千日回峰行を達成されたというニュースが出ていました。
最近暗いニュースばかりの中でこれこそが本当の「ありがたい」ニュースでした。こういう方が日本を北朝鮮の脅威からも守っていただく役割を果たしておられるのだと思います。こういう行の中では必ず「天下泰平・万民豊楽」を祈るからです。
ニュース等では行中の大変さばかりを強調されていますがそれも大変でしょうが、求聞持行をやらせていただいた経験からするとむしろ . . . 本文を読む
「『観音妙智力』(戸塚市T・I、)」より
西国観音霊場二五番清水寺を訪れたのは昭和五十七年十一月二十七日のことであった。・・思えば昭和五十四年正月に脳血栓で倒れ、歩くことも起き上がることもできなくなっていた。入院しその後小康状態を得て寺院巡りができるまでに回復した。しかし後遺症で天候次第で気分がすぐれなくなり後頭部が重くなることが多くなった。
二十五番清水寺で鐘楼の下を通っていた時、後頭部に釣鐘の . . . 本文を読む
神道大意、卜部兼直撰・・その2
心は則ち神明(かみかげ)の舍(みあらか、家)、混沌(まろかれたる)の宮なり。混沌まろかれたるとは、天地陰陽不分あめつちみぎのわいためなり。喜怒哀楽未発こころばえいまだおこらず、皆これ心の根本なり。心とは一神ひとつのかみの本もととするところなり。一神とは吾わが國常立尊くにのとこたちのみことといふ、國常立尊とは無形の形なきがごときのみかたち、無名の名なずくることなきの . . . 本文を読む
「・・・此の法は即ち仏の心(しん)、国の鎮(ちん)なり。氛(ふん)をはらい祉(さいわ)いを招くの摩尼(まに)凡(ぼん)を脱(まぬ)がれ聖に入るのキョ径(山偏に虚、きょけい・・近道)なり。(性霊集 巻第五「本国の使に与えて共に帰らんと請う啓」、わたくし空海が得た仏法(密教)こそが、釈尊の教えの本質であり、この教えこそが鎮護国家・除災招福・凡夫成仏を可能にする近道である。)お大師様ほどのお方がこう言い . . . 本文を読む
今日の定例会模様
今日は台風が近ずいているにもかかわらずお参りの間は雨は降らず、曇り空で風も微風で,またしても絶好のお参り日和でした。
行きに江戸川橋で降りて護国寺の境内社であった今宮神社をお参りしました。今宮神社は天照大神を伊勢神宮から、素戔嗚尊を京都今宮神社と熊野大社から、伊弉諾尊・速玉大神を熊野大社から、誉田別尊を石清水八幡宮から、大国主命と事代主の尊を京都今宮神社から,大宮比売命を春日 . . . 本文を読む
神道大意 兼直撰(卜部兼直、鎌倉時代、吉田神道の神官、冷泉歌人ともいわれた、、吉田兼好の縁戚)・・1
それわが国は天地あめつちとともに神明顕座かみかげのあらわれまします故に、國を神の國といひ、道を神道かみのみちといふ。國とは千堺ちち゛のさかいの根本はじめなり。故に日本ひのもとといふ。天竺漢土は星の形なり、故に月氏つきのくに、震旦ほしのくに、といふ。日は大陽てるたま、月は陽てるたまの耦生たぐひなり . . . 本文を読む
Q,本地垂迹説とはなにか?
A,本地垂迹説とは(総合佛教大辞典による)
「本地である仏が人々を救済するためかりに神の姿となって現れるという説。近世末期まで継続した。神仏習合の初見は文武天皇2年‘(698)伊勢国多気郡太神宮寺遷移の記事で、その後神宮寺は奈良時代に入り気比・宇佐八幡比・鹿島・二荒山・熱田・賀茂などの大社に造立されていった。宇佐八幡は天平勝宝元年749年12月に東大寺大仏鋳造を援助 . . . 本文を読む
内山興正老師の「不二命」と題する動画がありました。
内山興正老師は「思い手放し、ただ拝む。不二のいのちのいのちのままに」とおしゃっています。また「おがむことは自分を手放すこと、一度拝めばいいというものではなく、無限に拝んでいくのです。」ともおっしゃっています。「不二のいのち」 . . . 本文を読む
「弘法大師の護国思想と曼荼羅」(中村涼應、幸真「正統曼荼羅の研究」(NHK出版))
「真言密教では即身成仏と共に大切に考えられているのが護国思想である。大師にはとりわけ「仁王経」による護国思想が見られる。
大同四年(809)四月の嵯峨天皇即位後、翌年十月には大師は国家のために仁王大法を修することを上表されている。「その将来するところの経法の中に、仁王経、守護国界経、佛母明王経等の念誦の法門あり。 . . . 本文を読む
四国88所御真言と御詠歌・一番札所:竺和山 霊山寺 「じくわさん りょうぜんじ」 御本尊: 釈迦如来、御真言、のうまく さんまんだ ぼだなん ばく御詠歌: 霊山の 釈迦のみ前に巡り来て よろずの罪も 消えうせにけり・二番札所: 日照山 極楽寺 「にっしょうざん ごくらくじ」御本尊: 阿弥陀如来、御真言、おん あみりた ていせい からうん御詠歌: 極楽の 弥陀の浄土へ行きたくば 南無阿弥陀仏 口ぐせ . . . 本文を読む
仏典に説く具体的国防策
「大乗大集地蔵十輪経巻二・十輪品第二に
王は・・堅固なる城郭・村坊・戌邏・国邑・王宮、広く説かば乃至は舎・羅・鸚鵡・防守の衆具を安置して国土の損失することなからしむ。・・諸々の群臣とともに、四兵衆(馬・車・象・歩)を領して周巡して一切の自国の城邑・聚落・山川・谿澗・園苑・田澤・陂河・池沼・曠野・叢林・鎭邏等の處を観察し、彼の在る所の國界諸方の嶮阻多難にして營理するに任せず外 . . . 本文を読む
今日は遊行寺の薄念仏会です。
遊行寺のホームページによると、「薄念仏会は毎年9月15日の午後から行われています。
本堂内陣の前机の前に置いた大花瓶に、薄、松、青竹を生け、青竹の高い位置に遊行四十二代尊任上人の「笹名号(ささみょうごう)」をかけます。
内陣と外陣の境目に18個の白張提灯がつるされています。
『一遍聖絵』5巻には、大きな土饅頭を囲んで僧尼が座して念仏している姿があり、塚の上部には薄 . . . 本文を読む
今日9月15日は石清水八幡の放生会の日です。
放生会の起源は、日本書紀に「天武五年・・八月丙申朔丁酉、・・・是日、詔諸國以放生」とあるように天武天皇が8月17日に放生の詔を発せられたのに始まるとされます。石清水八幡宮では宇佐神宮より八幡神を勧請したのとほぼ同時期に放生会も伝わり、天暦2年には勅祭として執り行われるようになるなど、京都の年中行事の中でも重要な祭の1つであったとされます。しかし明治の神 . . . 本文を読む
「『チベットの死者の書』から学ぶもの・・・三浦順子(チベット関係翻訳家)」(大法輪、20,11)
「・・・(チベットはじめ仏教国では輪廻転生が仏教の大前提として信じられており、この輪廻からの解脱ができてはじめて至高不滅の幸福に至ることができるとされている。)そしてチベット密教の説くところによれば死と、中有のひとときこそ輪廻の苦から脱出できる貴重このうえない機会である。というのも死によって肉体を構成 . . . 本文を読む