福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

Q,いろいろ不幸が重なります。先祖の因縁、自分の因果といわれますがどう考えればいいのでしょうか?

2018-06-12 | Q&A
Q,いろいろ不幸が重なります。先祖の因縁、自分の因果といわれますがどう考えればいいのでしょうか?

A,
結論はいま「本当のこと(真理)」「仏法」へ近ずくチャンスがめぐってきてるということです。
自分自身も数十年前数々の試練に遭いその結果、改めてお大師さまのありがたさ、信仰のありがたさに深く気が付き仏道に入る機会を与えられました。その後は大変ありがたい人生を歩ませていただいています。
先祖がたたることはありません。しかし迷って助けを求めていることはあります。なんとかして真理にたどりつきこの苦悩の永劫回帰から脱したいと思っておられる先祖はありましょう。そして先祖自身が深く迷っているときは子孫を助ける力は出ないでしょう。
結論は自身も先祖も共に助かる道、すなわち真理、に少しでも近ずく他ないということです。
われわれ一人ひとりには、因縁の世界よりもっとふかいところに、因縁をはなれて存在する光り輝くオールマイテーの世界があるというお大師さまのおことばがあります。
それこの太虚に過ぎて広大なるは我が心。
 彼の法界に越えて独尊なるは自佛なり。
 佛刹微塵の数もその数量に譬うことあたわず。
 日月摩尼の光もその光明に譬うことを得ず
 ・・」(平成天皇灌頂文)
しかしこういう感覚はやはり日常生活で努力をしなければ自分のものとして体得できないのでしょう。体得するには凡人なりに毎日の精進(利他行が第一)が必要とおもいます。根っこはこういう光明世界なのだということを頭で理路的に理解したうえで、なおものちのちのために体で利他行をさせていただく・・・こういう最大のチャンスを与えていただいていると考えるべきとおもいます。
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