次にスタンドグラスを見て行こう。ここでは13世紀から17世紀にかけてのバラエティ豊かなステンドが一気に鑑賞できる。
まずは13世紀のものから。最後の審判を描いたもの。
これは放蕩息子。
いずれも聖書の物語をテーマとして描かれているが、非常に細かく繊細な図案が多い。なかなか素人にはその内容を読み解くことは困難だ。
ただ、色彩を中心に鑑賞する方法もある。ここのステンドグラスは赤がとても鮮やかだ。フランスの大聖堂の中でも青が有名なシャルトル大聖堂の「シャルトルブルー」に対して、ここは「ブールジュルージュ」として高く評価されている。
描かれた人たちの姿も、アップにしてみれば結構わかりやすく、タッチも柔らかい感じがする。
本当なら1つ1つの物語をじっくりと解説付きで鑑賞したいと思った。
よく見れば人物たちが生き生きと躍動している。
そして、青だってとてもいい色だ。
15世紀以降のステンドグラスは、やはり人物描写のタッチが全く異なっている。これは「使徒たち」。
「聖ラウレンティウスと聖ステファノ」。16世紀のものだ。
13世紀に比べて人物たちより装飾がかなり多くなってきている。
周辺の装飾がこんなにもすごいものまであった。
聖母の生涯を描いたステンドグラス。これも読み解くのは困難を極めそうで、端からあきらめた。
最後にバラ窓。見事な豪華さだ。
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