今日から8月、そしていよいよ梅雨明け!
ということで、気分一新して8月は寺社巡りは一旦中断し、フランス旅行の模様を紹介しようと思います。旅先はブールジュ。
フランス中部ロワール川流域南西部の都市ブールジュにやってきた。ここにあるゴシックの大聖堂見学が主目的だ。
前身は3世紀ころに建てられた聖堂。11世紀にロマネスク様式の大規模な聖堂に生まれ変わり、12世紀以降ゴシック様式に改築されて今日に至っている。
正式名称はサンテティエンヌ大聖堂。まだキリスト教が公認される前、石打ちの刑にかかって殉死した聖テティエンヌ(聖ステファノ)を祀った聖堂だ。彼はキリスト教最初の殉教者として聖人になっている。
建物の中間で横に張り出した袖廊の無い、寸胴型のシンプルな造りになっている。
西正面が正式の正面玄関だが、前に広場がないため全体をカメラに収めるのは非常に難しい。この正面には5つの扉口があるのだが、私が訪れた時は中央部分の修復工事中で覆いが架けられていて、扉口を見ることが出来なかった。
仕方なしに左端の扉口をアップ。
そこには無数の像がびっしりと刻み付けられている。
飛び出しているのは、ガーゴイル。
タンパンや周辺には色んな群像があった。動物を連れて歩く家族。描かれるのはすべて聖書の物語なので、これはノア洪水の話のようだ。
こちらには子供を背負った人の像も。とにかくバラエティ豊かな像があちこちに。
もちろん、聖人像が良く目立つ。
整列して進む人々の姿も見受けられる。
中央扉口上部のバラ窓は、ブールジュ領主のベリー公に捧げられたものだという。