福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

金山穆韶師の「仏教における個体の観念」・・・3

2017-05-13 | 霊魂論
「ここにおいて小乗にては、人空三昧(個体は空であること)に住し、生死転生の因たる煩悩業を絶無ならしめ、此の衆生の個体をして、永く空滅に帰せる寂滅の涅槃に到達す道を説く。即ち小乗にては、此の個人格の永劫に空滅せる涅槃に帰するを理想となすものである。」

ここでは師は小乗仏教は煩悩を空じることにより個体を空滅に導くことを主旨としているとお説きになっています。明快です。実際苦悩の真っただ中にいるときは個体は空であると考えることで救われる気がします。
大乗については次に出てきます。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「日本國體の研究、田中智學... | トップ | 金山穆韶師の「仏教における... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

霊魂論」カテゴリの最新記事