福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

神仏一体資料、1

2021-01-01 | 護国仏教

神仏は一体です。古来、天照大神以前の根源神からその本地が定められてきています。

「天地麗気記(弘法大師)」にみる天照大神以前の根源神、天神7代、地祇5代の本地です。
①天神7代とは「 天神七葉は過去七佛(釈迦様出生以前の七仏)・・(天地麗気記)」にあることを勘案すると以下のように本地があると思われます。(なお「天地麗気記」等の他の記述も参考に本地を書きました。)
1国之常立神・・・大毘盧遮那仏(如意宝珠・浄菩提心の玉)
2国狭槌(くにのさつち)尊・・毘盧遮那仏
3豊雲野神尊・・・盧遮那仏
4埿土煑尊(うひぢにのみこと)・・毘婆尸仏。沙土煑尊(すひぢにのみこと)・・尸棄佛

5大戸之道尊(おおとのじのみこと)・・倶留孫仏。大戸之部尊・・毘葉羅仏(熊野では不動明王)。

6面足尊・・狗那含牟尼仏(熊野では釈迦如来、多聞天)惶根尊(かしこねのみこと)・・弥勒仏
7伊奘諾尊(いざなきのみこと)・伊奘冉尊(いざなみのみこと))・・諾は金大日・冉は胎大日。(伊勢神宮では諾は金剛薩埵、熊野では諾は薬師、冉は千手観音。)


②地祇5代とは「地神五葉は、賢劫の四佛4(倶留孫仏・倶那含牟尼仏・迦葉仏・釈迦仏)
に舎那(毘盧遮那)を加増へて五葉と為り・・(天地麗気記)」にあるようにさきの過去7仏の後半の仏と重なります。

1天照大神・・・毘盧遮那(胎大日、十一面観音・如意輪との別伝あり。熊野では十一面観音)
2天忍穂耳尊(あまのおしほみみのみこと)・・・倶留孫仏(熊野では地蔵菩薩)
3瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)・・・倶那含牟尼仏(熊野では竜樹菩薩)
4彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)・・・迦葉仏(熊野では如意輪観音)
5草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと) ・・釈迦仏(熊野では聖観音)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 横川首楞嚴院二十五三昧式 ... | トップ | 二日は灯明佛、諏訪大明神、... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

護国仏教」カテゴリの最新記事