「ぺヘル」の百号と40周年記念式典は、売れている雑誌でもないと思うのだが、座れなくて入口に立っている人たちも大勢いるにぎにぎしい会になっていた。しかも、雑誌に載った詩に曲をつけて、ギター、フルート、インドの伝統楽器、タブラ、ハーモニヤムで演奏しながら、詩を歌い、一つの曲は、まだ小さい子供が歌ってもいた。会はインドでは珍しく、定刻の6時半に始まり、詩の朗読などが8時半ごろまであったのち10時近くまで演奏があったのち、博物館の向かいのクリシュナ・ホテルで夕食が供された。一体この費用はだれが払うのかと、何度かインディアン・コーヒー・ハウスで会った人に聞いたら、すべてギャーンランジャン氏が一人で進めているのだという。これだけの催事を一人で出来るはずがないので、ますます疑問に思われる。