新イタリアの誘惑

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階段紀行・西日本 京都編③ 金戒光明寺の桜の階段、”涙の粒”に似た形やPR階段も

2021-06-26 | 階段紀行・西日本 

 京都市左京区にある金戒光明寺は、幕末には京都守護職として京都に赴任した会津藩松平容保の本陣となった寺。

 高い階段を昇った所に山門がそびえている。春はこの階段の周囲の桜が咲き誇ると、まるで桜のトンネルに包み込まれるかのような雰囲気を味わえる。京都にはあちこちに桜の名所が存在するが、こんな桜の階段も見逃せないポイントだ。

 京都駅ビルのすぐ前にある雑居ビル階段は個性的だ。見上げると、親指と人差し指をくっつけたような形が出現する。あるいは涙の粒にも見えて来る。

 階段を昇って見下ろした時は、朱色が強いアクセントになって印象的だ。

 さらに遠くまで吸い込まれそうな感覚にとらわれる。

 光の届きにくい角度の時は、暗さと光線との具合も面白い。

 角度を変えて眺めると、ちょっと幾何学的な構図にもなる。色々と違った発見を楽しめる階段だ。

 京都市の地下鉄構内階段にはいろいろなメッセージが書き込まれている。当初は市民の健康増進のために階段を使うことによるエネルギー消費効果をPRしていたという。また環境にやさしい公共交通機関の利用促進、それによる赤字解消も狙いの1つとされていた。

 さらに階段利用によるエスカレーターの混雑緩和もねらいだが、私が見ていた時間帯は、ほとんどがエスカレーター利用派の人たちだった。

 

 

 


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