くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

Go To 屋久島(1) 2020年10月4日(日)

2020-11-29 21:14:05 |  ダイビング
My「GoToトラベル」第一弾
都民には無縁と思っていたGoToの神が降臨した10月。
やっと大手を振って旅行ができる!
Go Toと、2000円で5000円分のバリューがある「やくしま満喫商品券」との合わせ技で、今は屋久島がコスパ最高!
というわけで、今年2度目の屋久島へGo!


JAL641便 羽田06:25発 鹿児島08:15着

今回は3泊4日。
少しでも多く屋久島の海を潜るために、いわゆる「到着ダイブ」をしなくては。
コロナの影響で減給の憂き目にあっているので、以前のように、鹿児島前泊なんて出費はできない。
なので、きょうも4時起きの始発便利用で、午前中に屋久島入りだ。
4時起きなので、朝食は空港でGETと思ったけれど、けさもまた買いっぱぐれ。
東京のGo To解禁で、羽田空港の売店営業も少しは拡大するんじゃないかと期待していたけれど、鹿児島便のゲートはすみっこで、ゲート近くの売店は閉ざされたままだった。
早朝の空港も、だいぶにぎわいを取り戻しているのに。
ファミマの自販機はあるけれど、旅情がないと、今週も朝食難民のまま搭乗。

さて、きょうの本州上空は雲に覆われ。


雲の上から眺める、中秋名月から3日後の月。


九州上空にはいって、やっと雲がとぎれ、日南海岸が見えてきた。


でも、うろこ雲。

わかっているけど、九州まで南下したって、もう夏の要素は残っていないんだ。

鹿児島空港近くは太陽さんさん。


さて、鹿児島空港での乗り継ぎは、もともと30分しかない。
願わくば、鹿児島に早く着いて、あわよくば、鶏飯にありつきたい、という淡い期待もむなしく、逆に、地味にディレイして到着。


JAC3741便  鹿児島発08:45 屋久島着09:25
東京‐鹿児島の到着ゲートを出ると、すぐとなりが屋久島ゆきの出発ゲートだった。
出発20分前になっていたが、まだ搭乗開始にはなっていなかった。
ゲート職員に「ボーディングまで少し時間ありますか?」とたずねたら、「間もなく搭乗開始です。」との返事。
あわててカフェに走り、サンドイッチとコーヒーをゲットして、なんとか朝抜き回避。

ところで、屋久島歴6回にして、はじめて「天候調査」とか「条件付き」という言葉を聞かずに出発だ。
幸先よいスタート!?

きょうの桜島。


薩南上空はよく晴れて、種子島もよく見えたし、前回は、梅雨末期の豪雨ビューだったけれど、きょうは屋久島上空も快晴。

海も穏やかで、とてもいい感じ。

そして、屋久島空港も、完璧な秋晴れ!


今回もダイビングサービスは、高久至さんの屋久島ダイビングライフにお世話になる。
空港でピックアップしてもらって、途中、宮之浦のスーパーヤクデンでお弁当買って、お店のある志戸子まで移動して、屋根で寝ていた、大好きなニャタロウに挨拶して、大急ぎでダイビングの準備だ。
とはいっても、のろのろ、もたもたしてたけど。


1本め タンク下
スタートは、大好きなタンク下をビーチエントリーで。
季節的にめずらしいコブシメが3体やって来た。
でかくて、105㎜レンズでは無理!




そこだけ南国なサンゴあったり。


砂地でハゼコレクションしたり。
シマオリハゼ。


ミズタマハゼ。水玉すっとんじゃったけど。


ヤツシハゼ属の1種‐6なの?


シャコガイにはウミタケハゼ。

残念ながら、7月に見た、キレイなシャコガイのウミタケハゼ離れてしまったそうだ。

ベラコレ。
タコベラ幼魚。




なんらかテンス属の子。


ツユベラの若者。


スジベラかな?


ブダイコレ。
ブダイの子どもたちが1~2ダースでつるんでるのがかわいい印象の屋久島。
でも、季節は秋。そうした光景は少なくなってしまった。




イロぶーちゃん!





タイドプール
タンク下のあとは、またまた来た道を通って、空港のむこうの安房地域へ。
2本目というか、春田浜のタイドプール、タンクなしでギンポ~ず観察だ。

わ~い♪ タイドプール大好き♪

でも、きょうはちょっと水が多くて、鏡面にはほど遠く、ロウソクギンポも不活性。



おまけにときどき、ざっばーん!と外洋から波が入ってくる。
そのたびに、視界は泡、泡、泡。
ロウソクギンポは動じないけれど、私はそのたびに、泡だけにあわあわする。

きれいめのウミウシみ~っけ。

でも、ファインダーのぞいている間、なんだかかすんでよく見えない。
違和感覚え、よく見たら、ポートが曇ってるーーー!
ハウジング内には、ピザカッターで線をつけたような水滴が!
どど~ん!
フライトの圧変化でポートが開かなくなるのを避けるために、緩めにしておいたのが凶と出た。
1本目に水が入らなかったのは不幸中の幸い。
ハウジングあけて、水分ふきふきしたところで、思ったより潮が引かないし、一湊に戻っての3本目のダイビングまでの時間も押しているので、撤収となった。

タイドプールは海藻のおりなす泡メルヘンがいいらしいので、また来年、夏前に出直さなくちゃ。


無念のゼロ戦
3本目は、ふたたび一湊に戻って、ボートダイビングでゼロ戦へ。
日も傾いたころにエントリー。



水中では、フタイロハナゴイが狂おしく産卵行動をしていた。
が、カメラが動かない。
先ほどのプチ水没で、カメラが大事にはいたることはなかったけれど、水気を吹き飛ばしたときに、内部のパーツがはずれていたのだ。
単なるお荷物と化したカメラを抱え、いつになく雄々しいフタイロハナゴイを、ただただ指をくわえて眺めているだけ。
至さんには、心のシャッターにと言われたけれど、そんなんでおさまるわけないじゃんwww
をして、皆は中層でフタイロハナゴイを撮る中、私はマルソデガラッパと戯れるのであった。

折に触れて、やっぱり夏の屋久島がいい!とは思うけれど、フタイロハナゴイの産卵は今の季節というし、これまた、また来年もこの季節にまた、屋久島こなきゃいけない。

春のタイドプール、夏に海のオーロラ、秋の産卵行動…。
ウィッシュリストいっぱいで、年に何回屋久島来ればいいんだ?

民宿 アース山口
ダイビング終わって、今回の宿、「民宿アース山口」にチェックイン。



楽天トラベルでとったけれど、Go Toと、屋久島まんきつ商品券で、さいふに超やさしい。

お部屋の設備は、ミニマムだけれど、清潔感あふれている。



お風呂は男女別の家族風呂だけれど、ガラガラだったので、待つこともなく。


レストランパノラマ
夜は宮之浦の「レストランパノラマ」でおいしいイタリアン。

大人数で、次から次へとオーダーしたので、もう、何をオーダーしたか覚えていないけれど、すべておいしかった。

長くて、浮き沈みの激しい1日だった。