今日は円珍が入唐された日
園城寺文書「(円珍は)仁寿三年(853文徳天皇の時代)七月十六日離本国、大中七年(853唐の宣宗の治世)九月十四日、到唐国福州・・」
円珍は、在唐六年、天台、真言、倶舎、因明、悉曇などを学びますが、特に青竜寺法全和尚から、 「五部心観」を付与されます。 これは金剛界曼荼羅の五部(仏部,金剛部,宝部,蓮華部,羯磨部)の諸尊の図像,梵文真言,標幟を白描で描いたもので現在は . . . 本文を読む
地蔵菩薩三国霊験記 8/14巻の3/13
三、偽りて夢想を示し罰を蒙る事
中古平の京北野邊に住む老尼公あり。若き時は北面に立居を許されけるに我身の思案うすくして或は人を嫌ひ氏姓を擇びけるほどに年へて雪をいただき波をたたへければ何事もはばかりををき身となりて、自ら閑居の身となりぬ。孫を一人持たるを扶持すべきやうもなし。いかにしてか紅の色ある人とみなしてみんと願ひ壬生の地蔵へ参り御隔子の際にさしよ . . . 本文を読む