
マッジョーレ教会の中については旧ブログで詳しく紹介しているが、ここに寄ったついでに、改めてこの教会の‟目玉”を紹介しよう。その1つは外観。サンマルコ広場からの眺めは、何世紀にもわたって世界からやってくる観光客に感動を与え続けてきた。アンドレオ・パラーディオの設計による彼の代表作品だ。

特に、ゴンドラと組み合わされた光景は、いつも立ち止まって見てしまう。

内陣にはティントレットの名作が掲げられている。右側には「最後の晩餐」。まるでお祭りのような騒然とした晩餐、斜めに切り取った構図など、斬新な作品だ。

その対角にあるのは「マナの収拾」。以前は暗い壁面にひっそりと掲げられていて、とても見にくかったが、今回行ってみると、この2点には照明が当てられていて鑑賞しやくすなっていた。

もう1点はヤコボ・バッサーノの「羊飼いの礼拝」。生まれたばかりのキリストに優しいまなざしを注ぐ聖母マリアの姿が暗闇に浮かび上がる構図。心がほっこりする絵だ。

ただ、こちらは照明が当たっておらず、全体を見ようとすると窓からの光が反射してうまく見られないのが残念だ。

また、後陣にあった聖歌隊席では、椅子に施された天使(?)たちが可愛らしい。

しかも、それがずらりと並んで、まさに大賑わい。

今回は、ちょうどヴェネツィアビエンナーレ期間だったので、この教会も協賛展示場となっていた。多国籍の人たちが鐘楼への通路に並んでいて、いつもは静かな教会が何か賑わいを見せているような錯覚に陥った。

教会の裏手にはヨットハーバーがあり、ヨットが勢ぞろい。この辺はやはり大観光地ヴェネツィアならではの景色かも。

それに加えて、ちょっとした公園も整備されていた。

このマッジョーレ教会の景色はいろんなところから見られるので、いろんな形で写真にも納めることが出来る。

こんな遊びもしてみた。

最後はやはりオーソドックスな風景を!
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