アラームもモーニングコールもなしで、ひさびさにゆっくりとした朝。
3分も歩けばサンデーマーケットをやっているが、人ごみと暑さの中でのじゃらんじゃらんをする気力はまるでなし。
高所恐怖症の人は、窓に近づけないんじゃないかと思える、足元までガラス張りになっている部屋からのビューは、斜め下にWISMA MERDEKA、正面は前のビルの裏側ビュー、そして駐車中の車と、むこうの丘ばかり。部屋の内装は素敵だけど、ビューはさすがにいけてない。晴れていればキナバル山が見える位置だが、きょうはキナバル山がない!もっと早く起きていれば、頭くらいは見えたのかもしれない。
室内のいたるところに干し物がぶらさがり、床にはダイビング器材が並びといった具合で、自分たちのしわざとはいえ、明るくなってみると軽く衝撃。こいつらをパッキングかぁ…、と憂鬱になるが、朝食が先だ。たなぼたリージェンシー・クラブゲストの私たちは、南シナ海のながめがすばらしいリージェンシー・クラブのラウンジでも朝食はとれるが、やはりいろいろ食べるならメインのレストランだろう。ラウンジは、マレーシアのビジネスマンふうのおじさんが二人、お茶を飲んでいただけで、閑古鳥が鳴いていた。セレブ然とした、鼻ツン的な人もおらず、近づきやすい雰囲気だ。一方、ロビーのレストランはレストランといっても、ロビーにテーブルといすをならべただけでな~んの眺めもない。その1階の朝食会場は、バフェは大充実。見目麗しいペストリーが並んでいるが、ウェスタンには目もくれず、マレーシアに来てもあまり食べないマレー料理をかたっぱしからいただいてみた。ロティ・チャナイ、ナシレマ、そしてバサではないドライタイプのミーゴレンに、こっちでよく出る缶詰っぽい味の白いんげんのスィートチリソース味。
あ~んどミースープ
やっぱりホテルならではの無難な味。でも、銀座にあるマレー料理屋2件が、けっこうとるわりには、ちょっと残念な感じがするのに比べると、ずっとおいしいと思う。ついでに生野菜も大量にとり、ヨーグルトもいただいた。デザートはパイナップルにランブータン♪コーヒーのおかわりもして、朝から食べまくり。途中、白人の女性が、紙スリッパのままやって来たのにびびった。
さて、夕べ無謀にも洗った器材は、完璧ではなくても、いい感じで乾いてきていたが、一応、BCやウェットにドライヤーをかけてみた。そして洗濯物にはアイロン。その後もぎりぎりまで干して、11時すぎにパッキングをし、チェックアウトタイムの12時ちょうどにチェックアウトをした。
まずはセンターポイントまで歩き、日本へのおみやげを買った。たまには義理みやげにシンプリーチョコレートとか小じゃれたものを、と思ったが、いざスーパーにゆくと、ケチ魂が勝ち、アポロのパンダンケーキ、マンゴぐみ、BOH TEA、卓球印のクラッカー(HUP SENGという会社なのだが、ここのお菓子にはまずハズレはない)といった、いつもながらの実質的な、こっちの人のふだんのおやつに落ち着く。あてもなくセンターポイントとワワサンを歩いたら、おなかがすくだろうと思ったが、バフェで意地汚く食べまくったので、昼になっても食欲は皆無。スタバでコーヒーを飲むのがやっと。ワリサンスクエアのスタバって、超どこにでもあるスタバ然としているのに、お二階にあるトイレがマレーシア然としてるのはご愛嬌!?
