2017年5月1日。JR東日本は豪華列車をデビューさせました。それは「TRAIN SUITE四季島」。KEN OKUYAMA DESIGNのプロデュースであり、シャンパンゴールドをベースにした「四季島ゴールド」といわれる特徴的な車体となっています。
「四季島」の乗車券はみどりの窓口で購入出来るかというとそうではありません。あからじめツアーに申し込んで当選する必要があり、乗車当日に上野駅の専用の待合室で気分を高め、専用ホームから専用のアテンダントにエスコートされて乗れるものです。3泊4日コースでは日光を観光した後に登別温泉まで北上し、青森や新潟を観光した後、上野に戻るものです。1泊2日コースでは山梨県、長野県と周遊した後、会津若松を観光して上野に戻るものです。
「四季島」の凄いところは、乗車料金の高さや抽選倍率の高さだけではありません。日本初のEDC方式を採用しており、E001系の形式名が付与されています。区間では架線から電気を集めて走りますが、非電化区間では1、10号車にある大出力のエンジン発電機を稼働されて発電機からの自給電力によって走るものです。
前置きが長くなりましたが、2017年9月3日の「四季島」の様子を見てみましょう。
磐越西線224Dで会津若松入りすると、「四季島」は整備を受けていました。
「四季島」は10両編成なので、1号車は跨線橋からかろうじて見えるだけ。
食料調達がてら、富士の湯の脇の空き地で「お座トロ展望列車 会津浪漫花号」を撮影。
その直後にVVVF音がしたので行ってみると、あのKEN OKUYAMA DESIGNの特徴的な車両が
踏切まで行くと「四季島」が。格好いいです。
よく見ると、ブラックフェイスです。
10号車の床下を。燃料タンクに空調室外機、空気バネ排気コック??
保安装置。JR東日本などのあらゆるATC、ATSに対応できます。
「四季島」はDT83台車を履いています。
「四季島」のロゴマーク。
会津若松駅に戻ると、当の「四季島」が2番線に入線10時22分のことです。
7号車を。和室になっています。
6号車を。猫の耳のような特徴的な窓です。窓が大きくなっている所ではグランドピアノが置かれています。
1番線は10両分ないので、2号車以降ははみ出てしまいます。
ならばと2番線に廻っても、1号車がはみ出てしまいます。
10時56分に1227Mが到着し、E721系P11編成と並びました
「四季島」の発車は11時22分。ランチタイムの後、フェアウェルイベントを経て上野に帰るそうです。
「四季島捕獲作戦 in 会津若松」は以上です。3泊4日コースでは日中帯に新津駅に立ち寄りますが、何せ真日なので大きなネックとなっています。1泊2日コースでは日曜に会津若松に立ち寄るので、週末パスでのしなの鉄道の駅巡りの翌日の有効分を利用して実行に至りました。「四季島」に乗るには総額で70ー80万円かかると言われており、この機会にじっくり見れて大満足です。
話が変わりますが、JR西日本は昨日、大阪環状線の103系が来る10月3日に営業運転を終えることを明らかにしました。当日の充当スジについては、混乱防止のため非公表ということで。大阪環状線大改造プロジェクトの一環とはいえ、これも時代の流れでしょうか。
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