福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は初薬師

2022-01-08 | 法話

今日は初薬師

コロナの猖獗がますます激しくなってきました。今日8日は初薬師です。お薬師様の功徳を慕いご真言だけでもあげるといいと思います。後で出します。

 

薬師寺、新井薬師等では初薬師の法要が行われます。

新井薬師は、徳川二代将軍秀忠の五子和子の眼病が快癒したことから「眼の薬師」と崇められています。

上田市の国分寺では八日堂縁日と称して蘇民将来符を頂けるので有名です。

東京では本郷四丁目真光寺、茅場町智泉院、愛宕町真福寺などが有名です。(泉鏡花の「婦系図」では「月の十二日は本郷(四丁目真光寺)の薬師様の縁日で、電車が通るようになってからも相変わらず賑やかな・・」とあります。)

中央線の国分寺にも薬師堂がありますが近くの「真姿の池」は「国分寺略記」に、嘉祥元年(848年)癩に悩む美女玉造小町が武蔵国分寺に願掛けした際(近くの)「真姿の池で身を清めよ」との霊示を受け、見事に快癒した、とあります。

四国23番の薬王寺も遍路で何度もお参りしましたが厄除けとして霊験あらたかと伝えられます。

私自身は護国寺の薬師堂のお薬師様に数十年前妻の病気を治していただきました。また孫の中耳炎も毎薬師経とご真言をお唱えするうちに治癒していただきました。数年前自分自身の原因不明の足の痛みも薬師経を読誦して治りました。この時は血液検査、尿検査、レントゲン検査をしても原因不明だったのです。お薬師様の霊験は大変有難いものがあります。

 

・「梁塵秘抄・法文歌」に「薬師の十二の大願は衆病悉除ぞ頼もしき 一経其耳はさておきつ 皆令満足すぐれたり 像法転じては薬師の誓ぞ頼もしき 一度御名を聞く人は 萬の病も無しとぞいふ 薬師医王の浄土をば 瑠璃の浄土と名けたり 十二の舟を重ね得て 我等衆生を渡いたまへ 瑠璃の浄土は潔し 月の光はさやかにて 像法転ずる末の世に 遍く照らせば底もなし」。

 

・簡単な「佛説薬師秘密神呪経」です。このご真言だけでもお唱えするとよいと思われます。

「南無薬師瑠璃光如来、日光遍照、月光大士、十二神将、七千夜叉、同心守護、同心加護、昼夜随順、毎日一遍、受持此者、皆大歓喜、信受奉行、我此名号、一経其耳、衆病悉除、身心安楽。

 

薬師如来大呪

のうぼうばぎゃばてい ばいせいじゃ くろばい

 

御真言

南無薬師瑠璃光如来

おん ころころせんだり まとうぎ そわか

 

南無日光菩薩

おん ろぼうじゅた そわか

南無月光菩薩

おん せんだらや そわか

 

南無十二神将

おん くびら やきさ じばらや そわか

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