2月22日(水)
夜中のうちに船はガーフ環礁に着いた。
かろうじてガーフのサンライズを拝めたが、今にも泣き出しそうな空。
それに目の前の島は、イメージするモルディブの島らしからぬでかさの島。
さらに夕べは、かつて経験したことのない耳痛で、ピーンチ!
そんなこんなで、初環礁到達にもテンションはあがらない。
でも、ビスケットとバナナと紅茶はしっかりいただき、1本目に挑む。
10. ガーフ環礁 ヴィリンギリカンドゥ Vilingili Kandu
早朝と曇天、さらに水深30メートルで、水中は暗い。
深く、遠くにサメたちがが入り乱れているが、なかなか近づいてこない。
だいたいカンドゥでのダイビングでは、カマスの群れにお目にかかる。
縞々のあるバラクーダでないと、あんまり興味がもてないけれど・・・
タカサゴ、ウメイロモドキの群れなど、魚影は濃い。
ただ、なんと言っても濃いのは・・・
私たちがスタンバイした背後は、ヨスジスロープ。
とにかく、スロープ一面にびっしり!私にとってはキモイ。
この、黒ずんだ鼻面が、どうにも受け入れられない。
大物待ちをやめ、ヨスジスロープを通過し、チャネルに入ると、水底には小ぶりのサンゴがいっぱい。
チャネル内のスロープはかわいいサンゴ団地。
流されてゆくと、水底は砂地に変わり、
スロープを見上げれば珊瑚礁。
アオウミガメが現れ、私たちを見るとすぐに隠れたが、頭隠して尻隠さず。
まわりこんだら、まる見えだよ。
外洋側では、スマカツオの群れが突如現れて、そして泳ぎ去ってゆく。
早い流れに乗ってゆくうちに、次々と変わる水中景観にきょろきょろ。
また別のスマガツオの群れが走っていった。
カンドゥは、みんな似た景観だけど、ここは景色がどんどん変わるのが楽しい。
またいつかここで潜りたい。
11. ガーフ環礁 クードゥカンドゥ Kooddoo Kandu
またまたコーナーでサメまち、
今回は、序盤からサメの出がよい。
流れはまあまあ。
サメはどんどん集まって来る。
それに、近づいてくる。
妊婦さんもいる。
コーナーを離れ、チャネルに入ると、前回とデジャブのような、サンゴ団地の景観。
カンドゥと名のつくポイントは、みんな似ている。
どこがどこだかわからなくなってきた。
12. ガーフ環礁 マーレハカンドゥ Maarehaa Kandu
ゆっくり潜降していくと、降り注ぐウメイロモドキの群れ。
着底したら、またまたサメまち。
さめ、サメ、鮫。
今回は、出るわ、出るわ。右から左へと、走馬灯のよう。
ひさびさにまとまった数のサメを見て、愉快、痛快、爽快。
妊婦さん、お子様など大小さまざま。
グレーリーフにホワイトチップにシルバーチップもいる。
願わくば、もっとたくさん出んことを。
そして願わくば、彼らの頭が、トンカチ型であらんことを。
サメまちをやめ、流れにのって移動開始すると、またまた不毛な水底が現れる。
チャネル内のサンゴはぜんぶ死んでいた。
安全停止に入り、水面を見上げると、ひどくうねうねしている。
それにおとといから、毎回、浮上のたびごとに、マスクの中が緑色になる。
それは鼻血。
こんなことをしていて、よいわけはない。
でも、年に1度の南下コースだから、だましだましやってゆく。
浮上したら、まさに波浪注意報な感じ。
空は鉛色、雨もぱらつき、ドーニ彼方、波間に見え隠れ、不安な感じである。
イクエーター号の巨大なドーニも、木の葉のよう。
やっとドーニが拾いに来てくれると、うねる水面と揺れるドー二で、ラダーで打撲だらけのエキジット。
もう、満身創痍。
さて、カオリータによれば、なんでもガーフ環礁だけが雨季の風向きで、荒れ模様の天気予報だそうだ。