私も友達も、あした日本に朝着いたらしっかり出勤なので、すっきりして帰ろうと14時半にスパへ行った。ピナンパンのカンダマンスパへゆき、ココナッツスクラブ、マッサージ、フェイシャルの2時間。きょうは、採光のよい部屋に通され、明るい中での施術ってのも、なんだかなぁ…。それにエアコンきいてて、ちょっと寒かった。きっとセラピストさんは、暑いんだろうな…。まあ、リピーター割引もしてもらったし、よしとしよう。でもやっぱりKKのマッサージって、力強くてもまれた感があってよいな。バリあたりだと、ちょっと物足りなくなってる。
スパからKKに戻る車の中で、「きょうは全然おなかがすかないね」「さすがに朝いっぱい食べたし、ダイビングもしてないし、スパでも横になってただけだもんね。」と話していたのに、わずか数分後、ハイヤットに着いたら、ふたりともいきなり空腹を訴え。ここでうまいものの締めに、アンズホテルの中華かスリメラカと行きたいところだが、もう時間がない。ハイアットのベルおじさんに荷物を出してもらうや否や、KKIAへタクシーでGo!
KKIAに着くと、またまたセルフチェックインに誘導される。KLから成田の便は、通路側と窓側のシートは全部うまっていて、仕方がないので、バルクヘッドの真ん中をとる。チェックインが終わると、機内食を待ちたくないので、マックとは逆の端にある、小さなアジアンスタイルのレストランでミースープ。これがまたおいしい。やっぱりマックなんかに行ってる場合じゃなくて、土地のものを食べなきゃね。
私は、Fish Cakeのミースープ
友だちは牛肉団子のミースープ
そして、そのあとの機内食は、おそろしくまずかった…。
KLIAに着き、旅の仕上げにテタレを飲むことにした。
なかなかテタレを扱ってる店がなく、適当に入ったカフェで「テタレありますか?」と聞いたら、テタレを飲める場所を教えてくれた。このあわあわともしばらくお別れだ。
テタレ後、関西に帰る友達と、それぞれのゲートに向かうためにバイバイした。ゲートへ移動がてらKLIAの免税をひやかすが、財布の紐は固い。店員につかまると、適当なマレー語でやりすごす。そうすると、「あら!あなたマレー語を話すのね!」「きみはマレー語を話すんだ!」ということで、店員の関心はそっちに移り、あとは適当にお茶を濁してバイバイだ。成田ゆきの便のゲートは長蛇の列だった。セキュリティチェックを男女別に分けているのに、ひとり、スキンヘッドの日本人男性が、女性の列に混じっている。You Tubeあたりでよく見た、WEBのウィルスバスターの宣伝のオヤジみたいな、悪そーな風体だ。こいつ、なんどセキュリティのスタッフに、「じぇんとるまんはそっちに並んでください」と言われても、がんとして動かない。横にはアジア人の妻だか愛人だかがいて(たぶん愛人)、「これと一緒だから」の一点張り。あ~、こういう人ってみっともなくて本当にやだ。5人並びのど真ん中の席が待ってるだけでも不機嫌なところにもって、こーゆーのをみると、不愉快度がア~ップ!
5席並びのど真ん中の席はうっとおしいが、それでもバルクヘッドで前に席がないだけに圧迫感は少なく、まあ耐えられた。かなりのリンギットが余っていて、次にKKに降り立つときには両替いらずのリッチ、なんて思っていたのに、なぜだかふだんは買わない機内販売で、ミモボットなるUSBメモリを買ってしまった。スターウォーズのC-3POがあまりにもかわいかったから。ちなみに私はスターウォーズには無関心。
