くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

ゴールデンウィークだ!シパダンだ! 4月30日(月)シパダンダイビング編1

2012-05-30 16:12:15 |  ダイビング
早朝、アンカーをあげる音で、しっかり目がさめる。
船が動き出しても、まだ暗いし、眠っちゃなくても、そう簡単には起きあがらない。
ブリーフィングは6時45分。
6時半起床で十分だけれど、6時にモーニングコールのノックが来たら、起きるとするか・・・。

へさきに出ると、この季節らしく、海はぺたぺた。


雲多めのサンライズ。


とりわけ、シパダン上空に雨雲が…。


おなじみの超薄切りロールケーキとサバティーと若いバナナでスナック。

1本目は、ミッドリーフ。
クリスチーナが明るくブリーフィング。
クリスチーナは、去年の9月にもいたが、すぐにホリデーでKKへ帰ってしまった。
女子ひとり、この船でやってけるの?と思っていたが、健在でなにより。
ぷっくりずっしりしているが、愛嬌のある陽気な女性で好感がもてるし、マクロもなかなか。
しかーし、キャプテン・ダスリの2人目のヨメになったと知ったのには、超びっくり。
まだ、若いだろうに、なにを早まったの!?

ブリーフィングのあと、Jettyへサインに行く。
午前7時すぎのシパダン島には、人影もない。


う~ん、曇ってる。


きのうのセンポルナからマブールへの移動中に気づいたが、今回、送迎ボートはついてきていない。
かわりに白いボートがひとつ牽引されてきた。
スタッフは、「ないすにゅーぼーと!」と言っていたが、たぶんC/EにはNewなだけで、どうみても中古だ。
しかも、ボートは1艇しかなく、ダイビングは2グループをピストン輸送。
ダメじゃん…。
このniceでもnewでもないボート、センポルナからデイトリップでシパダンに来るボートに、感じが似ているが、ダイビングボートとしては、とても使い勝手が悪い。
まず、タンクホールドが深すぎて、BCを装着したまま立ち上がるのにはコツも力もいる。
エントリーは、右舷側しか使わず(左舷側にはハシゴがくくりつけてあるからか?)、フィンをはいてステップを3段昇らなければならない。
他のリゾートのごく普通のボートをみるたびに、「いーなー、普通のボートで」と、みんな口々に言う。


1st dive Mid Reef
白亜のボートの3段ステップは、セミロングのフィンには大敵。
ボートの縁も、立ちにくい。
苦労してジャイアントでいちばんにボートから飛び込むと、まあまあの透明度。
この時期の透明度としては、あと一歩かな?、といった抜け具合。
きっと、後半には、もうちょっとよくなるだろう。
水深2メートルまで頭が沈んだとき、耳も鼻もサイナスも普通に抜けるので、ほっと一安心。

さて、ミッドリーフのエントリーポイントといえば、ジャイアントクラム。
ロナルドが紹介するが、皆の反応は薄い。
無理もない。
このジャイアントクラムに、ハゼでも棲んでいれば、話は別だが、ただのでかいシャコ貝なだけなんだもん。

それより、ジャイアントクラムのまわりのコーラル群が、ずいぶん大きくなったものだ。

もともとエキサイティングなダイビングは期待できないミッドリーフ。
深度を下げても、これといった発見はない。




浅瀬に戻ると、バラクーダの群れが現れたが、ダイバーを寄せつけず、さっさと去っていった。


そして、浅瀬は、ただただ美しい。


エントリー前はどんよりしていたが、エキジット前には、水中にいても、強い日差しが感じられるようになった。


注目度の低い、ヒメフエダイの群れ密度はすごい。


さっきのバラクーダの群れに再会、でも距離は縮まらない。


エキジット後、朝食。
食後、30分もすれば、もう次のブリーフィングである。


2nd dive Whitetip Avenue
C/EではCoral Garden。でもWhitetip Avenue。
ミッドリーフの西隣。 
1本目、ステップを昇るのに苦労したので、バックロールで入ったら、水面まで距離の距離を感じた。

コーラル・ガーデン~タートル・パッチの、ウォル路線は、基本、何もいない。
魚影は濃いけど、シパダンだと、「何もいない」と言われてしまいがちなのだ。
アオマスク、スミレナガハナダイ、アケボノハゼ、クダゴンベ、ニチリンダテハゼ、オドリハゼ・・・。
沖縄やパラオだったら、スター魚目白押しなのに、シパダンだと、普通すぎなだけなのだ。









