福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

四国八十八所の霊験その108

2014-08-16 | 四国八十八所の霊験
2回目のときは出釈迦寺の下の茶店のおじさんが西行庵はすぐですよというので気楽にでかけました。しかし標識がなく迷いました。

途中、やっとお地蔵様のまえで大きな声で拝んでいた祈祷師風の女性をみつけたのでお祈りの終わるのを待って路を聞きました。すると無愛想に「山の上のほうじゃないですか」といいます。

お礼を言って登っていきましたが行けども行けどもみかん畑のみでなにもありません。遂にひきかえしました。それにしても人けのないところで不思議な祈祷師にあったものです。

 あとでインターネットで調べると「曼荼羅寺と出釈迦寺を結ぶ道の中ほどを、火上山(ひあげやま)にむかう小さな標識を目印にみかん畑を上っていくと、讃岐平野と瀬戸内海を一望できる道があり、この丘の中腹に西行庵はあります。・・ 西行法師も踏みしめた小さな石の橋を渡ると竹藪の中に二間四方の小さな庵があります。そばには西行法師の2つの歌碑と西行法師を偲(しの)ぶ中河与一作の歌碑がひっそりと建っています。
「山里に人来る世とは思わねど とはるることのうとくなり行く」」とありました。
西行庵は吉野とか京都にもあるらしく、高野山の伽藍には西行桜があります。
能にもなり日本人の『風流』を体現した人ですが、自分も30台で寺にはいろうとしたときは、西行が出家に際して縋る我が子を廊下から振り捨ててて家を出たという伝説を地で行こうとしたことがあります。


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