11日の土曜日、東京神田明神の神田祭に行ってきました。
この神田祭は江戸からの歴史を持ち、徳川家の支持を受けたことから江戸を代表する祭りとして定着。京都の祇園祭、大阪の天神祭と並らぶ日本三大祭りとも呼ばれている。
現在は、赤坂山王神社の山王祭と隔年開催となっており、今年が神田祭の本祭の年にあたる。
祭り自体は何日にもわたって行われるが、とにかく最も祭りらしい雰囲気を味わえる催しということで、神輿の宮入り風景を見に出かけた。
神社の境内に入ると、もうあふれるほどの人、人、人。最初の横山町の神輿が入場するころには立錐の余地もないほどの混雑ぶりになっていた。そこにまず提灯が入場してきた。
さあ、神輿入場。一斉に歓声が上がった。
担ぎ手の中には女性の姿も見かけられる。
別の神輿には本当に楽しそうに担ぐ女性の笑顔も見られた。
神輿第一号が本殿前に到着した。頭領の拍子木に合わせて一本締めが行われた。
それに合わせて担ぎ手たちも全員が手締めをし、宮入り一号の儀式が終了。
二基目の神輿は馬喰町。入口の門をくぐって入ってきた。
境内の群衆はさらに膨れ上がったようで、神輿がなかなか進まない。
担ぎ手たちの手に力がこもる。
先頭を担う若者の懸命な表情がさわやかだ。
対して長老たちも負けてはいない。
一連の宮入儀式が続く。神輿に付き添ってきた人たちはみな真剣な面持ちでそれを見つめる。
境内には喜多川歌麿作の江戸時代の神田祭風景が展示されていた。
さらに、アニメ仕立ての神田祭ポスターまで。
ここで神社を出て、神幸祭の行列を見ようと移動したら、ちょうど神田須田町付近で行列に出会った。
福島県の伝統行事、相馬野馬追の武者も平成以来参加しているという。
と思えば、浦島太郎を発見。
さらに鬼のような巨大な顔の張りぼても登場した。これらは附け祭りと呼ばれるものだそうだ。
行列の後方には、神田明神の祭神の一人である平将門の山車があった。
一通りは見たが、やはり神輿の宮入りの興奮と華やかさは「現場で見るに限る」と実感した祭りだった。
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