地蔵菩薩三国霊験記 12/14巻の6/6
六、印佛利益の事
古近江國蒲生と申す所に(滋賀県東近江市)京四条東洞院よりくだりて住みける女房あり。心賢くなさけもふかければ國中には名を得たる女人なり。されば夫にをくれて尼となりければ四条の尼公とぞ申し呼びける。徳孤ならず(「論語」里仁)して人皆かしずき侍る。世に隠れ無き地蔵信者なりき。家中の人にも地蔵を信ずる人をばありがたきこととに思て大方の科もゆる . . . 本文を読む
・今日10月24日は宇多上皇が東寺の益信に受戒し出家された日です。
宇多上皇は昌泰2年(899年)10月24日には東寺の益信のもとで受戒し出家された後、仁和寺に入って最初の「法皇」となられ「寛平法皇」を名乗られました。密教辞典によると「益信は廣澤流祖・円城寺僧正(尚待藤原淑子の病気を祈祷で治したため淑子の東山山荘を円城寺とした)なり。石清水八幡開基の行教の実弟。源仁から宗叡相伝の法全阿闍梨付属の . . . 本文を読む
「桓武天皇の奉為に太上御書の金字の法華を講ずる達親」(大師)
(先帝供養の法華講により先皇・桓武は成仏し、ひいては生類すべてにその功徳は及ぶとされています。)
沙門空海聞く、栗駄の蓮理(かりだ心)は湿凝(因果)を筌魚(経典)に貸り、大我の広神(佛の広大な知恵)は虚金を指兔に仮る(明智によって妄念を止めるべく経典を示された)。ここに爪章(長爪梵志の断見論)髪論(黄髪外道の論書)は . . . 本文を読む
尊敬する大峰顕師の動画がありました。「40歳の時、死ぬのが怖くてノイローゼ状態になった。それで京大の西谷啓治に相談すると『死ぬのが怖いのは夜だけか?そういう死ぬのが怖いという気持ちが昼も夜もでるようになれば透過できる』といわれた。それで助かった。死後がわからなくても「阿弥陀様にお任せします」という気持ちになれば救われている、ということだ。」さらに「生きていても死んでいても『なんまんだぶ』で一瞬で助 . . . 本文を読む