17日、18日と2日続けて病院で診てもらった次男のその後です。
診断結果は夏風邪と筋肉痛の影響で胸部に痛みがでたようでそれ程大げさな容態ではないとのことでした。自宅に戻った次男でしたが、昨日になってまたまた胸の痛みが出て我慢が出来ない状態になってしまいました。夜の11時過ぎのことでしたから私も家内も就寝中でしたが、長男に起こされて、またまた同じ病院へ連れていくことになりました。そして昨夜は心配した長男も付き添ってくれたのでした。
直前に電話をし症状を伝えておいたので病院へ着くなり直ぐに検査をしていただきました。そして心電図を取ったところで波形の異常があってその時点でこの病院での手当は無理とのこと。市内の大和成和病院か相模原市にある北里病院へ行くことになるとの話がありました。
その後レントゲンと血液検査をしたのですが、前回血液検査で数値の高かった筋肉の炎症が疑われるCKとAST(GOT)の値は更に高くなっていたのでした。この数値の結果、そして心電図と心臓付近の強烈な痛みから判断すると心膜炎、心筋炎の疑いがあるとのことで、専門病院への搬送が決まったのでした。
18日の時点では筋肉系の炎症があることは言われたのですが、久し振りに行ったランニングと腕立て伏せなどのスポーツ後の筋肉痛だと勝手に想像していましたが、そうではなくて心筋の炎症だったんですね。
何てことでしょうか。この心筋炎や心膜炎は心臓手術をしたり心臓ペースメーカーを植え込んだ私のような人間が一番恐れている病気なんです。この手の人が一番掛かり易い病です。なので私はちょっとの風邪でもその都度抗生剤を処方され大事を取っていたくらいでした。
それが心臓の手術をしたことのない次男がこの病気になるとは想像もしていませんでした。
私の心臓の手術と心臓ペースメーカーの植え込み手術はどちらも大和成和病院でしていただきました。そして自宅からもとても近いのです。次男の搬送先の病院を大和成和病院にしてくださいと依頼したところ先方の受け入れ態勢が出来ていることの確認が取れて大和成和病院への搬送がきまりました。紹介状と検査データを渡されて、移動手段は私の車ではなく救急車が手配されました。
移動中の救急車の中です。
大和成和病院に到着したのは日付が変わった20日の深夜1時近かったです。
そしてここでもまたレントゲン、エコー、心電図などの検査が行われその後医師から簡単な説明がありました。
この時点では心膜炎、心筋炎と同時に心筋梗塞の可能性がゼロではないとのことでした。年齢が若いことや糖尿病がなく生活習慣病もないので心筋梗塞ではないだろうが、万一そうだとしたら今後の治療が全く違うためにどうしても検査をする必要があるとのことでした。
そして造影剤を投与してのCT検査が行われました。
結果は心筋梗塞ではないことが確認されこの時点で病名は急性心筋炎、心膜炎との診断でした。
診断後の医師の話です。
「風邪ウィルスが心臓に入り込み心筋にダメージを起こしていますが、一般的には自然軽快します。しかし極稀に重症化(劇症心筋炎)になる急変のリスクもあって、その場合の致死率は20%と高く、人工呼吸、心臓マッサージ、電気ショック、人工心肺等の補助循環が必要になることもあるとため入院し経過の観察が必要です。」とのことでした。
そして次男は入院。
今朝家内と一緒に入院手続きがてら病室に見舞いに行きました。
昨夜とは一転、とても元気そうでした。痛みも和らぎ朝食も美味しく食べたそうで一安心です。
取り敢えず容態急変という事態は避けられそうです。
いやはや我が家は一体どうしたのでしょうか?
兄の脳梗塞、次男の心筋炎、心膜炎と入院が続いてしまいました。何かの祟りか?
お祓いに行かねばなりませんね。
先月末に四国の司法書士の方から連絡のあった近くに身寄りのなかった伯母さんは結局7月3日に亡くなってしまったのですが、その葬儀にも行かれなかったのでそのせいなんでしょうかね。