弘仁三年812十月二十六日伝教大師は弘法大師に金剛頂経の借覧を申し入れています。(例の理趣釈経借覧事件がおこるのは翌年十一月です。)
「弟子 㝡澄和南
奉請本経の事
金剛頂真実大教王経一部三巻
右本経の奉請を為すこと件の如し。来年四月以前に寫し畢りて即ち奉上せん。
敢て損失せじ。 謹みて和南。
弘仁三年十月二十六日 弟子㝡澄状上
乙訓真言院側」(「伝教大師消息」より)
弘仁三年812十月二十六日伝教大師は弘法大師に金剛頂経の借覧を申し入れています。(例の理趣釈経借覧事件がおこるのは翌年十一月です。)
「弟子 㝡澄和南
奉請本経の事
金剛頂真実大教王経一部三巻
右本経の奉請を為すこと件の如し。来年四月以前に寫し畢りて即ち奉上せん。
敢て損失せじ。 謹みて和南。
弘仁三年十月二十六日 弟子㝡澄状上
乙訓真言院側」(「伝教大師消息」より)