3rd dive Barracuda Point
3本目のエントリーは、12時ちょっとすぎ。
雨雲もいなくなり、すっかり南の島のふぜい。


これからフィンは、水面で履くことにした。
下が底なしでない限り・・・
水面でフィンを履いていると、下には、ツバメウオの群れがいた。


ギンガメちょろっと。


潜降していくと、壁に腹をむけたナポレオンが、真下を通過。




ハナダイ萌え…


カエルウオ萌え…


でかかったモンガラカワハギ


そして、バラクーダが現れ…














エキジットしたら、ランチ。
母船に戻って来たのが13時をいいかげんまわってから。
ウェット脱いで、シャワー浴びて、テーブルに全員がそろったのは、なんだかんだで13時半頃。
ランチ後、少しはゆっくりできるかと思ったら、14時半ブリーフィング開始。
そんなに急がなくても・・・。
けっこうスパルタな感じだ。


4th dive Barracuda Point
エントリーして、すぐにハダカハオコゼ白がいた。


アケボノハゼはキッ!


特別なことはなかったウォルから、リーフにあがると、バラクーダの群れがいた。
そして砂地では、トラフザメが休んでいた。


ズームしたら、スライムみたい。


動かない。


肩で息している感じだけれど、動かない。


徐々に近づいてみても、動じない。休んでいるのか、具合が悪いのか。


そして、みんなにいいように囲まれる。


固まりっぱなしのトラフはそのまま放置して、コーラルガーデンへ。
エキジット前は、キンギョまみれ。



こうして、あわただしく、シパダン4ダイブ完了。
マブールまでの間、おやつのバナナフリッターをはむはむ。
声は枯れているし、きょうもサンセットはやめておこう。
だから、Tigerぷしゅっ。



みんながサンセットナイトに行っている間に、2缶目をぷしゅっ。
ディナーで3缶め。
そして、そのまま酒宴へと発展、今宵も更けてゆく。
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ゴールデンウィークだ!シパダンだ! 4月29日(日) セレベス・エクスプローラー乗船編

2012-05-30 16:05:40 | ボルネオ
夜明けのKK
まさか夜明け前に、設営中のサンデーマーケットを、ダイビングバッグごろごろ引いて歩くとは、思わなかった。
しゃがみこんで犬屋さんの小犬のケージをのぞくと、黒々とした鼻と目がこちらを見つめており、いやされる。
そうこうするうちに、タクシースタンドのあるミリメワから、すっかり離れてしまった。

市役所側に出て、長距離バスターミナル前を通ると、バスのおにいちゃんに、「ラブアンはこっち」と手招きされる。
私は、ラブアンにはいかないよ。
どーみたって、ラブアンに行きそうもないでしょ!?
だいたい、ラブアンゆきのバスを使う日本人なんて、めったにいなそう。
こっちのローカルの若い男の子は、みんなラブアンが好きで、休みになると、こぞってラブアンに行ってたけれど・・・。
DUTY FREEでお酒がいっぱい飲めて、DISCOなんだそうだ。
私がお酒飲みに行きそうに見えるってことですかい?
あ、そういえば、このゴールデンウィーク、e-diveのラヤンラヤンチャータークルーズもウィッシュリストに入っていて、ラブアン発だったなぁ、とふと思う。
ラブアンは島だし、ここからそう遠くないJETTYから、船があるのに、バスもあるんだ。バスごとフェリー扱いになるのかな?
高等裁判所前を通り、カンポンアイルのタクシースタンドに近づくと、タクシーのおじさんたちが、手招きしていて、無事、乗車。
タクシーの窓から外を見ると、インディゴの空の中、真っ黒なキナバル山の稜線が、くっきり浮かび上がってきた。


KKIA(Kota Kinabau International Airport)
ジスコのピックアップ時間よりも早く空港に着いてしまったので、空港はとても静か。
カウンターはがらがら。
荷物をドロップしたら、朝食をとりたいが、ここ数回、いつも使っている空港のローカルフードレストランは、まだやっていない。
もう一度、車寄せに出て、キナバル山を見る。
時計はまだ、5時30分をまわったところであるが、真っ黒だったキナバル山も、稜線がオレンジがかってきた。


やがてゴールドになり…


空も薄紫に。


わずか1分の間にも、空はどんどん明るくなる。


それでも、太陽は昇りそうで昇らない。




そしてついに・・・



なんだかんだで40~50分、キナバル山を見ていた。
すっかり明るくなり、逆光でまぶしいので、空港のビル内に戻ると、お目当てのレストランもオープンしていた。
もちろん、ここではいつもの海鮮汁麺。



食後は、マックの前にゆき、WiFiを使わせていただく。
そして、ゲートへ移動。
トイレから出てくる知人とばったり会い、ゲートでみんなと再会。


MH2121便 コタキナバル07:30 タワウ08:15
いつものように、ローカル紙のDaily Expressをとって、離陸までローカル新聞を読む。
離陸すると、KKの町と、南シナ海に浮かぶ、マヌカン、マムティック、スルグ・・・


