衆生本来佛なり、水と氷のごとくにて、水をはなれて氷なく、衆生の外に佛なし、
衆生近きを知らずして、遠く求むるはかなさよ、たとへば水の中に居て、渇を叫がごとくなり。(「白隠禅師坐禅和讚」、むかし谷中全生庵では座禅のときにこれを唱えました。たぶん今も唱えていると思います。衆生と佛は同じ。自分の心の外、衆生の他に仏を求めるのは水の中にいて喉が乾いたと叫んでいるようなものだ。この世のど真ん中、心のど真ん中に仏はおられるとおっしゃっています。凡夫はこれが実感できないから苦労するのです。)
衆生近きを知らずして、遠く求むるはかなさよ、たとへば水の中に居て、渇を叫がごとくなり。(「白隠禅師坐禅和讚」、むかし谷中全生庵では座禅のときにこれを唱えました。たぶん今も唱えていると思います。衆生と佛は同じ。自分の心の外、衆生の他に仏を求めるのは水の中にいて喉が乾いたと叫んでいるようなものだ。この世のど真ん中、心のど真ん中に仏はおられるとおっしゃっています。凡夫はこれが実感できないから苦労するのです。)