新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

ヴェネツィアあちこち⑦ 勇者から召使、ライオンに部族長?千変万化のドアノブ色々

2019-08-27 | イタリア・ヴェネツィア

ヴェネツィアは全く車が走っていない。従って場所の移動にはヴァポレットという乗合船を使うが、陸上移動はただ歩くしかない(もちろん自転車さえもない)。

 そのため、歩いていると普段気が付かない街中のいろいろなものが目に入ってくる。そんなものの1つが各住宅の玄関に付けられたドアノブだ。バラエティに富んだドアノブ色々を紹介しよう。

 まずはどこかの部族の長のような貫禄十分の肖像。

 ヴェネツィアに最も多くポピュラーなのはライオン。守護聖人の聖マルコの象徴でもあるので、よく見かける。

 それでも表情はいろいろで、こちらのライオンはかなり怖い。

 忠実な執事、といったところ。

 かと思えば、夢見る少年のようなドアノブも。

 きわめて実用的な、「手」だけのもの。

 アフリカからやってきた召使?

 こちらも上の召使の親戚かも。

 これは何だ?鳥の一種かなあ。

 すっきりした顔の下には飾りが一杯。

 戦いの勇者かな、それともバッカス像?

 男?女?性別不明。

 この人はきっと温厚な性格なんだろうなあ。

 こちらはまるで今日取り付けたばっかりのようなピカピカ。

 最後に、ヴェネツィアらしく仮面が取り付けられたドア。初めてこんなものを見た。(実はこの店、仮面の販売店だった)

 とにかくヴェネツィアの玄関ドアには、こんな油断ならない曲者たちが勢ぞろいしているので、気を付けて歩きましょう。意外な発見がありますよ!

コメント (2)
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