受戒の時、受者の心中に戒律の根本的基盤となるものが生じます。これを「戒体」といいます。
唯識的にいえば、心中の第八阿頼耶識の種子に「戒体」が生じるということです。大乗の戒(菩薩戒)を受けて戒体を發得するとそれは時間的には永遠、あの世でも有効で、空間的にも宇宙法界どこまでも有効とされます。これにより生きている時の行動も変わり、死後も悪趣に落ちるのを救ってくれます。釋氏要覽 にも「三界之福田謂比丘具有戒體戒爲萬善之根」 溪嵐拾葉集 には「 持人可思也天神釋云夫菩薩戒者流轉不滅教也 」等とあります。
唯識的にいえば、心中の第八阿頼耶識の種子に「戒体」が生じるということです。大乗の戒(菩薩戒)を受けて戒体を發得するとそれは時間的には永遠、あの世でも有効で、空間的にも宇宙法界どこまでも有効とされます。これにより生きている時の行動も変わり、死後も悪趣に落ちるのを救ってくれます。釋氏要覽 にも「三界之福田謂比丘具有戒體戒爲萬善之根」 溪嵐拾葉集 には「 持人可思也天神釋云夫菩薩戒者流轉不滅教也 」等とあります。