9月27日。10日ぶりの日本は雨。バゲージが出てきたのは、会社に間に合うか間に合わないかの瀬戸際といったタイミングだったが、エアポートリムジンのチケット売り場へゆくと、TCATまでは渋滞で1時間半かかると言われ遅刻確定。どうせ遅刻なら、乗り換えが便利なNEXに乗ることにした。東京駅に着き、真夏の格好で超違和感。長期予報では、今年は残暑が厳しく、10月も暑くて、10月の最後の1週間だけが秋で、その後急激に寒くなるとか言ってたが、うそじゃん。この夏はきつぶしたグラディエーターサンダルはタワウで脱ぎ捨て、夏の終わりはややカバー度が高いブーサンにしてみたが、ブーサンじゃもうだめだ。サンダルかブーツしかはかない私には、いちばんいやな中途半端な季節の到来である。いっきょに秋だし、暗くなるのも早いし、今年も早くも終わりだね、な気分。
3分も歩けばサンデーマーケットをやっているが、人ごみと暑さの中でのじゃらんじゃらんをする気力はまるでなし。
高所恐怖症の人は、窓に近づけないんじゃないかと思える、足元までガラス張りになっている部屋からのビューは、斜め下にWISMA MERDEKA、正面は前のビルの裏側ビュー、そして駐車中の車と、むこうの丘ばかり。部屋の内装は素敵だけど、ビューはさすがにいけてない。晴れていればキナバル山が見える位置だが、きょうはキナバル山がない!もっと早く起きていれば、頭くらいは見えたのかもしれない。
室内のいたるところに干し物がぶらさがり、床にはダイビング器材が並びといった具合で、自分たちのしわざとはいえ、明るくなってみると軽く衝撃。こいつらをパッキングかぁ…、と憂鬱になるが、朝食が先だ。たなぼたリージェンシー・クラブゲストの私たちは、南シナ海のながめがすばらしいリージェンシー・クラブのラウンジでも朝食はとれるが、やはりいろいろ食べるならメインのレストランだろう。ラウンジは、マレーシアのビジネスマンふうのおじさんが二人、お茶を飲んでいただけで、閑古鳥が鳴いていた。セレブ然とした、鼻ツン的な人もおらず、近づきやすい雰囲気だ。一方、ロビーのレストランはレストランといっても、ロビーにテーブルといすをならべただけでな~んの眺めもない。その1階の朝食会場は、バフェは大充実。見目麗しいペストリーが並んでいるが、ウェスタンには目もくれず、マレーシアに来てもあまり食べないマレー料理をかたっぱしからいただいてみた。ロティ・チャナイ、ナシレマ、そしてバサではないドライタイプのミーゴレンに、こっちでよく出る缶詰っぽい味の白いんげんのスィートチリソース味。
あ~んどミースープ
やっぱりホテルならではの無難な味。でも、銀座にあるマレー料理屋2件が、けっこうとるわりには、ちょっと残念な感じがするのに比べると、ずっとおいしいと思う。ついでに生野菜も大量にとり、ヨーグルトもいただいた。デザートはパイナップルにランブータン♪コーヒーのおかわりもして、朝から食べまくり。途中、白人の女性が、紙スリッパのままやって来たのにびびった。
さて、夕べ無謀にも洗った器材は、完璧ではなくても、いい感じで乾いてきていたが、一応、BCやウェットにドライヤーをかけてみた。そして洗濯物にはアイロン。その後もぎりぎりまで干して、11時すぎにパッキングをし、チェックアウトタイムの12時ちょうどにチェックアウトをした。
まずはセンターポイントまで歩き、日本へのおみやげを買った。たまには義理みやげにシンプリーチョコレートとか小じゃれたものを、と思ったが、いざスーパーにゆくと、ケチ魂が勝ち、アポロのパンダンケーキ、マンゴぐみ、BOH TEA、卓球印のクラッカー(HUP SENGという会社なのだが、ここのお菓子にはまずハズレはない)といった、いつもながらの実質的な、こっちの人のふだんのおやつに落ち着く。あてもなくセンターポイントとワワサンを歩いたら、おなかがすくだろうと思ったが、バフェで意地汚く食べまくったので、昼になっても食欲は皆無。スタバでコーヒーを飲むのがやっと。ワリサンスクエアのスタバって、超どこにでもあるスタバ然としているのに、お二階にあるトイレがマレーシア然としてるのはご愛嬌!?