そこで船はガーフ環礁は切り上げて、アッドゥに向かうことになった。
本来のツアースケジュールでは、1週目はガーフのダイビングで終了することになっていた。
2週目のゲストは、イクエーター号めざして、マーレからモルディブ国内線で飛んでくるが、本来、ガーフゆきをとりたいところが満席で、アッドゥゆきしかとれなかったために、どのみち船は1週目でアッドゥに行かないといけないらしい。
私もその影響で、トコロテン式に、アッドゥで下船せざるをえず、1年目で、期せずして赤道は越えることになってしまったが、ガーフでのダイビングが3本で終わりだなんて。
アッドゥは友だちからも、「サンゴがキレイだった」としか聞いていないので微妙。
10年前、はじめての赤道超えツアーを終えたばかりのブルーシャークに乗った。
そのとき、キヨコさん、もっちゃんと和美さんの間では、アッドゥはサンゴがきれいで、激レアなオサガメがいた、という話題でもちきりだった。
ウェイターの男の子が赤道超えの様子を、「うぃ かんと すぃー えにしんぐ ふぉー てん あわーず」と言っていたのが印象に残っている。
オサガメはたまたまだろうし、絶海を越えてアッドゥに行きたい、なんて、思いもしなかった。
ガーフは3本とも楽しかったし、カンドゥでのダイビングは、色彩に乏しいが、流れも大物も楽しいので、できればもっともっとガーフで潜りたかった。
私はガーフに未練たらたらのまま、母船はアッドゥにむけて夜間走行。
耳管、鼻腔、歯、すべての空間が、充血して炎症を起こしているのを、強く感じる。
よって、今日も、食事とダイビング以外の時間の大半は寝ていた。
まさか、こんなお相撲さんのような船上生活を送るとは、くやしいことだ。
当然、本日もBEER断ち&早寝を決め込む。
健全な生活、でも不健康。
夜中のうちに船はガーフ環礁に着いた。
かろうじてガーフのサンライズを拝めたが、今にも泣き出しそうな空。
それに目の前の島は、イメージするモルディブの島らしからぬでかさの島。
さらに夕べは、かつて経験したことのない耳痛で、ピーンチ!
そんなこんなで、初環礁到達にもテンションはあがらない。
でも、ビスケットとバナナと紅茶はしっかりいただき、1本目に挑む。
10. ガーフ環礁 ヴィリンギリカンドゥ Vilingili Kandu
早朝と曇天、さらに水深30メートルで、水中は暗い。
深く、遠くにサメたちがが入り乱れているが、なかなか近づいてこない。
だいたいカンドゥでのダイビングでは、カマスの群れにお目にかかる。
縞々のあるバラクーダでないと、あんまり興味がもてないけれど・・・
タカサゴ、ウメイロモドキの群れなど、魚影は濃い。
ただ、なんと言っても濃いのは・・・
私たちがスタンバイした背後は、ヨスジスロープ。
とにかく、スロープ一面にびっしり!私にとってはキモイ。
この、黒ずんだ鼻面が、どうにも受け入れられない。
大物待ちをやめ、ヨスジスロープを通過し、チャネルに入ると、水底には小ぶりのサンゴがいっぱい。
チャネル内のスロープはかわいいサンゴ団地。
流されてゆくと、水底は砂地に変わり、
スロープを見上げれば珊瑚礁。
アオウミガメが現れ、私たちを見るとすぐに隠れたが、頭隠して尻隠さず。
まわりこんだら、まる見えだよ。
外洋側では、スマカツオの群れが突如現れて、そして泳ぎ去ってゆく。
早い流れに乗ってゆくうちに、次々と変わる水中景観にきょろきょろ。
また別のスマガツオの群れが走っていった。
カンドゥは、みんな似た景観だけど、ここは景色がどんどん変わるのが楽しい。
またいつかここで潜りたい。
