新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

上野歴史散歩⑦ 不忍池では、ハスや水鳥の見物か、ボート遊びか、それとも芸の上達のお祈りをしようか?

2022-09-05 | 上野歴史散歩

 不忍池は、天海僧正が上野の地に京都の風景を再現しようという構想の一環として、琵琶湖を模して整備されたもの。従って弁天島は、琵琶湖に浮かぶ竹生島ということになる。

 池は蓮池とボート池とに分かれている。

 蓮池は夏場ハスの葉に覆われて水面が見えないほどになってしまう。

 が、冬になると広く水面が現れて、水鳥たちの格好の憩いの場になる。

 その鳥たちの動きと日の光が、水面に様々な模様を作り出すのを眺めているのも楽しい。

 一方ボート池は年間を通して家族連れやカップルがボート遊びを楽しんでいる。

 弁天島には弁財天が祀られている。

 朱塗りが映える六角堂は、不忍池のどちら側からでもお参りができるように、六角形になっているのだという。

 弁財天は芸能上達の神なので、堂の正面には芸能人たちが奉納した提灯がずらりと並んでいる。でもやっぱり演歌系の歌手の提灯が目立つなあ。

 


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