・11世紀頃・・・熊野三所権現信仰盛ん「熊野権現事、神道集」
「抑熊野権現と申すは役行者・婆羅門僧正、併しながら真に本地を信仰し給へり、凡そ縁起を見るに往昔に甲寅、唐の霊山より王子旧跡を信じ給ひ、日本鎮西豊前国彦根の大獄に天下り給ふ、その形は八画の水晶の石なり、・・そののち遥かに年序を送りてのちに正き熊野の権現と顕れ給へり、神武天王の治天七十六年のうち第四十三年壬寅の年なり、・・そののち年序三百 . . . 本文を読む
1068、後三条天皇、即位灌頂で智拳印を結ぶ。大江匡房「後三条院御即位記」(群書類従巻九十一)に「治歴四年1068七月二十一日、辛卯子の刻,まず南殿御装束供奉す、・・次十ケ寺御読経、法性寺仁和寺円城寺法成寺広隆寺清水寺八坂寺珍皇寺常住寺出雲寺・・次に御装束了り時を聞かれ給、道平朝臣、時満の由申す・・・主上この間手を結ぶ、大日如来即持奉印の如し・・・」とある。このあと江戸時代まで即位灌頂は続いたとさ . . . 本文を読む
華厳経巻三十八離世間品第三十三の二「・・
菩薩魔訶薩に十種の普賢の願行法あり。所謂
・未来劫を尽くして菩薩の行を行ずる普賢の願行法
・未来の一切の佛を恭敬し供養する普願の願行法
・一切の衆生を普賢菩薩の願行に立つる普願の願行法
・一切の善根を積集する普願の願行法
・一切の波羅蜜に入る普願の願行法
・一切の菩薩の願行を満足する普願の願行法
・一切の世界を荘厳する普願の願行法
・一切の仏のみもとに往生 . . . 本文を読む
1018、春日社では興福寺の社僧が法華八講の法会を始める。そもそも春日社とは、神道集に「春日大 明神、この御神の大社は常陸國鎮守鹿島大明神是なり、佛法守護・鎮護国家のために人王四十八代 称徳天皇の御宇、神護景雲元丁未年(766)、三笠山に移る、春日の四所明神と申す、すでに五 百歳にあまる、南都に移したまひける時は一丈許の白鹿にて御友は二人なり、その二人の御友は時 風・秀行これなり、 . . . 本文を読む
「上は則ち乾霊の国を授けたまいし徳に答え、下は則ち皇孫の正を養うの心を弘め、然る後、六合を兼ねて以て都を開き、八紘を掩いて宇と為さん事、亦可からずや。(上は乾靈(アマツカミ=天津神)が私に国を授けられた徳に答え、下は皇孫に至る迄正しい道を広めよう。その後に六合(クニノウチ=東西南北と天と地を合わせて六合)を一つにして都を開き、八紘(アメノシタ、八方向、世界)の隅々まで「宇(家)」にすることは、良い . . . 本文を読む
運命と人力と
世に所謂運命といふが如きもの無ければ則ち已む、若し眞に所謂運命といふが如きこれ有りとすれば、必らずや個人、若くは團體、若くは國家、若くは世界、即ち運命の支配を受くべきものと、之を支配するところの運命との間に、何等かの關係の締結約束され居るものが無くてはならぬ。勿論古よりの英雄豪傑には、「我は運命に支配せらるゝを好まず、我自ら運命を支配すべきのみ」といふが如き、熱烈鷙悍しかんの感情意 . . . 本文を読む
華厳経巻三十八離世間品第三十三の二「仏子よ、菩薩魔訶薩に十種の三世を説くあり。なんらかを十となす。所謂過去世に過去世を説き、過去世に未来世を説き、過去世に現在世を説き、未来世に過去世を説き、未来世に現在世を説き、未来世に無尽を説き、現在世に未来世を説き、現在世に過去世を説き、現在世に平等を説き、現在世に三世すなわち一念なることを説く。仏子よこれを菩薩魔訶薩の十種の説三世と為す。・・」 . . . 本文を読む
937、春日明神「『慈悲満行菩薩』号を希望す」。
「春日験記絵詞書」に「それ春日大明神は満月円明の如来久遠成道のひかりをやわらげ法雲等覚の薩埵、内証本地の影をかくす、専一朝の忠臣として鎮に四海の安寧をまもり給、天津彦天皇はしめして葦原中國に入給ひしとき、・・・承平七年二月二十五日亥時ばかり、神殿鳴動して風吹、子の時に橘氏女御宝前にて声を放つ、神殿守ならびに預などをめしあつむれば、おの . . . 本文を読む
昨日、川崎大師の大般若会を拝してきたと書きましたが、今朝早速大変ありがたい知らせを頂きました。経済的お蔭を受けたのです。これには伏線があり、昨日川崎大師境内で電話がかかってきて、一旦提示条件破棄というよくない知らせを受けていたのです。経済的な話なので、信仰と低次元の話はやはり別だなあ、とつくずく思っていたところですが、今朝になって一転、昨日よりもさらに良い条件で話が纏まったのです。
よく社寺への . . . 本文を読む
今日川崎大師へお参りに行きました。自分でブログに川崎大師では今日21日に大般若会があると書いていたのですがそれは3時からと思いこんでいました。家人と1時ころ着いたので時間を間違って二時間も先に着いた思い込んでいたのですが、本堂の中を見ると丁度大般若経の机を並べて、般若十六善神の掛け軸もかけ、これからまさに大般若会が始まろうという処でした。管主様はじめ式衆が正面玄関から遷列され、各々大般若経が堆く . . . 本文を読む
華厳経巻三十七離世間品第三十三の一「菩薩は過去現在未来すべての時間を自由に行き来する。一念のなかに過去現在未来全ての時間を見る。時間は(空間もそうであるが)過去現在未来すべてが相互に入り組んでいる。(・・菩薩摩訶薩に十種の劫に入るあり。何等かを十となす。所謂、過去の劫に入り、未来の劫に入り、現在の劫に入り、可数の劫にはいり、不可数の劫に入り、一切非劫に入り、非劫一切劫に入り、一切劫すなわち是れ一念 . . . 本文を読む
10月15日坂東札所第18番中禅寺に巡礼してきました。
この10月は台風が二週に続き上陸し、天候が気がかりな事が多かったのですが、
無事巡礼してくる事ができました。
東武日光駅に10時30分に集合しました。
平日の田舎の電車の光景はのどかである。秋の実りの稲穂が黄色く輝く車窓をのんびりと見ながら、ごっとんごっとんと揺られながら電車に乗っていると、不思議な気がしてくる。刻々と変わる景色と時の流れの . . . 本文を読む