昨日に続いて金の話。
昔の日本は比較的多く金を産出する国であった。江戸時代中期以降の産金量は極めて少ない。マルコ・ポーロの東方見聞録(13世紀末)では噂話程度であるが、莫大な金を産出して宮殿・民家は黄金でできている、の記事がある。日本産の金が多かったんだろうな。
歴史的な産金の記述として、天平21年(A.D.749)陸奥国守の百済王敬福(くだらのこにきしきょうふく)は小田郡(現在の宮城県涌谷町付近)より黄金(砂金)が産出したことを報告、はじめて900両(約13kg)の金を献上・・がある。聖武天皇(第45代天皇)は産金を国家始まって以来と大いに慶び、年号を”天平”から”天平感宝”と変えた。
聖武天皇の発願による奈良東大寺の大仏(盧舎那大仏)には金メッキが施され、使用した金は4187両(約60kg)と文献にある。金メッキは金のアマルガム(割合は、金:水銀=1:5)を使用したものである。
買い物の帰り道で何時も目にする畑がある。結構な広さがあり、秋になると畑の一部で直売することもある。この畑の道沿いにヒマワリが垣根の様に植えてあったが今日サッパリと整理されていた。まだ咲いているものもあったのに・・少し残念。
ヒマワリといえば、TV番組の”DASH村”で宇宙航空研究開発機構(JAXA)からヒマワリの種をまく実験を提案されていたとの事。土壌の放射性物質を植物に吸収させる(ファイトレメディエーションと呼ばれる)ためだ。その植物がヒマワリだ。因みにその様子は9月11日(日)に放映予定との事。
ヒマワリ(向日葵、日回り)
キク科ヒマワリ属
英語では「Sunflower」、別名にはひぐるま(日車)、にちりんそう(日輪草)など。
名前の由来は太陽を追うようその方向に花が回るとの事から。しかし、この動きは若い時期だけだ。
花言葉は、私の目はあなただけを見つめる・・など。
大きな花のように見えるが多数の花の集合で1つの花の形を作っている(頭状花序と言う)。キク科の特徴だ。
種は扁平な長卵形。種皮の色は品種によって違い、油料用は黒色、食用・観賞用は長軸方向に黒と白の縞模様がある。
米ドラマ”Xファイル”の主人公のモルダーはこのヒマワリの種が好物で良く食べているシーンがある・・余談。