雲り空で陽射しはないが蒸し暑い日だ。
所用があり、仙台駅に出かけた。東口広場の北側に塩釜神社と藤村広場がある。藤村広場は島崎藤村(しまざきとうそん)に因んで三浦屋旅館の跡地に作られた広場である。石碑などがある。
島崎 藤村 詩人・小説家
明治5年2月17日~昭和18年8月22日
明治29年(1896年)9月 東北学院に赴任、三浦屋に下宿
明治30年7月 東北学院を辞任し上京
藤村の仙台の教師生活は1年足らずであったが、この間第一詩集「若菜集」を発表して文壇に登場した。
藤村の作詞「椰子の実」(詞は「落梅集」の一節、作曲は山田耕筰門下の大中寅二)は現在でも愛唱されている。
畑に行く途中でタチアオイ(立葵)が咲いていた。丈も1m足らずと小さく、花も小振りだ。花期は8月頃までなので、こぼれ種が成長したものだろう。頑張って咲いたんだなあ。
タチアオイ(立葵)
アオイ科アルテア属
別名にはカラアオイ( 唐葵)、ツユアオイ( 梅雨葵)、ホリホックなどがある。
丈は2~3m、長く真っ直ぐに伸びた花茎に沿ってアオイに似た花が咲く。
花色は赤・黄・白・紫・桃と色々である。花径は10cm前後。
小さい頃の思い出に、この花の花びらをニワトリのトサカに見立てて遊んだ記憶がある。然り・・コケコッコ花と呼ばれることがある。