私も友達も、あした日本に朝着いたらしっかり出勤なので、すっきりして帰ろうと14時半にスパへ行った。ピナンパンのカンダマンスパへゆき、ココナッツスクラブ、マッサージ、フェイシャルの2時間。きょうは、採光のよい部屋に通され、明るい中での施術ってのも、なんだかなぁ…。それにエアコンきいてて、ちょっと寒かった。きっとセラピストさんは、暑いんだろうな…。まあ、リピーター割引もしてもらったし、よしとしよう。でもやっぱりKKのマッサージって、力強くてもまれた感があってよいな。バリあたりだと、ちょっと物足りなくなってる。
スパからKKに戻る車の中で、「きょうは全然おなかがすかないね」「さすがに朝いっぱい食べたし、ダイビングもしてないし、スパでも横になってただけだもんね。」と話していたのに、わずか数分後、ハイヤットに着いたら、ふたりともいきなり空腹を訴え。ここでうまいものの締めに、アンズホテルの中華かスリメラカと行きたいところだが、もう時間がない。ハイアットのベルおじさんに荷物を出してもらうや否や、KKIAへタクシーでGo!
KKIAに着くと、またまたセルフチェックインに誘導される。KLから成田の便は、通路側と窓側のシートは全部うまっていて、仕方がないので、バルクヘッドの真ん中をとる。チェックインが終わると、機内食を待ちたくないので、マックとは逆の端にある、小さなアジアンスタイルのレストランでミースープ。これがまたおいしい。やっぱりマックなんかに行ってる場合じゃなくて、土地のものを食べなきゃね。
私は、Fish Cakeのミースープ
友だちは牛肉団子のミースープ
そして、そのあとの機内食は、おそろしくまずかった…。
KLIAに着き、旅の仕上げにテタレを飲むことにした。
なかなかテタレを扱ってる店がなく、適当に入ったカフェで「テタレありますか?」と聞いたら、テタレを飲める場所を教えてくれた。このあわあわともしばらくお別れだ。
テタレ後、関西に帰る友達と、それぞれのゲートに向かうためにバイバイした。ゲートへ移動がてらKLIAの免税をひやかすが、財布の紐は固い。店員につかまると、適当なマレー語でやりすごす。そうすると、「あら!あなたマレー語を話すのね!」「きみはマレー語を話すんだ!」ということで、店員の関心はそっちに移り、あとは適当にお茶を濁してバイバイだ。成田ゆきの便のゲートは長蛇の列だった。セキュリティチェックを男女別に分けているのに、ひとり、スキンヘッドの日本人男性が、女性の列に混じっている。You Tubeあたりでよく見た、WEBのウィルスバスターの宣伝のオヤジみたいな、悪そーな風体だ。こいつ、なんどセキュリティのスタッフに、「じぇんとるまんはそっちに並んでください」と言われても、がんとして動かない。横にはアジア人の妻だか愛人だかがいて(たぶん愛人)、「これと一緒だから」の一点張り。あ~、こういう人ってみっともなくて本当にやだ。5人並びのど真ん中の席が待ってるだけでも不機嫌なところにもって、こーゆーのをみると、不愉快度がア~ップ!
5席並びのど真ん中の席はうっとおしいが、それでもバルクヘッドで前に席がないだけに圧迫感は少なく、まあ耐えられた。かなりのリンギットが余っていて、次にKKに降り立つときには両替いらずのリッチ、なんて思っていたのに、なぜだかふだんは買わない機内販売で、ミモボットなるUSBメモリを買ってしまった。スターウォーズのC-3POがあまりにもかわいかったから。ちなみに私はスターウォーズには無関心。
9月27日。10日ぶりの日本は雨。バゲージが出てきたのは、会社に間に合うか間に合わないかの瀬戸際といったタイミングだったが、エアポートリムジンのチケット売り場へゆくと、TCATまでは渋滞で1時間半かかると言われ遅刻確定。どうせ遅刻なら、乗り換えが便利なNEXに乗ることにした。東京駅に着き、真夏の格好で超違和感。長期予報では、今年は残暑が厳しく、10月も暑くて、10月の最後の1週間だけが秋で、その後急激に寒くなるとか言ってたが、うそじゃん。この夏はきつぶしたグラディエーターサンダルはタワウで脱ぎ捨て、夏の終わりはややカバー度が高いブーサンにしてみたが、ブーサンじゃもうだめだ。サンダルかブーツしかはかない私には、いちばんいやな中途半端な季節の到来である。いっきょに秋だし、暗くなるのも早いし、今年も早くも終わりだね、な気分。