福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

22日の福聚講の記録をSさんが作ってくださいました

2011-12-28 | 開催報告/巡礼記録
12月22日(木)
仏教伝道会館7階「縁」18時
年末座談会

1.お経(般若心経二十一回等)
2.座談会:題:この世だけでない、不思議な世界についての体験談

みなさんのお話は大要次のようなものでした。

・「普通お寺のご本尊は参拝者のほうにまなざしを向けていらっしゃいますが、四国三十一番竹林寺のお大師様ははるか遠くを見ていらっしゃいました。その眼差しは現世をはるか越えたところをみつめていらっしゃるようで当時俗世のことであくせくしていた自分としてはハッとさせられました。」
・「義理の息子の交通事故のときの担当医師(矢作直樹さん、東京大学大学院医学系研究科・医学部救急医学分野教授、東京大学医学部附属病院救急部・集中治療部部長)が書いた『人は死なない―ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索』という本を読みましたら、いろいろと具体的に不思議なお話が載っていました。」
・「能にはシテとワキがありますが、本当に仕切っているのはワキであり、ワキの人だけがあの世とこの世をつなぐ役です。世の中もそういうふうに観察してみたいです。」
・「昔は理屈で考えましたが、今はパッと見て全体把握し、右脳を使って「観る」ようにしています。調布にある深大寺(天台宗)のお寺が近所にあり、朝10時の読誦会ではいろんなお経を読みます。先だってはお寺のお正月前の作業を手伝ったりしました。」
・「信仰の道も最近は一歩前進、十歩後進という感じです。精霊(キリスト教では三位一体の一つ)というのはあまり分かりませんが、親鸞の弟子の唯円の著作『歎異抄』に『念仏申し候へども、踊躍歓喜のこころおろそかに候ふこと、またいそぎ浄土へまゐりたきこころの候はぬは、いかにと候ふべきことにて候ふやらんと、申しいれて候ひしかば、親鸞もこの不審ありつるに、唯円房おなじこころにてありけり。・・』とあります。親鸞上人でも信心がわかないとおっしゃっているのです。だから信仰心が薄くても何とかぼちぼちとやっていきたい。最近、蜜厳院懺悔文を読んでいます。」
・「ヨガの本で、霊界、神界のことを読みました。霊界は私でも自分で感じたり見たりすることがあるような気がします。が、神界のほうはよく分かりません。なんでも自我がないとかいうことですが、分かったら恐いような気がします。最近、皮膚感覚で感じることは、そのときに理由が分からなくとも、背後に無数の理由があって正しいことが多いと思いました。」
・「仕事のつながりで被災地東北の子供たちからの手紙にお返事を書くボランティアをしました。子供たちの手紙を読み返事する中で『音を観る』、『文字を聴く』ことの大切さを体験しました。」
・「おかげさまで、長年懸案の家族問題が解決しました。願掛けをしていたお不動様と永年導き励まし続けてくださった高原師に感謝しています。今日はご報告に来ました。」
・「講でやっている坂東33観音や関東36不動尊巡礼に全部参加しています。(観音巡礼は満了。不動尊巡礼はただいま巡礼中)光明真言をお唱えして、東北の復興を祈り、また世の中がよくなるように祈っています。」
・「生まれて60年霊界を感じたことはありませんでした。父が1年前に他界して仏壇を引き継ぎました。祖父母と父の位牌もあり、今では霊界というのを少しは感じて、仏壇の前で先祖と会話をしています。」
・「仏事で49日のときに、あまりしゃべりもしない1歳未満の子供が障子の蔭を指して「じいじ、じいじ」と言ったのが、とても不思議でした。亡くなったおじいさんがそばに来ていたようです。」
・「小中高の同窓が次々と亡くなって、父母親戚が亡くなりました。今では自分が一番年寄りで相談できる年長者がいません。川崎身代り不動尊に月参りをしています。」

今日は、高原師からのお土産がありました。(身代御守、阿字観のカード。あと、念誦やお香、太龍寺のTシャツ、来年の暦など。)(筆者は身代御守、阿字観のカード、お香をいただきました。ありがとうございました。)

3.会場を近くの飲食店に移して、忘年会をしました。

本年もいろいろとお世話になり、ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
出席者12名
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