以前NHKBSで「理屈やなかろうもん〜医師・中村哲73年の軌跡〜」の終わりの方だけ見ました。
すると「命がけで不条理に一矢報いる」という字幕が出てきました。
後でしらべるとアフガニスタンで人道復興事業に邁進して一昨年凶弾に倒れた中村哲医師の言葉でした。
戦乱や干ばつで荒廃したアフガニスタンやパキスタンで人道・復興支援の歩みを進めた医師の中村哲氏はアフガニスタン国家勲章や議会下院表彰、日本からは旭日双光章などを受けています。
中村氏は10歳の御子息を悪性の脳腫瘍で失っています。
その時、「みとれ、おまえの弔いは、わしが命をかけてやる。あの世で待っとれ」と誓ったそうです。そしてここから「命がけで不条理に一矢報いる」という言葉も出てきているのかもしれません。
我われ一人一人がそれぞれ「命がけで不条理に一矢報いる」行動をとったならばこの世に満ち満ちている「不条理」の側も降参するでしょう。座右の銘にしたいと思いました。