今回のヴェネツィア訪問は4年ぶりだったが、最も変わっていたことは、リアルト橋横にあるドイツ人商館が全面改修されていたこと。
ルイ・ヴィトングループによって高級ブランドの店が並ぶショッピングセンターに生まれ変わっており、前回見た時の郵便局だけのがらんとした建物が全く別物に変貌してしまった。リアルト橋のあるこの場所は、サンマルコ広場と並んでヴェネツィア観光には必須の場所だけに、ヴェネツィアを知っている人にはちょっとした驚きになっているようだ。
一階はカフェ。
ゆったりとしたスペースがとられている。
内部の骨格は郵便局時代と基本的に変わっていない。
建設当時からの時計はそのままの場所に置かれている。
階段には赤じゅうたん。一階入り口には黒服の店員がおり、ちょっと気後れしてしまうほど。
個人的に最も興味を惹かれたのが,シューズの陳列法。これは外に面したショウウインドウだが、ディスプレーがおしゃれ。
これなんか、サイケ調?
ハイヒールのスリム感が際立つ。
違った種類のシューズの組み合わせ方に、パズルを解くような面白さがある。
色彩の美しさも格別
基本的に、私は靴フェチなのかも?
4階のスペースはイベントが出来るように吹き抜けになっていた。ここから屋上の展望台に出ることが出来る。その眺めは次回に。
このドイツ人商館は、ヴェネツィア共和国時代の繁栄を象徴する建物の1つで、当時は外壁にジョルジョーネとティツィアーノの絵が描かれていたという。それが大きな変貌を遂げていて、新しいヴェネツィアのスポットのなりつつあるようだ。