くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

バクテ食べたい!

2008-01-15 20:36:35 |  旅のグルメ
暑い季節に食べる熱いもの、暑い季節に食べる冷たいもの。寒い季節に食べる冷たいもの、寒い季節に食べる熱いもの。なぜか両方おいしいですよね。真夏にあつ~いお茶がおいしかったり、真冬にアイスクリームがおいしかったり。それにしても、1月の中旬だから仕方ないけれど、東京は寒い・・・。こんな寒い日には、暑いマレーシアで食べておいしい熱いバクテが恋しい。これは、コタキナバルの「新記」という店のバクテ、一人前なり。 バクテの隣に、白っぽく映っているのは、刻みにんにく。チリは大きいのと小さいのと2種類。このすばらしいボリュームの薬味たち・・・。にんにくも、激辛も、大好きだが、さすがにこれは、全部投入できるはずもない・・・。これにライスと、アイスチャイニーズティーをつけて、8リンギットだった。お箸や、とり皿は、熱いお湯のはった「たらい」につかった状態で出てくる。何種類ものハーブと、骨付き豚肉を煮込んだ、漢方風味のスープは、とても深い味わいで、それでいてしつこくない。スープを一口すすっただけで、その日の疲れがひいてゆき、体質まで改善したような気になる。

「新記」は、コタキナバルの町の北端にある。ショッピング・センターのウィスマ・ムルデカ前の大通りを隔てた、アンズホテルの斜めむかいにある。(ちなみにこのアンズホテルの1階の中華料理屋「發記」もたまらない。)ざっくりな地図



新記

shinki.JPGこの界隈は、バクテ屋街で、「肉骨茶」と書いている店に夜入れば、それぞれの店ごとに特色あるバクテが食べられる。ある店では、スパイシーなど、3種類の風味のバクテーを用意していたりもする。「新記」は、アンズホテルというホテルの斜め前にあり、夜になると、ネオン官の電色の「新記肉骨茶」がうきたって目立つ。 バクテの起源は、労働者むけに、安い費用で生み出された朝食というが、なぜかどの店も夜しかやってない。バクテの素は、スーパーで手に入り、今回も買ってきた。自分で煮込み、それはそれで、そこそこおいしいのだが、やはり、店のバクテを食べると、あたりまえのことだが、あの家で煮たのはなんだったんだろう?、って思ってしまう。もちろん、その土地特有のメニューというのは、そこで食べるのが一番おいしいのはわかっている。だけど、この寒い季節、風邪の予防になるし、滋養豊富かつヘルシーなんだから、日本にも普及したらよい食べ物だと、バクテを思う寒い夜・・・。