皇が無事生れています。
守覚法親王は仁和寺諸師年譜には「喜多院御室法親王守覚。後白河院第二皇子なり。永暦元年1160,二月十七日年十一、紫金臺寺御室覚性に随って出家。同十月五日東大寺戒壇院に於いて受戒。於仁安三年二十七日観音院受灌頂紫金臺寺御室。経年、廣澤の淵源を究め尽く . . . 本文を読む