朝から雨時々雲りだ。大型で速度が遅い台風12号の影響によるものだ。今夜には四国や紀伊半島に接近する見込みとの事。遅い速度で北上するのは東の海上に張り出た高気圧があり、偏西風の影響もあるからだ。
台風は30年間(1981~2010年)に年平均約26個発生し、うち平均約3個が日本に上陸し、300km以内に接近したのは平均約11個との事(気象庁より)。アメリカでは8月下旬に東部を襲ったハリケーン”アイリーン”が各地に大きな被害をもたらした(死者40人超え)。台風12号被害が少ない事を願う。
台風は熱帯地方で発生した低気圧が発達したもので、ハリケーンやトロピカル・サイクロンも同様である。台風などの熱帯低気圧は発生する場所が限られており、太平洋・北大西洋・インド洋の緯度10~20度の熱帯収束帯と呼ばれる海域である。海面温度が26~27℃以上あると熱帯低気圧が発生すると言われている。
タイフーン(台風)は北西太平洋・アジア(日本を含)で、ハリケーンはアメリカなどの北中米で、他の地域ではサイクロンと呼ばれる。名称の違いは発生した場所や風の強さによって分けているからだ。世界の海は12の海域に区分けされ、各海域ごとに熱帯低気圧の解析・予報を行う気象機関が決められている。
12海域の担当する気象機関は、”National Hurricane Center”の 下記に
http://www.nhc.noaa.gov/aboutrsmc.shtml
気象庁の”台風について”は
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/index.html
朝にオシロイバナ(白粉花、オシロイバナ科)が線路脇の空き地で咲いているのを見つけた。別名にユウゲショウ(夕化粧)とある様に花は夕方開く・・雲り空なので勘違いしたのかな。アカバナ科にも夕化粧(マツヨイグサ属)と呼ばれるものがあり注意が必要だ。
オシロイバナ(白粉花)
丈は0.5m~1.0mと高くない。
花は夕方開き、微かな芳香がする。
花は径3cm位。花色は赤・白・黄などとこれらの色が混じった絞りや染め分けがある。
江戸時代始め頃に渡来した。観賞用に栽培されているが野生化もしている。
白粉花には花びら(花弁)がない。花びらに見えるのは萼(がく)で、その下の付け根にある萼の様なものは苞(ほう)だ。
ブーゲンビレア(別名:イカダカズラ)もオシロイバナ科で花に見えるのは萼である。
数mmの黒い種を潰して見ると、中身(胚乳)が白い粉が固まった様なもの・・白粉・・である(名前の由来)。