東武日光駅前からバスで世界遺産日光東照宮の入口までやってきた。朱色の映える神橋の前から世界遺産のエリアに入る。
石段を上り始める。普通の階段の横にいかにも古い石段がある。そちらを歩きだした。
一段一段が石で出来ているのはもちろん、その段の両端にはゴロゴロした大きな自然石が並んでいる。いかにも歴史を刻んできた階段という風情だ。
後で調べてみると、この階段は二荒山神社別宮の本宮神社の続く参道であることがわかった。一口に東照宮というが、この地域は輪王寺、二荒山の二社一寺で構成されていて、本宮神社はそのうちの二荒山神社の一部ということになるようだ。
途中、本宮カフェという趣のあるカフェがあったが、歩き始めたばかりなので休憩はパス。
上ってゆくと勝道上人像のある広場に到着した。ここから二社一寺の中心部になる。
大きな鳥居への道は、段差の低い階段を踏みしめて進む。
五重塔が現れた。屋根の広がりが少なく、すらりとシャープな感じのする塔だ。ここの標高は634m。東京スカイツリーの高さと同じ数字だ。
さらに進むと巨大な建物が現れた。輪王寺三仏堂。三代将軍徳川家光によって建立されたもので、東日本では最大の木造建造物だという。そこに続く階段も実に幅広く雄大。
さらに進むと、ようやく陽明門が見えてきた。