機体が旋回すると、夜明けには、あんなにクリアだったキナバル山には、早くも雲がたなびいていた。


キナバル山が見えなくなると、下界には、ボルネオの原生林に覆われた山々が続く。
そして、着陸体制にはいると、タワウのボルネオ・グリーン。


このボルネオ・グリーンと、泥んこの川の、マットな感じが、ボルネオっぽい。


ボルネオ・グリーンが、椰子の葉だとわかる高度になったら、まもなく着陸だ。


南シナ海、KKの町、キナバル山、レインフォレスト。
もう何十回、この景色を見たことか。
わずか45分間、ボルネオの醍醐味が凝縮された景色には、飽きることがない。


タワウ~センポルナ
タワウの到着ホール出口には、C/Eのいつものドライバー。
きのうの朝、CXのディレイ騒動で、あわててパッキングをして家を出たため、Tシャツ不足だったことに気がついた。
今回のゲストは14人。
私の荷物はさっさと出てきたし、全員が揃うのに時間がかかりそうだったので、空港のブティックというか、バティーク&Tシャツショップに物色にゆくが、おらんぷてぃ(白人)で混みあっていた。みんな大柄で、間を縫って短時間で物色するのも大変そうなので、あきらめることに…。
ふたたび出口に戻り、みんながそろったら、ワンボックス2台に分乗。
なんだかバランスの悪い乗り方で、もれなく、混んでいる方に乗ってしまった。
いつもの椰子の木農園ドライブは、寝てすごすはずだったのに、一睡もせず、しゃべり倒した。


センポルナ Milimewa Superstore
センポルナエリアに入ると、なんとなく車の流れが緩慢。
日曜朝って、トラフィックジャムるの?
スーパーミリメワに寄り、各自、必要なものを購入。
私が買うのはTIGER BEER。
船に積んでないことを懸念して、いやむしろ、載ってなければいいな、くらいな感じで、Tigerを1カートンGET!
他にミネラルウォーターも仕込んでおきたいが、Tiger1カートン抱えたら、狭苦しい売り場の中、なんとなく身動きがとれなくなったので、船のぬるい飲料水を飲んでしのごう。

一抹の不安はあるが、VISAで支払おうとしたところ、キャッシャーのお姉ちゃんに「ここではできないから、あっちのレジで」と言われた。
奥のレジのお姉ちゃんが、明るく「こっちこっち」と笑顔で呼んでくれたが、カードをシュっとやったら、「オフライ~ン」。
端末がつながっていないから、2階にゆくように言われた。
キャッシャーのお姉ちゃんと一緒に2階へ向かうが、なぜかお姉ちゃんは階段を駆け昇るので、私も駆け昇る。
この界隈で、走る人なんていないぞ。
持ち場を長く離れないプロ意識!?
2階でなんとか、無事決済。
あとは、不正使用されないことを祈るのみ。
そして、また駆け足で、1階のもともとのレジへ戻り、ビールを引き取った。
他の女子たちは、ジュースをいろいろ買い込んでいた。
ジュース・・・ねぇ・・・
私は、終日サバティーでいいや。
甘い飲み物がほしくなったら、練乳か、マイロだ。
みんな買い物をすませ、またワンボックスに乗り込みJETTYへ向かうと、何台か前の車が、別の車をこすったようで、もめていて、またまたぷち渋滞。
当事者たちは、数分でなんとか決着をつけたようで、車は動き出し、新JETTYゆくのかと思いきや、ドラゴンインの方にまがり、炎天下のシーフェストホテル前で降ろされた。
そのあと、段取り悪く、しばらく乗船できずに、暑い、暑い。


セレベス・エクスプローラー
いつもの送迎用ボートで母船へ移動。
母船の後ろには、いまなお屋根のないダイビングボートと、木造の平船がつけてある。
まぢですか?
去年の9月、「先週のストームで屋根がふっとんだ」とかって言って、「屋根はもう発注してある」とか言っていたくせに、くせに、くせに・・・。
あの、屋根がない船をまだ使ってるなんて、ありえない。

ラウンジに入ると、スタッフ席に、なぞのアジア人が数名、感じよくあいさつ。
下船待ちの、1週前のクルーズのゲストかな?
そして、船にトムはいるが、ジェリーはいない。
聞いたら、ジェリーは2日間のオフだそうだ。
トム以外のダイブマスターは、去年9月にもいた、クリスチーナと、ボートマンだったロナルド。

ゲストカードに記入していると、アジア人たちは、なにやら50センチ角くらいのダンボールから、機械を取り出している。
あれ?今から荷物とりだして、帰るんじゃないの?

