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今日は秋分の日、彼岸の中日

2011-09-23 | 日記・エッセイ・コラム

 今日は秋分の日、「祖先を敬い、亡くなった人々を偲ぶ」ことを旨とする国民の祝日(昭和23年制定)だ。彼岸の中日でもある。
 秋分は春分と同様に昼と夜の長さがほぼ同じになる。しかし、昼を日の出から日の入までとすると、日本付近では、昼の方が夜よりも平均約14分長い。これは日の出・日の入を「太陽の上辺が地平線と一致する瞬間」と定義したからで、沈む太陽の大きさ分の時間が昼時間の長い分となる。また、地平線近くの太陽は大気中の光の屈折で少し浮き上がって見えるからでもある。
 秋のお彼岸は秋分の日の前後3日間 の計7日間である。春の彼岸も春分の日を中日とする計7日間である。彼岸とは仏教用語で、「浄土」、「煩悩に満ちた世界から解脱した悟りの世界」の事だ。悟りの世界とは、亡くなった人々・祖先の世界とされる。私達は祖先を供養するため、お彼岸にお墓参りする。

Matusima0923

      今日の松島。西行戻しの松公園より撮影。

 

 ヒガンバナ(彼岸花)、別名マンジュシャゲ(曼珠沙華)、秋の彼岸頃に咲く。歌に「赤い花なら曼珠沙華 阿蘭陀屋敷に雨が降る・・・」(長崎物語 昭和13年)・・古いね・・がある。そう、ヒガンバナは鮮やかな赤の花色だ(白花もある)。

Higanbana0922 ヒガンバナ(彼岸花)
ヒガンバナ科ヒガンバナ属
多年生の球根性植物
丈は30~50cm
 花色は赤(白もある)。花の姿は独特で枝・葉・節もない花茎が直立し、先端に花が輪生状に外向きに並ぶ。花茎の成長はとても早く、花も数日で終わる。花が終わると細長い葉を出す。葉は春過ぎ夏近くには枯れてしまう。花と葉が会うことがない。


Higanbana0923  有毒(特に鱗茎にアルカロイドの一種リコリンを多く含む)植物である。リコリンは水溶性なので水に晒せば食べれる救荒作物であった。
 別名にマンジュシャゲ(曼珠沙華)、リコリスがある。また、異名も多く、死人花(しびとばな)・地獄花(じごくばな)・捨子花(すてごばな)などと不吉さを表すものもある。