今日から真如堂十夜法要です。
真如堂のホームページでは「お十夜(十日十夜別事念仏会)11月5日~11月15日
お十夜(おじゅうや)は、「この世で十日十夜善いことをすれば、仏国土で千年善いことをするに勝る」という「無量寿経」の教え (注)に基づき、阿弥陀如来の法恩に感謝する法要です。室町幕府第六代将軍・足利義教の執権職をしていた伊勢守貞経の弟、平貞国が真如堂で行った十日十夜の念仏行に由来しています。11月5日から毎夜、講員が鉦を打ち阿弥陀仏を念じます。また、この期間は、秘仏本尊・阿弥陀如来立像の御手に結ばれた糸・白い綱が本堂前の回向柱まで延ばされます。この綱に触れると、阿弥陀如来立像に直接触れたのと同じ御利益があるとされています。」とあります。
(注、佛説無量壽經下に「仏のたまはく、「なんぢいまの諸天・人民、および後世の人、仏の経語を得て、まさにつらつらこれを思ひて、よくそのなかにおいて心を端しくして行ひを正しくすべし。 主上善をなして、その下を率化してうたたあひ勅令し、おのおのみづから端しく守り、聖〔者〕を尊び、善〔人〕を敬ひ、仁慈博愛にして、仏語の教誨あへて虧負することなかれ。まさに度世を求めて生死衆悪の本を抜断すべし。まさに三塗の無量の憂畏苦痛の道を離るべし。なんぢらここにおいて広く徳本を植ゑて、恩を布き恵を施して、道禁を犯すことなかれ。忍辱・精進・一心・智慧をもつてうたたあひ教化し、徳をなし善を立てよ。心を正しくし、意を正しくして、斎戒清浄なること一日一夜すれば、無量寿国にありて善をなすこと百歳せんに勝れたり。ゆゑはいかん。かの仏国土は無為自然にして、みな衆善を積んで毛髪の悪もなければなり。ここにして善を修すること十日十夜すれば、他方の諸仏国土にして善をなすこと千歳するに勝れたり。ゆゑはいかん。
他方の仏国は、善をなすものは多く悪をなすものは少なし。福徳自然にして造悪の地なければなり。ただこのあひだのみ悪多くして、自然なることあることなし。勤苦して欲を求め、うたたあひ欺紿し、心労し形困しみて、苦を飲み毒を食らふ。かくのごとく怱務して、いまだかつて寧息せず。
われなんぢら天・人の類を哀れみて、苦心に誨喩し、教へて善を修せしむ。器に随ひて開導し、経法を授与するに承用せざることなし。意の所願にありてみな道を得しむ。仏の遊履したまふところの国邑・丘聚、化を蒙らざるはなし。天下和順し日月清明なり。風雨時をもつてし、災厲起らず、国豊かに民安くして兵戈用ゐることなし。徳を崇め仁を興し、つとめて礼譲を修す」と・・)
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