さて、ゲストカードに記入して、もらった部屋は前方。
前の方って、狭いからいやだなぁ。
今回、私とルームシェアで申し込んでいた友達はキャンセルとなったので、初対面の方と相部屋。
この部屋割りも、何度も来ているのに、狭苦しい前方で相部屋だったり、ヘビーリピーターでもないのに、後方のゆとりある部屋で、シングルチャージも払っていないのに 一人部屋だったり、わかりかねる。
もっとも、チャーターの場合は、旅行会社の一存らしいので、これはC/E側ではなく、ジスコめ・・・、なのだ。

みんなルームキーをもらったら、バッグから器材を出して、各自部屋に入る流れなので、ラウンジからは三々五々人が消えた。
私も外に出ようとすると、床に、業務用掃除機のような形で、中では液体がぼこぼこしている機械が2台置いてあるのに気がついた。
アジア人の一人が、その機械をアピり、「air cleaner」だとにこやかに言う。
ダンボールの中身はこれだったのね。
ふむふむ。この船の空気を浄化するのはいいことだ。
よく見たら、なぞのアジア人の一人は、C/Eの大ボスだった。
「エアクリーナーを用意していただいたことをあぷりしえいと」だとか言って、その場を去る。

それにしても、なかなか出発しない船。
「まだ出発しないの~??」が、そこここから聞こえてくる。
毎度のことだけれど、何かあると、すぐにゲストリレーションズのエリエルを呼んでしまう。
エリエルいわく、「レンタルの人たちが戻ってきていない」との事。
今回は、器材レンタルの方々が3名。
センポルナで送迎ボートに乗った場所が、まさに、器材をレンタルするボルネオ・グローバルのまん前なのに、わざわざ一度、母船まで連れてきて、また、陸に戻ってレンタルさせるというムダさ。
どーして、乗船前にレンタルさせない?

ランチも終わり、1時をすぎて、やっと船が出た。
いつのまにか、社長ご一行様の姿もなくなっていた。
空気清浄機の稼動を見届けに来たのだろう。
そして、予想はしていたが、トムも消えていた。
この人の日本人嫌いにも困ったもんだ。
船が動き出してしばらく、ラウンジに人も少なくなった頃、「トイレが流れない」、と眉をひそめながらあがってくる人あり。
「トイレ流れないよぉ~!」と、またエリエルにせまると、「この海域にはゴミが多くて、パイプが壊れるから、走行中は流せないんだよ。」だそうだ。
なんですと???

確かに、センポルナからマブールまでは、プラスチックバッグ、ペットボトル、木片など、いろいろなものが浮いている。
こうしたゴミの不法投棄や、ダイナマイトフィッシングは、いったい、いつになったら撲滅できるのだろう?
だから、たぶん、海水をくみ上げるときに、ゴミがつまるんだろう。
エリエルは、「かわりにスプレーガンで流せるよ」とさらり。
スプレーガンは、ふれっしゅうぉーたーでしょ!?
今回、あんたたちのよく言う、水を使いすぎる、全員日本人なんだから、水なくなったらどーすんのよー???
シパダンがなかったら、どう考えても、乗ることはない船である。

ダイビングのチーム分けも、8名、6名。
わたしは、ロナルドチーム8名に所属。
出発が遅かったので、マブールに着いた頃には、もう、陽が西に傾きはじめていた。
2ヶ月ぶりのダイビング。
2ヶ月前に、モルディブでこっぴどくやっちまった耳はどうなんだろう。
4月になってやっと完治したと思ったら、先週、また新たに軽い風邪をひいた。
マブールでのオリエンテーションが、パラダイスリーフだったら行こうかな、と思ったが、SMART HOUSE REEFなので、寝不足だし、風邪気味だし、きょうは休憩。
皆はしっかり2本目ナイトも潜っていた。


きょうは、なぜかおやつはなく・・・
船の缶入りクッキーを、ひたすら食べる。
みんながナイトに出かける頃には、ビアタイム。
今回、船にはビールは大量に搭載されていたが、ははは...買ってきちゃったもん。
飲まなきゃ。
さっそくビールをごくごく。

そして、ディナーが20時からと、この船にしては、遅めのスタート。
初日から、お魚1テーブルに一皿と、マンゴてんこもり。




ディナー後は、まだ初日だというのに、酒宴全開。
ポン酒にウォッカにジンにウィスキーに梅酒に、つまみも潤沢。
日本人ダイバーって感じ。
初日なのに、23時まで飲んでしまった。
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