昨日に続き長寿のお話。”敬老の日”に備えて長寿祝いについて。
長寿とは寿命が長い事、長生きの事である。長寿祝いの年齢は数え年齢でするのが一般的だが最近では満年齢とする場合もある。
年齢でのお祝いは、
61歳還暦(かんれき):華寿とも言う。干支(えと)が一巡すると満60歳。
66歳緑寿(ろくじゅ):66を緑(ろく)・緑(ろく)と読むことから。
(日本百貨店協会の提案、・・上手いね。)
70歳古希(こき):杜甫(とほ)の「人生七十古来希」から。
77歳喜寿(きじゅ):「喜」の草書体が七十七に見えることから。
80歳傘寿(さんじゅ):中寿とも言う。「傘」の略体から八十。
81歳盤寿(ばんじゅ):将棋盤の升目の数81から。
88歳米寿(べいじゅ):「米」の字を分解して八十八。
90歳卒寿(そつじゅ):「卒」の略体「卆」を分解して九十。
99歳白寿(はくじゅ):「百」から一引くと「白」となる
100歳百寿(ひゃくじゅ):「ももじゅ」とも読む。文字通り100歳。
100歳紀寿(きじゅ):1世紀は100年である。
108歳茶寿(ちゃじゅ):「茶」を分解、十が2つと八十八を加えて108。
111歳皇寿(こうじゅ):「白」の99と「王」の十二を加えて。
111歳川寿(せんじゅ):文字通り、「川」は111。
120歳昔寿(せきじゅ):「昔」を分解して、廿(20)と百(100)から
120歳大還暦(だいかんれき):2回目の還暦(造語)。
ここで蘊蓄を一つ。
スコッチウィスキーの”オールド・パー”(パーお爺さん)は、彼の名前に因んだものだ。英国サロップ地方の生まれで、152歳(1483年~1635年)の長寿だった。パーを飲んであやかろうかな。
左の写真は仙台市から頂いた65才からの豊齢カード。ありがとう、利用してます。
何時もの散歩道を歩いていたら、垣根にあったキカラスウリが整理されていた。後日花と実を一緒ににアップしようと思っていたのだ・・残念。キカラスウリとカラスウリ、ヘビウリは花がとても似ているので、実を見てからと思ったからだ。でも、今日の花は「キカラスウリ」だ・・多分。
キカラスウリ(黄烏瓜)
ウリ科カラスウリ属
別名はマサキノカズラ(柾葛)
木々など絡みつくつる性の多年生草本。
雄花と雌花が別々の植物体につく雌雄異株である。
白い花が夕方~朝にかけて咲く。花弁(はなびら)の先端が細い糸状でまるでレース編みの様だ。
写真は雌花、花の付け根に実がなる。
秋になると実は黄色に熟する。カラスウリの実は赤橙色に熟し、キカラスウリより小さい。
キカラスウリの根からの澱粉(でんぷん)は天花粉(てんかふん)として利用されていた。天花粉とはベビーパウダーの事で、現代では滑石(タルク)鉱物と植物の澱粉で作られている。