福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は大師が護命僧正の八十を賀する詩を作られた日です

2024-09-23 | 諸経
性霊集巻十、「暮秋に元興の僧正大徳(護命のこと)の八十を賀する詩」「それ天に翔けるの雁も次第を忘れず、地に蚊はうの螘ありもまた陳列を守る。いかに況や天地の最霊、含識の首たる誰か長老を尊び眉寿を貴ぶことを遺れんや。礼には郷飲を著し(礼記・郷飲酒義「郷飲酒の礼は長を尊び志を養ふ所以なり」)経には供宿と称す(月灯三昧経巻五「若し是れ耆宿ならば供養恭敬し頭面接足すべし」)、まことに以あり。元興寺の大徳僧正 . . . 本文を読む
コメント

今日は恵運遷化の日です

2024-09-23 | 法話
恵運は延暦17年(798)生まれ貞観11年(869)9月23日72歳で没。唐八家(最澄・空海・常暁・円行・円仁・恵運・円珍・宗叡)の一人。以下密教辞典等に依ります。初め東大寺泰基・薬師寺仲継に法相教学を学び東大寺で得度、戒壇院で具足戒を受ける。後に実恵の門下に入り東寺で両部大法を受ける。842年(承和9年)8月24日唐の商人李処人の船で渡唐。長安青龍寺で義真に伝法灌頂を受け、五台山・天台山を巡拝し . . . 本文を読む
コメント

今日は庶民の疱瘡を心配して宮中で読経修法した日

2024-09-23 | 法話
中右記・嘉保元年1094九月二十三日「今日、御前に於いて御読経二座。孔雀経九日、大般若九日、始めらる。又二間(注1)仁王講、又聖観音御修法始めらる。定賢法務(注2)。又祇園寶前に於いて大般若御読経始めらる。近日天下に疱瘡の聞えある故なり。圓禅僧都以下七口・・。天皇は堀河天皇。(注1) 二間とは、清涼殿の夜の御殿(おとど)の東隣りにある部屋の名。天皇陛下の仏間・修法などが行われた。(注2) 定賢・・ . . . 本文を読む
コメント

地蔵菩薩三国霊験記 8/14巻の12/13

2024-09-23 | 先祖供養
地蔵菩薩三国霊験記 8/14巻の12/13 十二、  宇治橋寺地蔵の事 大和國宇多郡(奈良県宇陀市)に紀文時と云ふ信心堅固の人侍りき。卒病(急病)の為に犯されて俄かに絶入にけり。さきだちて聞きし如くに闇き穴道をとほりて琰王の宮に至りぬと覚へて種々の罪人を羈(つなぎ)て善悪を評して沙汰せられしが爰に沙門一人来たり玉ひての玉ひけるは、汝はいまだ廳庭には召されまじき人なり。聊か本国へ皈るべ . . . 本文を読む
コメント