11. ガーフ環礁 クードゥカンドゥ Kooddoo Kandu
またまたコーナーでサメまち、
今回は、序盤からサメの出がよい。
流れはまあまあ。
サメはどんどん集まって来る。
それに、近づいてくる。
妊婦さんもいる。
コーナーを離れ、チャネルに入ると、前回とデジャブのような、サンゴ団地の景観。
カンドゥと名のつくポイントは、みんな似ている。
どこがどこだかわからなくなってきた。
12. ガーフ環礁 マーレハカンドゥ Maarehaa Kandu
ゆっくり潜降していくと、降り注ぐウメイロモドキの群れ。
着底したら、またまたサメまち。
さめ、サメ、鮫。
今回は、出るわ、出るわ。右から左へと、走馬灯のよう。
ひさびさにまとまった数のサメを見て、愉快、痛快、爽快。
妊婦さん、お子様など大小さまざま。
グレーリーフにホワイトチップにシルバーチップもいる。
願わくば、もっとたくさん出んことを。
そして願わくば、彼らの頭が、トンカチ型であらんことを。
サメまちをやめ、流れにのって移動開始すると、またまた不毛な水底が現れる。
チャネル内のサンゴはぜんぶ死んでいた。
安全停止に入り、水面を見上げると、ひどくうねうねしている。
それにおとといから、毎回、浮上のたびごとに、マスクの中が緑色になる。
それは鼻血。
こんなことをしていて、よいわけはない。
でも、年に1度の南下コースだから、だましだましやってゆく。
浮上したら、まさに波浪注意報な感じ。
空は鉛色、雨もぱらつき、ドーニ彼方、波間に見え隠れ、不安な感じである。
イクエーター号の巨大なドーニも、木の葉のよう。
やっとドーニが拾いに来てくれると、うねる水面と揺れるドー二で、ラダーで打撲だらけのエキジット。
もう、満身創痍。
さて、カオリータによれば、なんでもガーフ環礁だけが雨季の風向きで、荒れ模様の天気予報だそうだ。
そこで船はガーフ環礁は切り上げて、アッドゥに向かうことになった。
本来のツアースケジュールでは、1週目はガーフのダイビングで終了することになっていた。
2週目のゲストは、イクエーター号めざして、マーレからモルディブ国内線で飛んでくるが、本来、ガーフゆきをとりたいところが満席で、アッドゥゆきしかとれなかったために、どのみち船は1週目でアッドゥに行かないといけないらしい。
私もその影響で、トコロテン式に、アッドゥで下船せざるをえず、1年目で、期せずして赤道は越えることになってしまったが、ガーフでのダイビングが3本で終わりだなんて。
アッドゥは友だちからも、「サンゴがキレイだった」としか聞いていないので微妙。
10年前、はじめての赤道超えツアーを終えたばかりのブルーシャークに乗った。
そのとき、キヨコさん、もっちゃんと和美さんの間では、アッドゥはサンゴがきれいで、激レアなオサガメがいた、という話題でもちきりだった。
ウェイターの男の子が赤道超えの様子を、「うぃ かんと すぃー えにしんぐ ふぉー てん あわーず」と言っていたのが印象に残っている。
オサガメはたまたまだろうし、絶海を越えてアッドゥに行きたい、なんて、思いもしなかった。
ガーフは3本とも楽しかったし、カンドゥでのダイビングは、色彩に乏しいが、流れも大物も楽しいので、できればもっともっとガーフで潜りたかった。
私はガーフに未練たらたらのまま、母船はアッドゥにむけて夜間走行。
耳管、鼻腔、歯、すべての空間が、充血して炎症を起こしているのを、強く感じる。
よって、今日も、食事とダイビング以外の時間の大半は寝ていた。
まさか、こんなお相撲さんのような船上生活を送るとは、くやしいことだ。
当然、本日もBEER断ち&早寝を決め込む。
健全な生活、でも不健康。