芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

植草一秀氏の市場分析を拝借して感想を述べる

2015年09月01日 | Weblog

私は、経済の専門家ではないから、植草一秀氏のブログ『知られざる真実』の記事から拝借して最近の経済情勢を記し、私なりの感想も述べてみる。尚、初めに述べたように、経済の素人であるから、ここに書く感想は、単なる素人の世迷言ではある。

植草一秀氏は、麻生財務大臣の何年も前からバブルであるという中国経済市場に対する無知を指摘して、上海総合指数が2007年10月に6124ポイントの史上最高値を記録したのちに、2008年10月に1664ポイントにまで暴落したのち、2009年8月に3478ポイントまで反発したが、それ以来、2014年7月に2000ポイント水準に到達するまで、丸5年間の長期株価低迷相場を続けてきた。その2000ポイントの株価が、昨年10月ころから急騰し、本年6月に5178ポイントの高値を記録した大暴騰の後再び急落し、8月25日には3000ポイントを割り込んだ。

麻生財務大臣も安倍首相も祖父の代から、米国しか眼中にないのだから、中国について無知なのは当然である。その中国に世界中の株価が引きずられ、日本の株価も暴落を喫した。私の知る限りの過去の株価暴落は、一旦、下げてから反発し、そのまま、反騰していく場合と、再度下げて、直近の暴落を下回った場合、長期低迷に陥る。政府は株価操作で、人気取り政策を続けてきたので、もし、今週以後株価を回復できないと、政権は、8月30日の12万人超す国会包囲の大デモによる打撃も受け、不能状態になるかもしれない。というのは、株価を上げる資金が後、どこから持ってこれるかにかかっているからだ。これ以上に国民の財産を株価上げに使って、外国に貢ぐことを国民が許すかどうかである。