新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

心ふるえる風景 パリ編⑬ 「ビュランの柱」で遊ぶ少女たちに出会った

2024-08-13 | 心ふるえる風景 パリ編

 パリ中心部 長い行列で賑わう ルーブル美術館のすぐ近くに

 ぽっかりと空いた広い庭がある パレロワイヤル=王宮と称されるスペースだ

 17世紀に建設された建物に ルイ14世が居住していたことから名称が付けられた

 

 コの字型の中庭の広場には 上の写真のように白黒のストライプ模様の柱が並ぶ

 足元程度の低いものから 2mを超えるほどの高いものまで その数260本

 

 作者はダニエル・ビュラン 

 ピレネー山脈の大理石を 加工した柱の列は

 「ビュランの柱」と呼ばれて パリっ子に親しまれている

 私が訪れた時には 2mの高い柱に少女たちが飛び乗ってはしゃいでいた

 中世の伝統的な建築と 現代の空間芸術が組み合わさった広場

 (こうした組み合わせは ルーブル美術館とガラスのピラミッドも同様だ)

 

 こんな場所で 子供たちの歓声がこだまするという

 不思議な光景を 目にすることが出来たのは

 ルーブルでルネサンス美術を 見た後だったこともあってか

 忘れがたい体験となった ひと時だった

 


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